こんにちは、ネーさです。
天気予報では、今日は3月並みの気温、ということでしたのに……
うーん?
ちーっとも暖かくない、わね?
「こんにちわッ、テディちゃでス!
うそつきィ~!」
「がるる!ぐるがるるーっ?」(←訳:虎です!3月はどこーっ?)
嘘のようなホントなのか、
本当のようなウソなのか?
荒れるお空を見上げながら本日ご紹介いたしますのは、
理系さん&文系さん両方の心に響く、こちらの一冊を、はい、どうぞ~!
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―― 謎のチェス指し人形『ターク』 ――
著者はトム・スタンデージさん、原著は2002年に、日本語版は2011年12月に発行されました。
英原題は『The Turk The Life and Times of the Famous Eighteenth-Century Chess-Playing Machine』。
チェスを指す自動人形については、
古今東西、多くの作家さんが小説や随筆を発表していますが、
この御本は、
史上もっとも有名な『メルツェルのチェス指し人形』の“生涯”を追う、
ノンフィクション作品です。
「ちぇすゥぷれいんぐゥましーんッ!」
「がるるぐるぐるる!」(←訳:お人形がチェスを!)
1770年、春。
女帝マリア・テレジアの前に、
しずしずと、一台の機械が引き出されました。
台車つきの、オートマトン――自動人形。
女帝陛下の合図を得て、
制作者のヴォルフガング・フォン・ケンペレンさんは、
観客の方へ進み出ます。
これより前代未聞、人類史上初の、
《ヒト対自動人形》のチェス試合が、
さあ、始まりますよ!!
「ええッ? ほんとにィ、おにんぎょうがァ、ちぇすをォ??」
「がるるるーっ?!?」(←訳:出来るのーっ?!?)
出来る、どころじゃありません。
陛下臨席の、この天覧試合で、
自動人形は廷臣コベンツル伯爵を、
いとも簡単に打ち負かしてしまったのです。
のみならず――
ウィーンで流行の、
トルコ風ファッションをまとっているため、
『ターク(Turk)』つまりトルコ人と名付けられた人形は、
まるで生身のチェスプレイヤーのように振る舞うのでした。
対戦者が駒にルール違反の動きをさせれば、
それを見抜き、
駒を元の位置に戻す。
違反行為が重なれば、
盤上の駒をすべて払い落としてしまう。
難しいチェスのパズル問題も、
観客の視線を浴びながら、
さくさくっと解いてみせる――!
「そんなのォ、ありィッ??」
「がるるるぐるぐるるっ??」(←訳:どういう仕組みなのっ??)
『ターク』の実演を目にした者は、
皆がそう思ったようです。
これ、どういう仕掛けになってるわけ?
どんなトリック使ってるの?
たぶん中に人間が入ってるんだ!
紐や糸で遠隔操作してるのさ!
何か、きっと何か、カラクリが……?
「ううむッ! どうなッてるんだろゥッ!」
「がるるぐるがるる!」(←訳:観察しても解らない!)
ヒトの生命は有限ですが、
機械は、ヒトより長くこの世に存在できます。
生みの親・ケンペレンさんが没して後、
『ターク』はメルツェルさんに買い取られました。
興行師であり、
詐欺師と指弾されることもあるメルツェルさんの手配で、
パリ、ロンドン、そしてアメリカの都市へと、
旅を続ける『ターク』。
『ターク』に感心し、
その謎に魅せられたのは、
ロシアの皇太子さん、
皇帝ナポレオンさんや、
科学者ベンジャミン・フランクリンさん、
数学者チャールズ・バベッジさん、
そしてエドガーアラン・ポーさん!
「ひゃわわッ、ゆうめいィじんッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:偉人に天才!)
“思考する者”にとって、
『ターク』は、ただの人形ではなくなってゆきます。
チェス指し人形は、
イマジネーションの源泉、
想像力を掻き立てる存在として、
科学史に、
文学史に、
その足跡を残すこととなり……
いえ、ちょっと待って!
自動人形『ターク』のカラクリは?
その構造、謎は、明らかになったのでしょうか?
制作者・ケンペレンさんがついに語らなかったチェス人形の秘密とは……?
「うむッ!
それがァ、かんじんでスゥ!」
「がるるぐっる~!?!」(←訳:どんな秘密~!?!)
近代・現代の科学全般にも影響する重大な《謎》と《不思議》は、
御本を読んだ人にのみ、明かされます。
いえ、それとも……
他にも解答はある、のかも!
『ターク』の、真の姿は、もしや……!
文系理系すべての活字マニアさん、チャレンジされたし!
「わううゥ~!
こッそりィ、こたえェ、おしえてぇくださいィッ!」
「がるるぐる~っ!」(←訳:ズルはだめ~っ!)
