2010蹴球世界王座決定戦も準決勝となりましたね~♪
王者はドイツとの下馬評が高いようですが……はたして??
こんにちは、平和に勝者がきまりますように、と願うネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
さあ、本日は!
世界の注目を集めるワールドカップ同様に、
ミステリ界で注目の的となっている一冊を御紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!
―― 叫びと祈り ――
著者は梓崎優(しざき・ゆう)さん、’10年2月に発行されました。
この御本が、梓崎さんのデビュー作品なのだそうですよ。
「おおがたァしんじんッとうじょうゥ!でスねッ」
「がるるがる~!」(←訳:大拍手~!)
五編の短編から成る連作ミステリ、なのですが、
冒頭に収録されている『砂漠を走る船の道』は
第五回ミステリーズ!新人賞受賞作品ですので、
読んだことあるわ!という御方も多いかもしれませんね。
そしてまた、この御話が素晴らしくミステリ的なミステリ!なんです。
舞台はアフリカ大陸の砂漠、
一面の砂の原にぽつりと、
ラクダを曳いてゆく隊商さんがありました……
「ふむむむゥ!
なんだかァ、おとぎばなしィ、みたいィッ!」
「ぐるるーがる!」(←訳:童謡にも似てる!)
隊商には、見かけない顔触れがまじっておりますね。
東洋人の、砂漠に不慣れそうな若い男性は、
斉木(さいき)さんという、日本人。
斉木さんの目的は、
サハラ砂漠に残る塩交易の取材――
そう、彼はジャーナリストさんなのでした。
シルクロードならぬ塩ロードの、
過酷な旅もお仕事の一環なんです。
「ふァ~、たいへんなァ、おしごとでスねッ」
「がるる~?…がるるる!」(←訳:大丈夫?…じゃなさそうだよ!)
未知の事々に接する喜びよりも、
つらいことばかりの砂漠の旅は、
やがて災難に見舞われます。
突如襲い来た砂嵐が過ぎた後、
斉木さんが目にしたものは――
「たいへんなのでスゥ!
じけんでスよゥ!」
「ぐるるっがるー!」(←訳:砂漠の真ん中なのにー!)
非現実的、とさえ思える不可思議な事件を、
斉木さんは必死に考察してゆきます。
自分の身を守るため、
砂漠で生き抜くために……。
ミステリアスな砂漠の《謎》に始まり、
世界各地を《思考》と《思案》で結びつなげてゆくような
ロードムービー風ミステリは、
ミステリの枠内に囚われない新種のファンタジー、
と言ったら怒られちゃうでしょうか?
ミステリ好きさんだけでなく、
広~く活字マニアの方々に読んでいただきたい
美しい物語ですよ♪
今年度のベストミステリにランクインするかも!
「♪つきのォ~♪さばくをォ~♪」
「ぐるるがるぐる~♪」(←訳:はるばる往くのは~♪)
「たんていさんッ!」
王者はドイツとの下馬評が高いようですが……はたして??
こんにちは、平和に勝者がきまりますように、と願うネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
さあ、本日は!
世界の注目を集めるワールドカップ同様に、
ミステリ界で注目の的となっている一冊を御紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!
―― 叫びと祈り ――
著者は梓崎優(しざき・ゆう)さん、’10年2月に発行されました。
この御本が、梓崎さんのデビュー作品なのだそうですよ。
「おおがたァしんじんッとうじょうゥ!でスねッ」
「がるるがる~!」(←訳:大拍手~!)
五編の短編から成る連作ミステリ、なのですが、
冒頭に収録されている『砂漠を走る船の道』は
第五回ミステリーズ!新人賞受賞作品ですので、
読んだことあるわ!という御方も多いかもしれませんね。
そしてまた、この御話が素晴らしくミステリ的なミステリ!なんです。
舞台はアフリカ大陸の砂漠、
一面の砂の原にぽつりと、
ラクダを曳いてゆく隊商さんがありました……
「ふむむむゥ!
なんだかァ、おとぎばなしィ、みたいィッ!」
「ぐるるーがる!」(←訳:童謡にも似てる!)
隊商には、見かけない顔触れがまじっておりますね。
東洋人の、砂漠に不慣れそうな若い男性は、
斉木(さいき)さんという、日本人。
斉木さんの目的は、
サハラ砂漠に残る塩交易の取材――
そう、彼はジャーナリストさんなのでした。
シルクロードならぬ塩ロードの、
過酷な旅もお仕事の一環なんです。
「ふァ~、たいへんなァ、おしごとでスねッ」
「がるる~?…がるるる!」(←訳:大丈夫?…じゃなさそうだよ!)
未知の事々に接する喜びよりも、
つらいことばかりの砂漠の旅は、
やがて災難に見舞われます。
突如襲い来た砂嵐が過ぎた後、
斉木さんが目にしたものは――
「たいへんなのでスゥ!
じけんでスよゥ!」
「ぐるるっがるー!」(←訳:砂漠の真ん中なのにー!)
非現実的、とさえ思える不可思議な事件を、
斉木さんは必死に考察してゆきます。
自分の身を守るため、
砂漠で生き抜くために……。
ミステリアスな砂漠の《謎》に始まり、
世界各地を《思考》と《思案》で結びつなげてゆくような
ロードムービー風ミステリは、
ミステリの枠内に囚われない新種のファンタジー、
と言ったら怒られちゃうでしょうか?
ミステリ好きさんだけでなく、
広~く活字マニアの方々に読んでいただきたい
美しい物語ですよ♪
今年度のベストミステリにランクインするかも!
「♪つきのォ~♪さばくをォ~♪」
「ぐるるがるぐる~♪」(←訳:はるばる往くのは~♪)
「たんていさんッ!」