歩いていて、ふと見上げた先には……サルスベリのお花!
夏だなぁ~と実感したネーさです、こんにちは。
早く梅雨が明けて、これ以上の災害が起きぬことを心より望みます。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
濃いピンクや白、紫のサルスベリのお花は、
如何にも夏~♪な季節の花ですが、
中には季節も時代も流行も超越したお花もありますね。
その代表が……バラ!
本日ご紹介いたしますのは、
バラ好きさんも唸らせる?こちらの一冊ですよ!
―― 薔薇を拒む ――
著者は近藤史絵さん、’10年5月に発行されました。
『Pour un bouquet de roses,Que je lui refusais』と
仏語題が付されています。
「ふむむッ? どんなァいみィ、なのでスかァ?」
「ぐるるー!」(←訳:意味深ぽいー!)
ええ、これはフランスではとても有名な詩句なのだそうですが、
物語のキーワードとも言える文章なので、
敢えて、ここでは翻訳を控えましょう。
読んでゆけば……自然にこの言葉の意味するところが
浮かび上がってきます。
「うむゥ!
なぞめいてェいまスねッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:ミステリなんだよ!)
ミステリの範疇に属する御本ではありますが、
奇怪な事件発生!
名探偵登場!
ずばりと解決して、犯人はお前だー!というような、
英国風探偵小説とは少々……いえ、だいぶ違います。
最初から最後まで、謎、謎、謎……?
そう、おフランスのミステリアスな映画にも似た、
ミステリアスストーリー、なんですね。
鈴原博人(すずはら・ひろと)くんは、
天涯孤独の身の上。
施設で生活しながら高校に通っておりました。
彼の生活が一転したのは、
或るオファーを受けたため。
裕福な実業家さんが、
別荘で雑務をしてくれる若者を探している、と。
三年間、そこで働けば、
大学で学ぶのに必要な学費・生活費を
保証してあげよう、と。
「……むゥ~??
よいィおはなしィ、だけどォ~?」
「がるる~ぐるる?」(←訳:なんかね~ちょっとね?)
鈴原くんも、心のどこかでは怪しんでいなくもないのです。
でも、施設でお世話になり続けるよりは……
僕が出てゆけば施設の経済的負担も減るんだから、
新しい子を引き取ることが出来るし、
今いる子どもたちにも服や本を買ってあげたり出来るだろう――
そんな思いに背中を押され、
鈴原くんは指定された列車に乗りました。
列車は次第に、都会を離れ、
山の奥へ奥へと向かいます。
人里離れた、携帯電話も圏外になってしまう土地へ……。
「ふァ~、とおいィッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:むちゃくちゃ不安!)
到着した別荘で、
彼を待ち受ける謎とは?
謎に、彼はどう立ち向かうのでしょう?
おフランスの香り&気配がそこかしこに漂う、
冬の薔薇のような《謎》ものがたり。
非英国派ミステリを愛する方々に、
おすすめです!
「ひょうしもォ、すてきィでス!」
「ぐるるがる!」(←訳:良い薔薇だよ!)
表紙の装画は、堀川友里さんによるものです。
本屋さんでは、美しいこの赤いお花を目印に!
夏だなぁ~と実感したネーさです、こんにちは。
早く梅雨が明けて、これ以上の災害が起きぬことを心より望みます。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
濃いピンクや白、紫のサルスベリのお花は、
如何にも夏~♪な季節の花ですが、
中には季節も時代も流行も超越したお花もありますね。
その代表が……バラ!
本日ご紹介いたしますのは、
バラ好きさんも唸らせる?こちらの一冊ですよ!
―― 薔薇を拒む ――
著者は近藤史絵さん、’10年5月に発行されました。
『Pour un bouquet de roses,Que je lui refusais』と
仏語題が付されています。
「ふむむッ? どんなァいみィ、なのでスかァ?」
「ぐるるー!」(←訳:意味深ぽいー!)
ええ、これはフランスではとても有名な詩句なのだそうですが、
物語のキーワードとも言える文章なので、
敢えて、ここでは翻訳を控えましょう。
読んでゆけば……自然にこの言葉の意味するところが
浮かび上がってきます。
「うむゥ!
なぞめいてェいまスねッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:ミステリなんだよ!)
ミステリの範疇に属する御本ではありますが、
奇怪な事件発生!
名探偵登場!
ずばりと解決して、犯人はお前だー!というような、
英国風探偵小説とは少々……いえ、だいぶ違います。
最初から最後まで、謎、謎、謎……?
そう、おフランスのミステリアスな映画にも似た、
ミステリアスストーリー、なんですね。
鈴原博人(すずはら・ひろと)くんは、
天涯孤独の身の上。
施設で生活しながら高校に通っておりました。
彼の生活が一転したのは、
或るオファーを受けたため。
裕福な実業家さんが、
別荘で雑務をしてくれる若者を探している、と。
三年間、そこで働けば、
大学で学ぶのに必要な学費・生活費を
保証してあげよう、と。
「……むゥ~??
よいィおはなしィ、だけどォ~?」
「がるる~ぐるる?」(←訳:なんかね~ちょっとね?)
鈴原くんも、心のどこかでは怪しんでいなくもないのです。
でも、施設でお世話になり続けるよりは……
僕が出てゆけば施設の経済的負担も減るんだから、
新しい子を引き取ることが出来るし、
今いる子どもたちにも服や本を買ってあげたり出来るだろう――
そんな思いに背中を押され、
鈴原くんは指定された列車に乗りました。
列車は次第に、都会を離れ、
山の奥へ奥へと向かいます。
人里離れた、携帯電話も圏外になってしまう土地へ……。
「ふァ~、とおいィッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:むちゃくちゃ不安!)
到着した別荘で、
彼を待ち受ける謎とは?
謎に、彼はどう立ち向かうのでしょう?
おフランスの香り&気配がそこかしこに漂う、
冬の薔薇のような《謎》ものがたり。
非英国派ミステリを愛する方々に、
おすすめです!
「ひょうしもォ、すてきィでス!」
「ぐるるがる!」(←訳:良い薔薇だよ!)
表紙の装画は、堀川友里さんによるものです。
本屋さんでは、美しいこの赤いお花を目印に!