天気予報では、今日は3月並みの気温、ということでしたのに……
うーん?
ちーっとも暖かくない、わね?
「こんにちわッ、テディちゃでス!
うそつきィ~!」
「がるる!ぐるがるるーっ?」(←訳:虎です!3月はどこーっ?)
嘘のようなホントなのか、
本当のようなウソなのか?
荒れるお空を見上げながら本日ご紹介いたしますのは、
理系さん&文系さん両方の心に響く、こちらの一冊を、はい、どうぞ~!
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―― 謎のチェス指し人形『ターク』 ――
著者はトム・スタンデージさん、原著は2002年に、日本語版は2011年12月に発行されました。
英原題は『The Turk The Life and Times of the Famous Eighteenth-Century Chess-Playing Machine』。
チェスを指す自動人形については、
古今東西、多くの作家さんが小説や随筆を発表していますが、
この御本は、
史上もっとも有名な『メルツェルのチェス指し人形』の“生涯”を追う、
ノンフィクション作品です。
「ちぇすゥぷれいんぐゥましーんッ!」
「がるるぐるぐるる!」(←訳:お人形がチェスを!)
1770年、春。
女帝マリア・テレジアの前に、
しずしずと、一台の機械が引き出されました。
台車つきの、オートマトン――自動人形。
女帝陛下の合図を得て、
制作者のヴォルフガング・フォン・ケンペレンさんは、
観客の方へ進み出ます。
これより前代未聞、人類史上初の、
《ヒト対自動人形》のチェス試合が、
さあ、始まりますよ!!
「ええッ? ほんとにィ、おにんぎょうがァ、ちぇすをォ??」
「がるるるーっ?!?」(←訳:出来るのーっ?!?)
出来る、どころじゃありません。
陛下臨席の、この天覧試合で、
自動人形は廷臣コベンツル伯爵を、
いとも簡単に打ち負かしてしまったのです。
のみならず――
ウィーンで流行の、
トルコ風ファッションをまとっているため、
『ターク(Turk)』つまりトルコ人と名付けられた人形は、
まるで生身のチェスプレイヤーのように振る舞うのでした。
対戦者が駒にルール違反の動きをさせれば、
それを見抜き、
駒を元の位置に戻す。
違反行為が重なれば、
盤上の駒をすべて払い落としてしまう。
難しいチェスのパズル問題も、
観客の視線を浴びながら、
さくさくっと解いてみせる――!
「そんなのォ、ありィッ??」
「がるるるぐるぐるるっ??」(←訳:どういう仕組みなのっ??)
『ターク』の実演を目にした者は、
皆がそう思ったようです。
これ、どういう仕掛けになってるわけ?
どんなトリック使ってるの?
たぶん中に人間が入ってるんだ!
紐や糸で遠隔操作してるのさ!
何か、きっと何か、カラクリが……?
「ううむッ! どうなッてるんだろゥッ!」
「がるるぐるがるる!」(←訳:観察しても解らない!)
ヒトの生命は有限ですが、
機械は、ヒトより長くこの世に存在できます。
生みの親・ケンペレンさんが没して後、
『ターク』はメルツェルさんに買い取られました。
興行師であり、
詐欺師と指弾されることもあるメルツェルさんの手配で、
パリ、ロンドン、そしてアメリカの都市へと、
旅を続ける『ターク』。
『ターク』に感心し、
その謎に魅せられたのは、
ロシアの皇太子さん、
皇帝ナポレオンさんや、
科学者ベンジャミン・フランクリンさん、
数学者チャールズ・バベッジさん、
そしてエドガーアラン・ポーさん!
「ひゃわわッ、ゆうめいィじんッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:偉人に天才!)
“思考する者”にとって、
『ターク』は、ただの人形ではなくなってゆきます。
チェス指し人形は、
イマジネーションの源泉、
想像力を掻き立てる存在として、
科学史に、
文学史に、
その足跡を残すこととなり……
いえ、ちょっと待って!
自動人形『ターク』のカラクリは?
その構造、謎は、明らかになったのでしょうか?
制作者・ケンペレンさんがついに語らなかったチェス人形の秘密とは……?
「うむッ!
それがァ、かんじんでスゥ!」
「がるるぐっる~!?!」(←訳:どんな秘密~!?!)
近代・現代の科学全般にも影響する重大な《謎》と《不思議》は、
御本を読んだ人にのみ、明かされます。
いえ、それとも……
他にも解答はある、のかも!
『ターク』の、真の姿は、もしや……!
文系理系すべての活字マニアさん、チャレンジされたし!
「わううゥ~!
こッそりィ、こたえェ、おしえてぇくださいィッ!」
「がるるぐる~っ!」(←訳:ズルはだめ~っ!)