こんにちは、ネーさです。
あらっ? あらららっ?
今日はちょっと暖かいんじゃありませんこと~?
とうとう春!が来たんでしょうか~♪
「こんにちわッ、テディちゃでス!
ネーさッ! だまされてはァいけませんッ!」
「ぐるる!がるがるるがるぐるー!」(→訳:虎です!温度計を見てみてー!)
えーっと、現在の外気温は……10℃。
意外に低いわね……ってうか、私たち、寒さに慣れて感覚がズレちゃったの?!?
「そォでス!」
「ぐるがるるる!」(←訳:カンチガイです!)
そうですか、カンチガイですか……
何だかガッカリしちゃったこんな時は……
素敵な御本にパワーを分けてもらいましょう!
本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!
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―― おいち不思議がたり ――
著者は あさのあつこ さん、2011年12月に発行されました。
2009年に刊行された単行本『ガールズ・ストーリー――おいち不思議がたり』を改訂・改題し、
新たに文庫化した作品が、↑画像の御本です。
表紙の愛らしい画を描いたのは、丹地陽子さん~♪
「きゃわゆいィ~でスねッ♪」
「がるっぐるるる!」(←訳:江戸っ娘さんだ!)
前回記事では
浅草仲見世・助六さんの『江戸の縁起物』を御紹介いたしましたが、
こちらは、江戸を舞台とした《時代ミステリー》なのだそうですよ。
おいちさんは、十六歳。
いえ、満十六歳ではなく、
たぶん数えで十六歳なのでしょうから、
現代でいえば、十五歳の、女の子です。
では、おいちさんは、
蝶よ花よと育てられた十五歳のお嬢さま……?
いえいえいえ、お嬢さま、だなんて。
江戸広しといえど、
箸より重いものを持ったこともない、
正真正銘のお嬢さまは、極少数。
箸よりもずっとずっと重い、《生命(いのち)》というもの。
おいちさんが、日々抱え、
なんとか支えようとしているのは、《生命》です。
父である松庵さんの仕事は、
医師。
その父のもとに育ち、
気付けば、おいちさん、
父の仕事を手伝うのが毎日の務めとなっていました。
「おえどじだいィのォ、なーすさんッ、でスかァ~」
「がるぐるる!」(←訳:えらいなあ!)
貧乏長屋の一角の、
松庵さんを頼ってくる病人さん怪我人さんたちは、
こちらもやっぱり、
贅沢なんかにゃ縁のない、その日暮らしの庶民さんたち。
病人さんたちの診療にあたる松庵さんを
おいちさんは、少々変わった方法で手伝います。
父さん!
おでこから血を流している子どもが来る!
「ふァッ?
まだァだれもォ、きてないィでスよゥ??」
「がるがるるる!」(←訳:うんそうだよね!)
そう、まだ来ていません、だぁれも。
ですが、おいちさんには、分かるのです。見えるのです。
他の人には見えないものが。
おいちさんにだけは。
父の松庵さんは、それを
“カン”などと呼んで、
さして気に留めてはいませんけれども。
「それはァ、せんりがんッ?!?」
「ぐるがるる!」(←訳:透視術かも!)
そのチカラが、
おいちさんに語る、ヒトの世の《不思議》とは。
暴れ、荒れゆく《不思議》を静めるために
おいちさんが為すべきこととは……
ミステリであり、
また医療小説&青春小説の要素も備えたこの御本は、
《病む》ことの意味を考えさせるエンタメ作品でもあります。
あさのさんのファンの方々は勿論、
え~?時代小説は読んだことないよ~という御方も、
ぜひ一読を!
おいちさんの可愛らしさに、惚れちゃいますよ~♪
「つづきィ、よみたいィでスゥ~!」
「ぐるがるがるるる!」(←訳:続編待ってます!)
あらっ? あらららっ?
今日はちょっと暖かいんじゃありませんこと~?
とうとう春!が来たんでしょうか~♪
「こんにちわッ、テディちゃでス!
ネーさッ! だまされてはァいけませんッ!」
「ぐるる!がるがるるがるぐるー!」(→訳:虎です!温度計を見てみてー!)
えーっと、現在の外気温は……10℃。
意外に低いわね……ってうか、私たち、寒さに慣れて感覚がズレちゃったの?!?
「そォでス!」
「ぐるがるるる!」(←訳:カンチガイです!)
そうですか、カンチガイですか……
何だかガッカリしちゃったこんな時は……
素敵な御本にパワーを分けてもらいましょう!
本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!

―― おいち不思議がたり ――
著者は あさのあつこ さん、2011年12月に発行されました。
2009年に刊行された単行本『ガールズ・ストーリー――おいち不思議がたり』を改訂・改題し、
新たに文庫化した作品が、↑画像の御本です。
表紙の愛らしい画を描いたのは、丹地陽子さん~♪
「きゃわゆいィ~でスねッ♪」
「がるっぐるるる!」(←訳:江戸っ娘さんだ!)
前回記事では
浅草仲見世・助六さんの『江戸の縁起物』を御紹介いたしましたが、
こちらは、江戸を舞台とした《時代ミステリー》なのだそうですよ。
おいちさんは、十六歳。
いえ、満十六歳ではなく、
たぶん数えで十六歳なのでしょうから、
現代でいえば、十五歳の、女の子です。
では、おいちさんは、
蝶よ花よと育てられた十五歳のお嬢さま……?
いえいえいえ、お嬢さま、だなんて。
江戸広しといえど、
箸より重いものを持ったこともない、
正真正銘のお嬢さまは、極少数。
箸よりもずっとずっと重い、《生命(いのち)》というもの。
おいちさんが、日々抱え、
なんとか支えようとしているのは、《生命》です。
父である松庵さんの仕事は、
医師。
その父のもとに育ち、
気付けば、おいちさん、
父の仕事を手伝うのが毎日の務めとなっていました。
「おえどじだいィのォ、なーすさんッ、でスかァ~」
「がるぐるる!」(←訳:えらいなあ!)
貧乏長屋の一角の、
松庵さんを頼ってくる病人さん怪我人さんたちは、
こちらもやっぱり、
贅沢なんかにゃ縁のない、その日暮らしの庶民さんたち。
病人さんたちの診療にあたる松庵さんを
おいちさんは、少々変わった方法で手伝います。
父さん!
おでこから血を流している子どもが来る!
「ふァッ?
まだァだれもォ、きてないィでスよゥ??」
「がるがるるる!」(←訳:うんそうだよね!)
そう、まだ来ていません、だぁれも。
ですが、おいちさんには、分かるのです。見えるのです。
他の人には見えないものが。
おいちさんにだけは。
父の松庵さんは、それを
“カン”などと呼んで、
さして気に留めてはいませんけれども。
「それはァ、せんりがんッ?!?」
「ぐるがるる!」(←訳:透視術かも!)
そのチカラが、
おいちさんに語る、ヒトの世の《不思議》とは。
暴れ、荒れゆく《不思議》を静めるために
おいちさんが為すべきこととは……
ミステリであり、
また医療小説&青春小説の要素も備えたこの御本は、
《病む》ことの意味を考えさせるエンタメ作品でもあります。
あさのさんのファンの方々は勿論、
え~?時代小説は読んだことないよ~という御方も、
ぜひ一読を!
おいちさんの可愛らしさに、惚れちゃいますよ~♪
「つづきィ、よみたいィでスゥ~!」
「ぐるがるがるるる!」(←訳:続編待ってます!)