テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

伝統のハチャメチャぶり!

2010-07-11 23:16:32 | ブックス
 蹴球世界王杯は、どちらのお国に……?
 こんにちは、決勝を目前に、
 いつか青いヤタガラスさんたちが頂点に立つことを願うネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!ぐるるー!」(←訳:虎です!ブブゼラって凄いね!)
「だいおんりょうッ、だよゥ!」

 実は、ナマのブブゼラを聴く機会がありまして……
 私たち、その騒々しさに驚かされました!
 何十何百ものブブゼラが鳴るスタジアムって――
 
「おそろしィでスゥ!」
「がるがるるー!」(←訳:耳栓が必要だー!)

 本日は、ブブゼラと同じくらい、
 いえ、あの騒音をも上回る
 元気満タンの物語を御紹介いたしましょう。
 耳栓の準備をしたら、はい、こちらを、どうぞ~!



                   ―― アデル ――


 
 著者はバンジャマン・グラマンさん、
 原案はリュック・べッソンさんとタルディさん、
 ’10年6月に発行されました。
 副題に『ファラオと復活の秘薬』とあります。
 先頃公開された仏映画の同名作の、ノベライズ作品がこの御本なんです。

「ふァいッ!
 てれびィのォ、こまーしゃるでェ、みたでスゥ!」
「ぐるるぐる!」(←訳:冒険モノだよね!)

 ヒロインを演じまするは、
 御本の表紙でポーズを決めておられる美女、
 ルイーズ・ブルゴワンさん。
 アデルこと、
 20世紀初頭のパリで人気のジャーナリスト、
 アデル・ブラン=セック嬢になりきって、
 本国フランスで大ヒットをかっとばしました。

 元を辿れば、
 アデル嬢の物語は『バンド・デシネ』と呼ばれる
 フランス独特のコミック作品だったそうです。
 
「わほゥ、こみッくゥ、でスかッ♪」
「ぐるるっがるる!」(←訳:うんっ漫画っぽい!)

 漫画で、
 主人公がジャーナリストさんで、
 舞台は20世紀前半……というと、
 ベルギーの作家エルジェさんによる『タンタンの冒険』シリーズを
 思い浮かべる活字マニアさんもおられるでしょう。
 一方、ミステリ好きさんは、
 ミステリ史上の名作『黄色い部屋の謎』に登場する
 青年記者ルールタビーユさんを連想されるのでは?
 そう、タンタンくんとルールタビーユさんの、
 両方の良いところと、
 とんでもないところをミックスして、
 シャカシャカとシェイクして……
 すると、現れ出でるのは、アデルさん!

 行動力、計測不能!
 常識度、判定不能!
 パワフル無謀係数、ほぼ100!

「……おともだちにィ、なッたらァ~」
「ぐるるぐる~!」(←訳:大変そうだ~!)

 おフランス伝統の破天荒でエンタなアドベンチャー、
 タンタンくん&ルールタビーユさんファンの方々は
 楽しく読めちゃうことでしょう♪
 映画を観ていなくっても、大丈夫!
 ネーさも映画、観ていませんけれど、
 読んでいて何度も大笑いしましたよ~♪♪

「わらえるほどォ、むちゃくちゃッ??」
「ぐるがるぐるるる~…」(←訳:仏のジャーナリストさんって一体…)

 笑う門には福きたると申します。
 映画好きさん&ベッソンさんファンの皆さま、
 読んで、笑って、続編製作を招かなくては!

「わほほッ♪」
「がるるっ♪」
 
コメント
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