「こんにちわッ、テディちゃでス!
せーのッ、ちくりィッ!」
「がるる!ぐるぐるっる!」(←訳:虎です!チクチクっと!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、そろそろシーズンですからね、
私ネーさ、インフルエンザの予防接種をチクっとやっちまってきましたよ。
体質や持病のため予防接種できない御方もおられるでしょうが、
体調が良い方々は早めにチクっ!を済ませちゃいましょうね。
では、肩の荷をちょこっと下したところで、
本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!
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―― 一路 ――
著者は浅田次郎さん、2013年2月に発行されました。
『一路』は『いちろ』とお読みくださいね。
「しんじんさんをォ、よろしくゥ!」
「ぐーるーがるるるぅ!」(←訳:ルーキーなんですぅ!)
新人、ルーキー、駆け出し、新米……
いつの時代にも、社会にデビューしたての若人さんは存在します。
この御本の主人公・小野寺一路(おのでら・いちろ)くんも
お江戸の時代の、そんな新社会人の一人、なのですが。
一路さん、がっつりハンデを背負っての
武家社会デビューとなりました。
「むゥ~…かわいそぅ~…」
「ぐるがっるるる~…」(←訳:災難だったよね~…)
火災により、お父上を亡くし、
同時に御先祖がお殿さまより拝領した御屋敷も焼失してしまい、
急遽お家を継がねばならなくなった上に、
参勤道中の御供頭(おともがしら)の大役を
務める仕儀と相成った一路くん。
御供頭は、
一路くんの先祖さま方が代々務めてきた御役目。
本来なら、何の支障もなくやってのけられるはず、ですけど、
お父上から仕事のコツひとつ教わるでもなく、
学業と剣術ひと筋に育ってきた一路くんに、
いきなり御供頭、なんていっても……ねえ?
「だッってェ、いちろくんはッ」
「がるるる!」(←訳:まだ19歳!)
数えで十九、ということは
現代での実年齢は18歳。
18歳のぴよぴよヒヨっ子侍が、
七千五百石の旗本家中を率い、
西美濃田名部郡(にしみの・たなぶごおり)の知行地から、
江戸へと向かう――
その道中は平坦なものではありません。
峠の険が、
降りこめる雪が、
身も凍てつく北風が、
一行に襲いかかります。
「……それにィ~!」
「ぐるぐるっ!」(←訳:怪しいよっ!)
お殿さまの蒔坂左京太夫(まいさか・さきょうのだいぶ)様、
そして江戸へと赴く家臣団の中には、
それぞれの思惑を抱き、
不審な行動に走る者が、ひとり、ふたり、いや、もっと?
ああ、一路くんの歩む道は困難の度合いを増すばかり……。
「しんじんッ、だもんねェ~」
「がるるるる~」(←訳:つらいよね~)
エンタな時代物を語らせれば最強!な著者・浅田さんによる
艱難辛苦も笑いもユーモアも
盛れるだけ盛りまくった痛快ロードームーヴィーは、
冬将軍の足音が迫る今の季節にこそおすすめ!
そして、本文を読み終えたら、
上下巻2冊を並べ、
表紙画をじ~っくりと眺めてみてくださいな。
山口晃さんによる“道中双六”風の画には
名場面・名台詞が描き込まれ、
祝着至極&拍手喝采♪
「あはァ♪ おもしろすぎィ~♪」
「ぐぅるるーる!」(←訳:ファンキーだ!)
読む楽しみ、
見る楽しみ、
両方を堪能できちゃう素晴らしい作品を、
皆さま、ぜひ~!
せーのッ、ちくりィッ!」
「がるる!ぐるぐるっる!」(←訳:虎です!チクチクっと!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、そろそろシーズンですからね、
私ネーさ、インフルエンザの予防接種をチクっとやっちまってきましたよ。
体質や持病のため予防接種できない御方もおられるでしょうが、
体調が良い方々は早めにチクっ!を済ませちゃいましょうね。
では、肩の荷をちょこっと下したところで、
本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!

―― 一路 ――
著者は浅田次郎さん、2013年2月に発行されました。
『一路』は『いちろ』とお読みくださいね。
「しんじんさんをォ、よろしくゥ!」
「ぐーるーがるるるぅ!」(←訳:ルーキーなんですぅ!)
新人、ルーキー、駆け出し、新米……
いつの時代にも、社会にデビューしたての若人さんは存在します。
この御本の主人公・小野寺一路(おのでら・いちろ)くんも
お江戸の時代の、そんな新社会人の一人、なのですが。
一路さん、がっつりハンデを背負っての
武家社会デビューとなりました。
「むゥ~…かわいそぅ~…」
「ぐるがっるるる~…」(←訳:災難だったよね~…)
火災により、お父上を亡くし、
同時に御先祖がお殿さまより拝領した御屋敷も焼失してしまい、
急遽お家を継がねばならなくなった上に、
参勤道中の御供頭(おともがしら)の大役を
務める仕儀と相成った一路くん。
御供頭は、
一路くんの先祖さま方が代々務めてきた御役目。
本来なら、何の支障もなくやってのけられるはず、ですけど、
お父上から仕事のコツひとつ教わるでもなく、
学業と剣術ひと筋に育ってきた一路くんに、
いきなり御供頭、なんていっても……ねえ?
「だッってェ、いちろくんはッ」
「がるるる!」(←訳:まだ19歳!)
数えで十九、ということは
現代での実年齢は18歳。
18歳のぴよぴよヒヨっ子侍が、
七千五百石の旗本家中を率い、
西美濃田名部郡(にしみの・たなぶごおり)の知行地から、
江戸へと向かう――
その道中は平坦なものではありません。
峠の険が、
降りこめる雪が、
身も凍てつく北風が、
一行に襲いかかります。
「……それにィ~!」
「ぐるぐるっ!」(←訳:怪しいよっ!)
お殿さまの蒔坂左京太夫(まいさか・さきょうのだいぶ)様、
そして江戸へと赴く家臣団の中には、
それぞれの思惑を抱き、
不審な行動に走る者が、ひとり、ふたり、いや、もっと?
ああ、一路くんの歩む道は困難の度合いを増すばかり……。
「しんじんッ、だもんねェ~」
「がるるるる~」(←訳:つらいよね~)
エンタな時代物を語らせれば最強!な著者・浅田さんによる
艱難辛苦も笑いもユーモアも
盛れるだけ盛りまくった痛快ロードームーヴィーは、
冬将軍の足音が迫る今の季節にこそおすすめ!
そして、本文を読み終えたら、
上下巻2冊を並べ、
表紙画をじ~っくりと眺めてみてくださいな。
山口晃さんによる“道中双六”風の画には
名場面・名台詞が描き込まれ、
祝着至極&拍手喝采♪
「あはァ♪ おもしろすぎィ~♪」
「ぐぅるるーる!」(←訳:ファンキーだ!)
読む楽しみ、
見る楽しみ、
両方を堪能できちゃう素晴らしい作品を、
皆さま、ぜひ~!