テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《外伝》は、嬉しいおまけ♪

2013-11-11 21:59:12 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぶるぶるゥだからァ、もふもふゥ!」
「がるる!ぐるぐるがるるる!」(←訳:虎です!冷え冷えなので温!)

 こんにちは、ネーさです。
 えー、上の言葉を翻訳しますと、寒くなったのでモコモコ着込もう!ですね。
 私ネーさも、今日はダウンジャケットを引っ張り出しました。
 さあ、木枯らし一号をハネ返すべく、
 本日も熱~い読書タイムと参りましょう♪
 こちらを、どうぞ~!

  



 
         ―― QED ~flumen~ ホームズの真実 ――



 著者は高田崇史(たかだ・たかふみ)さん、2013年9月に発行されました。
 ミステリ好きな活字マニアさんは、よぉく御存知ですよね。
 著者・高田さんのデビュー作品『QED 百人一首の呪』から始まる、
 《QED》シリーズ!

「ふァいッ!テディちゃもォ、しッてまスゥ!
 あれェ? でもォ~…」
「ぐるーるるがるぐるるる?」(←訳:シリーズは完結したよね?)

 ええ、『QED 百人一首』(1998年刊)より数えて
 17冊目の『QED 伊勢の曙光』(2011年刊)にて
 シリーズはめでたく完結……
 (『毒草師 QED Another Story』『毒草師 白蛇の洗礼』も含めると19冊)
 ということだったのですが……

 またもめでたく!
 新たにこの御本が、
 シリーズの《外伝》として刊行されたのです。

 懐かしいキャラさんたちに再会できるって、いいですね~♪♪

「ならばァ、あのォ、ぼさぼさおにいさんがァ~」
「がっるるるぅ!」(←訳:帰ってくるぅ!)

 はい、そうです!
 アタマは寝癖でバクハツ、
 ひょろひょろの手足に薬剤師の白衣、
 でも頭脳は超一流で、
 歴史マニアで、ホームズマニアで……な桑原崇(くわばら・たかし)さんこと『タタル』さん。
 《QED》シリーズで探偵役を務めるあのタタルさんが
 帰ってきましたよ。

「きょうもォ、ぼさぼさァ、かなッ?」
「ぐるるがるがる!」(←訳:たぶんボサボサ!)

 う~ん、それはどうかな?
 今日くらいは、タタルさんもおめかしして来るのじゃないでしょうか。

 なんたって、シャーロキアンの会合です!
 横浜・山手の洋館で、
 有名なシャーロキアンの学者先生が
 御自分のホームズさん関連のコレクションを一挙公開しちゃう展覧会の
 レセプションにお招きしていただいたんですから。

「それじゃァ、おしゃれッ!」
「がるぅるぐるるがる!」(←訳:おしゃれしないとね!)

 タタルさんと、ワトスン役の棚旗奈々(たなはた・なな)さん、
 ちょっと遅刻気味ではありましたが、
 ふたりして展覧会会場へ到着し、
 シャーロキアンの方々を楽しく語らい合っていると――

 事件です!

「ふァ~、やぱりィ~!」
「ぐるるるるがっる!」(←訳:そうなると思った!)

 この御本の前半には、
 シャーロキアン垂涎の中編作品『ホームズの真実』が、
 そして後半部分には
 『QEDパーフェクトガイドブック』として
 《QED》シリーズ各巻でタタルさん奈々さんたちが訪れた場所の
 地図・事件年表・簡単な解説・ひとくちメモなど
 シリーズ愛読者さんには嬉しいガイドページ、
 歴代編集者さんとの対談、
 特別書き下ろしの短編も収録されています。

 
 《QED》シリーズは
 日本の歴史ミステリの在りかた&視点を大きく変えた、
 画期的なミステリ作品群でした。
 ここでご紹介しているのはノベルズ版(新書サイズ)の御本ですが、
 殆どの《QED》シリーズ作品は
 既に文庫化されていますので、
 未読のミステリ好きさんは
 お好きな版でぜひ読んでみてくださいね。
 私ネーさのおすすめは
 『QED龍馬暗殺』!

「しりーずをォ、よみおえたらァ~」
「がるるぐるがるる!」(←訳:貴方も歴史マニア!)

 あったかな炬燵で全巻読破を、ぜひ!



 
 
 
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする