「こんにちわッ、テディちゃでス!
しゅッぱつゥ~しんこうッ!」
「がるる!ぐるぐる~!」(←訳:虎です!潜水開始~!)
こんにちは、ネーさです。
は~い、潜りますよ!
前回記事では巨大な?鯉ちゃんの登場するミステリ作品を御紹介いたしましたが、
今日は、海です!深海です!
ダイオウイカくんの本拠・深海を描いた小説作品を、
さあ、どうぞ~!

―― 海に降る ――
著者は朱野帰子(あけの・かえるこ)さん、2012年1月に発行されました。
では、深海探査希望者さんたち、準備はよろしいか?
「テディちゃ、ゆきまァ~すッ!」
「ぐるがるるる~!」(←訳:いざ海の底へ~!)
ダイオウイカくんを一躍人気者に仕立て上げたのは、
NHKが放送したTV番組でしたね。
深海に棲む生物の調査を推し進めたのは、
つまり官や公――お役所や省庁ではなく、
民間のパワー、と申せましょうか。
日本では、
海洋科学技術センター、
海洋研究開発機構、といった機関が
《深海へ潜る》研究のリーダーとなっています。
この御本の主人公さんは
独立行政法人海洋科学研究所(JAMSTEC)に勤務する、
有人潜水調査船のパイロット候補生!
彼女の名は、
天谷深雪(あまがい・みゆき)さん――
「えェッ? かのじょォ??」
「ぐるぐるるっる!」(←訳:女性パイロット!)
あら、驚くことないでしょ、
女性が調査船のパイロットになってもいいじゃん!
と言えたらいいのですが、
ええ、実はね、驚いてもいいんです。
深雪さんは、なんと、
女性初のパイロット候補生。
研修を重ね、訓練を重ね、整備の技能も習得し、
やっと摑んだパイロット候補へのチケットでした。
横須賀の母港から研究船で出航し、
潜航海域の駿河湾で
有人潜水調査船《しんかい六五○○》は
海中に潜入する――
その《しんかい六五○○》に
深雪さんは、晴れて乗り込む予定、だったのですが……。
「むむッ? どうしたのでスかッ?」
「がるがるぐるる??」(←訳:トラブルですか??)
思いがけぬトラブルが、
深雪さんの手から《しんかい六五○○》を
遠ざける事態になりました。
深雪さんは、潜水調査の第一線から外され、
広報課に預けられてしまいます。
「えええッ! それじゃあァ!」
「ぐるるるるー!」(←訳:潜れないよー!)
トラブルの原因とは、いったい?
そして、深雪さんはパイロットに復帰できるのでしょうか?
ひとりのパイロット候補生の“危機”を縦糸に、
著者・朱野さんはさまざまな横糸を縒り合せて
物語を織り進めてゆきます。
珍しい深海生物を発見することだけが主眼ではない、
海洋研究の幅広さ――
生物圏、地球の内部構造、
地球全体の地殻変動、海底資源などなど、
宇宙よりも身近なはずなのに
あまりに多くの事柄が不明な
《深海》。
「なぞだらけッ!」
「がるぐるる!」(←訳:未知だらけ!)
この御本はフィクションではありますが、
私たち読み手の目前に
深海への扉を開いてくれる得難い一冊です。
ダイオウイカくんのブレイクをきっかけに
いっそう、深海を見たい!知りたい!と感じ入った御方に
熱烈おすすめいたしますよ~♪
「ではァ、いよいよッ!」
「ぐるがる~!」(←訳:潜航始め~!)
しゅッぱつゥ~しんこうッ!」
「がるる!ぐるぐる~!」(←訳:虎です!潜水開始~!)
こんにちは、ネーさです。
は~い、潜りますよ!
前回記事では巨大な?鯉ちゃんの登場するミステリ作品を御紹介いたしましたが、
今日は、海です!深海です!
ダイオウイカくんの本拠・深海を描いた小説作品を、
さあ、どうぞ~!

―― 海に降る ――
著者は朱野帰子(あけの・かえるこ)さん、2012年1月に発行されました。
では、深海探査希望者さんたち、準備はよろしいか?
「テディちゃ、ゆきまァ~すッ!」
「ぐるがるるる~!」(←訳:いざ海の底へ~!)
ダイオウイカくんを一躍人気者に仕立て上げたのは、
NHKが放送したTV番組でしたね。
深海に棲む生物の調査を推し進めたのは、
つまり官や公――お役所や省庁ではなく、
民間のパワー、と申せましょうか。
日本では、
海洋科学技術センター、
海洋研究開発機構、といった機関が
《深海へ潜る》研究のリーダーとなっています。
この御本の主人公さんは
独立行政法人海洋科学研究所(JAMSTEC)に勤務する、
有人潜水調査船のパイロット候補生!
彼女の名は、
天谷深雪(あまがい・みゆき)さん――
「えェッ? かのじょォ??」
「ぐるぐるるっる!」(←訳:女性パイロット!)
あら、驚くことないでしょ、
女性が調査船のパイロットになってもいいじゃん!
と言えたらいいのですが、
ええ、実はね、驚いてもいいんです。
深雪さんは、なんと、
女性初のパイロット候補生。
研修を重ね、訓練を重ね、整備の技能も習得し、
やっと摑んだパイロット候補へのチケットでした。
横須賀の母港から研究船で出航し、
潜航海域の駿河湾で
有人潜水調査船《しんかい六五○○》は
海中に潜入する――
その《しんかい六五○○》に
深雪さんは、晴れて乗り込む予定、だったのですが……。
「むむッ? どうしたのでスかッ?」
「がるがるぐるる??」(←訳:トラブルですか??)
思いがけぬトラブルが、
深雪さんの手から《しんかい六五○○》を
遠ざける事態になりました。
深雪さんは、潜水調査の第一線から外され、
広報課に預けられてしまいます。
「えええッ! それじゃあァ!」
「ぐるるるるー!」(←訳:潜れないよー!)
トラブルの原因とは、いったい?
そして、深雪さんはパイロットに復帰できるのでしょうか?
ひとりのパイロット候補生の“危機”を縦糸に、
著者・朱野さんはさまざまな横糸を縒り合せて
物語を織り進めてゆきます。
珍しい深海生物を発見することだけが主眼ではない、
海洋研究の幅広さ――
生物圏、地球の内部構造、
地球全体の地殻変動、海底資源などなど、
宇宙よりも身近なはずなのに
あまりに多くの事柄が不明な
《深海》。
「なぞだらけッ!」
「がるぐるる!」(←訳:未知だらけ!)
この御本はフィクションではありますが、
私たち読み手の目前に
深海への扉を開いてくれる得難い一冊です。
ダイオウイカくんのブレイクをきっかけに
いっそう、深海を見たい!知りたい!と感じ入った御方に
熱烈おすすめいたしますよ~♪
「ではァ、いよいよッ!」
「ぐるがる~!」(←訳:潜航始め~!)