テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

― 雲湧く時代 ―

2009-11-25 22:14:42 | ブックス
 本日はちょいっとタイムリーな御本をご紹介いたしますよ~♪
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ~♪
 ネーさ、たいむりッてェ、なにィのことでスかァ??」

 ついこのあいだの日曜日、
 11月22日に’09年の大河ドラマ『天地人』が最終回を迎えました。
 そして、次の日曜日、11月29日から放送開始となるのは、
 司馬遼太郎さん原作のスペシャルドラマ『坂の上の雲』~!
 ならば、予習をしなくちゃ!という次第で、こちらを、どうぞ~!


 
      ―― 秋山好古・真之兄弟と正岡子規らが生きた時代 ――



 別冊歴史読本の第48号、’09年10月に発行されました。
 《『坂の上の雲』への招待》と副題が添えられています。

「えェ~とォ、えェ~とォ、これはァ……めいじィじだいィ、でスかッ?」

 ええ、そうなんです。
 明治時代の日本の、
 陸軍で騎兵将校として名を馳せた秋山好古(あきやま・よしふる)さんと、
 海軍の名参謀と呼ばれた真之(さねゆき)さん兄弟、
 秋山兄弟と深い親交があった正岡子規さんたちが主人公のドラマ、ですね。
 
「むむゥ~、めいじィはァ、むずかしィ~」

 そうねぇ……
 幕末――新撰組や龍馬さんを描いた諸作とは事情が異なり、
 日清・日露の戦争を背景とする『坂の上の雲』は、
 司馬さんの作品の中でも評価が定まっていない御本、
 と申せましょうか。
 そんな御話を、はたしてTV局さんは
 どんな風に映像化してくれちゃうのか……
 楽しみであり、ちょっと心配でもあり……
 
「はいゆうさんはァ、みんなァ、すてきィでスよッ♪」

 ステキな俳優さんたちが、
 明治の元勲諸侯をどう演じてくださるのか、
 これはもう期待一筋!ですわね。
 
 明治~大正の偉人さんたちは大勢いらっしゃいますが、
 ネーさが以前から贔屓にしちゃってますのは
 薩摩の出身で、《日本海軍の父》といわれる
 山本権兵衛さん。

 権兵衛は、この御本では『ごんひょうえ』とフリガナされていて、
 また他に『ごんのひょうえ』とも書かれている資料もあるようですが、
 決して、いいですか、決して――

「ごんべェさんッ??」

 ち~が~い~ま~すっ! (←恨めしや~のリズムで!)
 そう読んではいけませんっ!
 ……確かに、字だけではね、そうとも読めるんですけど、
 権兵衛さん御自身はそう呼ばれるたびに、
 違う!ゴンベエではない!
 と否定しておられたのよ。
 でも、当時の新聞はゴンベと書きたてたらしいし、
 庶民さんたちは親しみをこめてゴンベさん、と呼んでいたのだとか。
 ユーモラスなエピソードをお持ちの権兵衛さん、
 ドラマでは石坂浩二さんが演じるんですって。
 
「きんだいちィさんッ、でスねッ!」

 入り組んだ日清・日露の戦争の裏側をもっと知りたい、という御方には、
 小説では浅田次郎さんの『蒼穹の昴』が、
 ヴィジュアルでは宮崎駿さんの『雑想ノート』がおすすめです!
 
「ふァいッ!!
 みやざきさんのォ、まんがはァ、すごォ~くゥわかりやすいィでスゥ!」

 秋山兄弟の生きた時代を映し出す資料写真が多数掲載された
 ↑画像の『招待』BOOK、
 ドラマ好きさん、
 歴史好きさんは、ぜひ一度~!
 
コメント
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