テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 緑の指の持ち主 ~

2013-11-08 21:53:43 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 もうすぐゥ、こがらしィ??」
「がるる!ぐるぐるるる!」(←訳:虎です!吹きそうだよ!)

 こんにちは、ネーさです。
 今年2013年に立冬は昨日――11月7日でしたね。
 もうすぐ木枯らしが吹くぞ~と予報が出ている週末の読書タイムは、
 目に麗しいこちらの御本はいかがでしょうか♪

  



 
         ―― ポール・スミザーの おすすめ花ガイド ――



 著者はポール・スミザーさん、2013年10月に発行されました。
 『Recommended Garden Plants』と英語題名が、
 『ナチュラルガーデンの四季を彩る草花と花木』と日本語副題が付されています。

「ふァ~! みどりィ~!」
「ぐるるるぅ!」(←訳:きれいだぁ!)

 御本の表紙で、
 農具を握って庭の手入れをしているのは
 著者・スミザーさん。

 ううむ! スミザーさんのお庭の、
 瑞々しくもなんと美しいこと!

 猛暑の後のせいか、錦秋というには物足りない紅葉と、
 道端でカサコソ音を立てる落ち葉を見慣れてしまった私たちには、
 まるで異世界のように思われますが……

「ぶぶゥーッ!
 ここはァ、にほんでスゥ!」
「がるぐぅるるる~!」(←訳:外国じゃないよ~!)

 ええ、そうなんですよね。
 ポール・スミザーPaul Smither ポール・スミザーさんは、
 英国に生まれ育ち、
 王立園芸協会ウィズリー・ガーデンで
 植物についての知識や園芸の技術を学んだ御方ですが、
 現在は日本を拠点に
 ガーデンデザイナーさんとして活躍しておられます。

 なので、日本の土壌と植物に、
 ガーデニングの本場・英国仕込みのセンスを加えたら……

「こんなにィ、みどりィいッぱいィのォ、おにわがァ~」
「ぐるぅっる!」(←訳:出来ちゃった!)

 イギリス(イングランド)の庭園に馴染む植物と、
 日本の風土に合う植物。

 両方を知悉するスミザーさんは、
 この御本で或る“確信”を述べています。

   肥料なんて要らない!
   もちろん農薬も要らない!

   水さえあれば、植物は自分の力で生きてゆく!

「えッ?? みずゥだけッ??」
「がるるるぐるる??」(←訳:水だけでいいの??)

   化学肥料も有機肥料もいらない。
   余分なものを使わない、自然のままがいちばんいい。

 以前に英国で行われた研究の結果や
 御自身の経験をもとに、
 日本の庭に適した草花、花木の数々が
 この御本では紹介されています。

 通常、植物や花の辞典、図鑑、というと……

「おおきいィ~! おもいィ~!」
「ぐるるるがる~!」(←訳:専門的で難解~!)

 ということが多いのですけれど、
 この御本はコンパクトにまとまっていて、
 お花の写真も可愛らしい!

 
「ほんかくてきなァ、がーでなーさんにもッ」
「がるるるぐるるがるぐるっ」(←訳:ベランダ園芸家さんにもっ)
「おすすめでス♪」

 いやー園芸は苦手で~…という御方も、
 冬を迎える心と瞳の保養のために、ぜひ!
 御本のところどころに顔を出す
 ムシくんやカエルくんのキュートな御姿も必見ですので
 写真集としてもお楽しみくださいな♪♪




 
 

 
 
 
コメント
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