テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ちょきちょき!の花。

2010-07-16 23:12:33 | ブックス
「♪でッきるきゃなッ♪でッきるッきゃなァ~♪」
「ぐるぐるがる~♪」(←訳:はてさてほほぉ~ん♪)

 さあ、皆さまも御一緒に!
 ♪でっきぃ~るっかなぁ~♪

 ……っと、失礼いたしました、
 暑さに弱い低血圧人間のネーさです、こんにちは。

「こんにちわァ、テディちゃでスゥ!」
「ぐるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
「できるきゃなッ?」

 出来ますとも!
 を合言葉に、今年もやってきましたよ!
 《宿題なんざぁさっさと終わらせて遊ぼう♪推進委員会》の私たちがお送りする
 とっておきの一冊コーナー!
 夏休みに突入する少年少女よ、こちらを、どうぞ~!


 
              ―― 紙で作る江戸の花 ――


 
 著者はエキグチ クニオさん、’10年6月に発行されました。
 副題に『江戸で人気の椿、朝顔、菊、蓮、福寿草など100作品を収録』
 とあります。
 
「かみィをォ、ちょきちょきッ!」
「ぐるるがるるるっ!」(←訳:ひねって結んでぇ!)
「おはなをォ、つくッちゃうのだッ!」

 ええ、そうなんです。
 この御本は、和紙、洋紙、のり、テープ、針金などを使い、
 紙のお花を制作しよう!という
 工作のガイドブックなのです。
 
 あらっ?
 工作なんて簡単さ!と鼻で笑った方々もおられますか?
 
「ところがァ、どッこいィ!」
「がるがるぐるるー!」(←訳:甘く見ちゃ駄目だよ!)

 お江戸の風情を加味した花々は、
 なかなかに技術を要する工作であるようです。
 こういった《手作り》を
 日頃からたしなんでおられるマニアさんには簡単でも、
 初心者さんには難しいかもしれませんね。

「そういうときにはァ、さけぼうッ!」
「がるる!」(←訳:ヘルプ!)

 お母さん、お父さん、お祖父ちゃん&お祖母ちゃんの手を借り、
 作ってみるのもよろしいでしょう。
 何より、お江戸の時代にはこんなお花が愛されていたんだなあ、と
 知識を得ることも
 お勉強のひとつです。

 『麝香豌豆』……これって、何のお花かと申しますと、
 読み方は『じゃこうえんどう』。
 スイートピーのことなんです!
 江戸の末期に渡来して、
 こう呼ばれたのだそうですよ!

 『天竺牡丹(てんじくぼたん)』は……
 現代ではダリアの名で知られていますね。
 
 近年、再注目されている『変化朝顔』も、
 お江戸らしさ満開~♪

「これはァもうッ!」
「がるるがるー!」(←訳:アートの世界ー!)

 工作に興味がある御方、
 工作はとりあえずパスだけれど江戸アート大好き♪という御方に
 おすすめ、ですよ~!
 少しだけ紹介されている江戸期の花譜図が
 なんとも美しゅうございます。

「ではァ、がんばッてェ、しゅくだいをォ、おわらせてェ~」
「がるがるぐる~♪」(←訳:遊びまくろう~♪)

 ……できるかな?
 
コメント
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