「みなさまッ! すいぶんッ、とッてまスかァッ!
テディちゃはァ、とッてるぞォ!」
「がるるるがるる!」(←訳:虎だって水分補給はばっちりだぞぉ!)
えへん、お休み明け早々に読んで下さっている方々には
たいへん失礼いたしました。
こんにちは、冷たい抹茶入り煎茶を愛飲しているネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!」(←訳:虎です!)
さあ、身体に水分を補給した後は、
アタマにもパワーを補給いたしましょう。
本日は、知力が頭脳に染みわたるこちらの御本を、どうぞ~!
―― オスカー・ワイルドとキャンドルライト殺人事件 ――
著者はジャイルズ・ブランドレスさん、原著は2007年に発行されました。
英原題は『OSCAR WILD and the Candlelight Murders』、
画像の日本語版は’10年6月に発行されています。
「おすかー・わいるどさんッてェ……」
「ぐるるがるぐるる?」(←訳:あの『幸福な王子』の?)
ええ、そうなんですよ。
劇作家にして、作家、童話作家、詩人、と
様々な肩書きを持つワイルドさんが、
この物語では……探偵さん?
しかも、探偵ワイルド氏の助手役を務めるのは、
かのアーサー・コナン・ドイルさん??
「ふァ??
それはァ……じょうだんッ、でスきゃッ??」
「ぐるるがる?」(←訳:コメディなのかな?)
まさにコメディすれすれな設定&状況ですが、
この設定には、ちゃあんと根拠があります。
1889年8月31日。
この日、ロンドンのランガムホテルにて
ビジネスを兼ねた夕食会が催されました。
招待主は、アメリカの雑誌編集者ストッダード氏。
この夕食会を契機に、
のちにワイルドさんは『ドリアン・グレイの肖像』を、
コナン・ドイルさんは『四つの署名』を
著すこととなるのです。
そう、ワイルドさんとドイルさんは、
一緒のテーブルにつき、
親しく話し合いもして、
さらには、そこでのオファーをもとに両者とも傑作をものした、という、
文学史上まことに比類なき夕食会だったのでした。
これは、フィクションでなく、事実なんですよ!
「わんだふるなァ、でぃなーでスゥ!」
「がるぐるる!」(←訳:嘘みたいな本当の話!)
さて、フィクションであるこの御本の中では……
夕食会を前に、
急いでロンドンの街路を歩くワイルドさんの様子から
物語は始まります。
或る通りの23番地、
テラスハウスに到着したワイルドさんは
想像もしなかった事件に巻き込まれる羽目になりました。
「じけんッ? それならァ~!」
「がるぐるがるるる!」(←訳:スコットランドヤードへ!)
「ちがうゥよォ、!
ほーむずさんのォ、ところへェ、ゆこうッ!」
あらっ、珍しく正解に近いわよ、テディちゃ!
そうなんです、
翌日になってから、ですが、
ワイルドさんは相談に行きました、
ホームズさん……の生みの親の、
コナン・ドイルさんの滞在先へ――
当時のロンドンでは、
折から、怖ろしい犯罪が人々を震え上がらせていました。
『切り裂きジャック』と呼ばれる犯人による
凄惨な事件が頻発していたのです。
そんな不穏な時代を背景に、
不思議な探偵&助手のチームは
徐々に真相へ迫ってゆく……ようですが?
「きりさきィじゃッくゥ! こわいィ!」
「ぐるるる!」(←訳:そいつには会いたくないよ!)
英文学好きさんに、
ミステリ好きさんに、
おすすめの一冊です。
ヴィクトリアンの雰囲気を味わいたい御方も、ぜひ!
「きりさきィじゃッくのォ、ふんいきィはァ~」
「がるるっ!」(←訳:遠慮しよっ!)
テディちゃはァ、とッてるぞォ!」
「がるるるがるる!」(←訳:虎だって水分補給はばっちりだぞぉ!)
えへん、お休み明け早々に読んで下さっている方々には
たいへん失礼いたしました。
こんにちは、冷たい抹茶入り煎茶を愛飲しているネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!」(←訳:虎です!)
さあ、身体に水分を補給した後は、
アタマにもパワーを補給いたしましょう。
本日は、知力が頭脳に染みわたるこちらの御本を、どうぞ~!
―― オスカー・ワイルドとキャンドルライト殺人事件 ――
著者はジャイルズ・ブランドレスさん、原著は2007年に発行されました。
英原題は『OSCAR WILD and the Candlelight Murders』、
画像の日本語版は’10年6月に発行されています。
「おすかー・わいるどさんッてェ……」
「ぐるるがるぐるる?」(←訳:あの『幸福な王子』の?)
ええ、そうなんですよ。
劇作家にして、作家、童話作家、詩人、と
様々な肩書きを持つワイルドさんが、
この物語では……探偵さん?
しかも、探偵ワイルド氏の助手役を務めるのは、
かのアーサー・コナン・ドイルさん??
「ふァ??
それはァ……じょうだんッ、でスきゃッ??」
「ぐるるがる?」(←訳:コメディなのかな?)
まさにコメディすれすれな設定&状況ですが、
この設定には、ちゃあんと根拠があります。
1889年8月31日。
この日、ロンドンのランガムホテルにて
ビジネスを兼ねた夕食会が催されました。
招待主は、アメリカの雑誌編集者ストッダード氏。
この夕食会を契機に、
のちにワイルドさんは『ドリアン・グレイの肖像』を、
コナン・ドイルさんは『四つの署名』を
著すこととなるのです。
そう、ワイルドさんとドイルさんは、
一緒のテーブルにつき、
親しく話し合いもして、
さらには、そこでのオファーをもとに両者とも傑作をものした、という、
文学史上まことに比類なき夕食会だったのでした。
これは、フィクションでなく、事実なんですよ!
「わんだふるなァ、でぃなーでスゥ!」
「がるぐるる!」(←訳:嘘みたいな本当の話!)
さて、フィクションであるこの御本の中では……
夕食会を前に、
急いでロンドンの街路を歩くワイルドさんの様子から
物語は始まります。
或る通りの23番地、
テラスハウスに到着したワイルドさんは
想像もしなかった事件に巻き込まれる羽目になりました。
「じけんッ? それならァ~!」
「がるぐるがるるる!」(←訳:スコットランドヤードへ!)
「ちがうゥよォ、!
ほーむずさんのォ、ところへェ、ゆこうッ!」
あらっ、珍しく正解に近いわよ、テディちゃ!
そうなんです、
翌日になってから、ですが、
ワイルドさんは相談に行きました、
ホームズさん……の生みの親の、
コナン・ドイルさんの滞在先へ――
当時のロンドンでは、
折から、怖ろしい犯罪が人々を震え上がらせていました。
『切り裂きジャック』と呼ばれる犯人による
凄惨な事件が頻発していたのです。
そんな不穏な時代を背景に、
不思議な探偵&助手のチームは
徐々に真相へ迫ってゆく……ようですが?
「きりさきィじゃッくゥ! こわいィ!」
「ぐるるる!」(←訳:そいつには会いたくないよ!)
英文学好きさんに、
ミステリ好きさんに、
おすすめの一冊です。
ヴィクトリアンの雰囲気を味わいたい御方も、ぜひ!
「きりさきィじゃッくのォ、ふんいきィはァ~」
「がるるっ!」(←訳:遠慮しよっ!)