「こんにちわァ、テディちゃでス!
やッほゥ、ななつめッ!」
「がるる!ぐるぐるる!」(←訳:虎です!7月ですね!)
こんにちは、ネーさです。
昨日6月30日は、この半年分の身の穢れを祓うべく、
地元の神社さんでしっかり茅の輪をくぐってまいりました!
“夏越の祓”ミッションを完了して、
さあ、新たな気持ちで読書タ~イム!
本日は、こちらを、どうぞ~!

―― イギリスの小さな教会 ――
著者は大澤麻衣(おおさわ・まい)さん、2012年12月に発行されました。
旅行ガイド、いえ、建築ガイドのジャンルに入る御本、でしょうか。
失礼を承知で、それでも正直に言ってしまうと、
……地味です。
「じけんはァ、おこらないしィ~」
「ぐるるがるるるぐるぐるるる~」(←訳:名物もグルメも出て来ないし~)
けれども!
英文学好きな活字マニアさんにとっては、
こういうのを待ってたんだ!
と大歓迎したくなっちゃう御本でもあるんですよ。
何故って、
読めば分かります!
嵐ヶ丘の登場人物たちが、
ピーター・ウムジー卿が、
エルキューッル・ポアロさんが、
ミス・マープルさんが、
そして多くの英国の文学作品の主人公さんが、
神に祈りを捧げ、
或いは不運を呪い、
ときに神父さんとヒソヒソ内緒話をしたり、
硬い木の長椅子に座ってそっと涙ぐんだりしたのは
こういう場所だったんだ!
そう教えてくれるのが、まさにこの御本で紹介されている、
英国の小さな教会の数々なのです。
「ちッちゃいィけどォ~!」
「がるるる!」(←訳:ツブより!)
粒選り、な50の教会は、
メジャーなガイドブックに載っているような
大きな町の大聖堂や大修道院ではありません。
題名の示す通りに、
小さく、ひそやかで、騒々しさとは無縁……。
でも、土地に根付き、
国の歴史を支えてきたのも、
ここに見るような『小さな教会』群なのでしょう。
「いんぐらんどォにィ~」
「ぐぅーるる!」(←訳:ウェールズ!)
サクソンの教会、
ノルマンの教会、
中世の壁画が残る教会、
チャーチアートと珍しい教会、
水辺の教会、
といった視点からイギリス――イングランドの教会を
著者・大澤さんは訪ね歩いてゆきますが、
スコットランドから一ヶ所、
またもう一ヶ所、スコットランドの北の北、
オークニー諸島の本島に建つ小さな教会も紹介されています。
「ふァ~! はるばるゥ~ながたびィ!」
「ぐるがるる!」(←訳:北の果てだ!)
UK最北端の教会の名は、イタリアン・チャペル。
建築が始まったのは20世紀中頃、と歴史は長くないのですが、
誕生の理由に驚かされます。
北アフリカ戦線で捕虜となり、
オークリー諸島に連れて来られたイタリア人たちが
労働の間に自分たちで造り上げたカトリックのチャペル、だというのですから!
「そんなことがァ?!?」
「がるるぐるるっ!」(←訳:初めて聞いたっ!)
巻末には、
イギリス史略年表、
時代ごとの建築様式、
石材の名称と産地、
教会に関する用語の解説までも掲載されていて、
驚きはいっそう連続します。
地味、かもしれませんけれど、
何度も目を開かせてくれる貴重な一冊!
英文学大好きな御方、
建築好きさんに、おすすめですよ~♪♪
「じみィ、なんだけどォ!」
「ぐるがる!」(←訳:実り豊か!)
皆さま、ぜひ一読を!
やッほゥ、ななつめッ!」
「がるる!ぐるぐるる!」(←訳:虎です!7月ですね!)
こんにちは、ネーさです。
昨日6月30日は、この半年分の身の穢れを祓うべく、
地元の神社さんでしっかり茅の輪をくぐってまいりました!
“夏越の祓”ミッションを完了して、
さあ、新たな気持ちで読書タ~イム!
本日は、こちらを、どうぞ~!

―― イギリスの小さな教会 ――
著者は大澤麻衣(おおさわ・まい)さん、2012年12月に発行されました。
旅行ガイド、いえ、建築ガイドのジャンルに入る御本、でしょうか。
失礼を承知で、それでも正直に言ってしまうと、
……地味です。
「じけんはァ、おこらないしィ~」
「ぐるるがるるるぐるぐるるる~」(←訳:名物もグルメも出て来ないし~)
けれども!
英文学好きな活字マニアさんにとっては、
こういうのを待ってたんだ!
と大歓迎したくなっちゃう御本でもあるんですよ。
何故って、
読めば分かります!
嵐ヶ丘の登場人物たちが、
ピーター・ウムジー卿が、
エルキューッル・ポアロさんが、
ミス・マープルさんが、
そして多くの英国の文学作品の主人公さんが、
神に祈りを捧げ、
或いは不運を呪い、
ときに神父さんとヒソヒソ内緒話をしたり、
硬い木の長椅子に座ってそっと涙ぐんだりしたのは
こういう場所だったんだ!
そう教えてくれるのが、まさにこの御本で紹介されている、
英国の小さな教会の数々なのです。
「ちッちゃいィけどォ~!」
「がるるる!」(←訳:ツブより!)
粒選り、な50の教会は、
メジャーなガイドブックに載っているような
大きな町の大聖堂や大修道院ではありません。
題名の示す通りに、
小さく、ひそやかで、騒々しさとは無縁……。
でも、土地に根付き、
国の歴史を支えてきたのも、
ここに見るような『小さな教会』群なのでしょう。
「いんぐらんどォにィ~」
「ぐぅーるる!」(←訳:ウェールズ!)
サクソンの教会、
ノルマンの教会、
中世の壁画が残る教会、
チャーチアートと珍しい教会、
水辺の教会、
といった視点からイギリス――イングランドの教会を
著者・大澤さんは訪ね歩いてゆきますが、
スコットランドから一ヶ所、
またもう一ヶ所、スコットランドの北の北、
オークニー諸島の本島に建つ小さな教会も紹介されています。
「ふァ~! はるばるゥ~ながたびィ!」
「ぐるがるる!」(←訳:北の果てだ!)
UK最北端の教会の名は、イタリアン・チャペル。
建築が始まったのは20世紀中頃、と歴史は長くないのですが、
誕生の理由に驚かされます。
北アフリカ戦線で捕虜となり、
オークリー諸島に連れて来られたイタリア人たちが
労働の間に自分たちで造り上げたカトリックのチャペル、だというのですから!
「そんなことがァ?!?」
「がるるぐるるっ!」(←訳:初めて聞いたっ!)
巻末には、
イギリス史略年表、
時代ごとの建築様式、
石材の名称と産地、
教会に関する用語の解説までも掲載されていて、
驚きはいっそう連続します。
地味、かもしれませんけれど、
何度も目を開かせてくれる貴重な一冊!
英文学大好きな御方、
建築好きさんに、おすすめですよ~♪♪
「じみィ、なんだけどォ!」
「ぐるがる!」(←訳:実り豊か!)
皆さま、ぜひ一読を!