「こんにちわッ、テディちゃでス!
ネーさッ、たいへんでスゥ!」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!勝ち点に変動が!)
こんにちは、ネーさです。
んまああっ!
週末のセリエで波乱発生!
2位ナポリが負けて首位ユヴェントスとの勝ち点差が6に!
このままユーヴェが余裕の独走モードに入っちゃうのか?
あ、いえ、フットボールじゃなくて、
読書、読書、と……はい、
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― ギリシア人の物語 Ⅰ ――
著者は塩野七生(しおの・ななみ)さん、2015年12月に発行されました。
『民主制の始まり』と巻題が付されたこの御本は、
著者・塩野さんの代表作たる《ローマ人の物語》と対をなす、
《ギリシア人の物語》第一巻です。
「ろーまていこくのォ、おとなりィ!」
「ぐるるがるるぐるる!」(←訳:なのに関係が不思議!)
御本の冒頭で、塩野さんは記しています。
なぜ今になってギリシア人の歴史を書く気になったのか。
西洋文明の基礎とされる、
ギリシア・ローマ文明の、
ローマの部分は『ローマ人の物語』で描いたけれど、
ギリシアに関しては、
『ローマ人の物語』Ⅰ巻の、52ページ文でしか
取り上げていなかった……
それでは、いくらなんでも失礼であるし、
昨今とみに耳にすることが多くなった
民主主義とは何か、
民主政下のリーダーとはどうあるべきか、
この問題の行き着く先は、
民主政治の創始者・古代ギリシアなのだから――
「ぎりしあにィついてェ~」
「がるるるるぅ!」(←訳:書かなくちゃ!)
ローマ人の行跡を追ったように、
ギリシア人の行跡を、いま、追いかける。
そうして幕が上がった《ギリシア人の物語》は、
第一章『ギリシア人て、誰?』
第二章『それぞれの国づくり』
第三章『侵入者ペルシアに抗して』
第四章『ペルシア戦役以降』
の四つの章に分けられ、
ギリシアという“国”のベースが詳述されてゆきます。
ギリシア神話を生んだ土地と、
その土地に住まう人々、
成熟する都市国家(ポリス)と、
“哲学”の芽――
「むむッ、むずかしくゥなッてきましたでスゥ!」
「ぐるるがるるるるぅ~…」(←訳:教科書みたいだよぅ~…)
濃過ぎる内容に息切れしそうになったら、
そうね、
ちょっとページを飛ばして、
本文173ページの
『テルモピュレー』を覗いてみましょう。
歴史に名高い《テルモピュレーの戦い》、
スパルタ王レオニダス率いる300人の兵士と、
ギリシアを征服せんと襲来した
ペルシア軍100万人の激闘は
近年では映画『300(スリーハンドレッド)』、
その原作であるフランク・ミラーさんのグラフィックノベル『300』で
御存知の方々も多いことでしょう。
「ひゃくまんにんはァ~」
「がるるぐる!」(←訳:大袈裟です!)
実際の、テルモピュレーの戦いはどうであったのか。
塩野さんは冷静に、
当時のギリシの政治状況、国際情勢、
各都市国家の特徴と、
そしてまたペルシア軍の内情をも分析します。
ペルシア軍、20万人。
迎え撃つギリシア軍は、補助兵まで加えても1万人。
戦力比、20対1。
それへ、レオニダス王が選択した“策”とは?
「むむむッ! ねむけもォ、ふッとびィまス!」
「ぐるがるるる!」(←訳:胸がどきどき!)
ギリシアの智の平和、戦国、戦乱、
興亡と行末。
《ローマ人の物語》に夢中になった活字マニアさんは、
ぜひ、こちらの《ギリシア人の物語》も!
教科書では見えなかった古代ギリシアが
ありありと見えてくる快作です!
激おすすめですよ~♪
ネーさッ、たいへんでスゥ!」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!勝ち点に変動が!)
こんにちは、ネーさです。
んまああっ!
週末のセリエで波乱発生!
2位ナポリが負けて首位ユヴェントスとの勝ち点差が6に!
このままユーヴェが余裕の独走モードに入っちゃうのか?
あ、いえ、フットボールじゃなくて、
読書、読書、と……はい、
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― ギリシア人の物語 Ⅰ ――
著者は塩野七生(しおの・ななみ)さん、2015年12月に発行されました。
『民主制の始まり』と巻題が付されたこの御本は、
著者・塩野さんの代表作たる《ローマ人の物語》と対をなす、
《ギリシア人の物語》第一巻です。
「ろーまていこくのォ、おとなりィ!」
「ぐるるがるるぐるる!」(←訳:なのに関係が不思議!)
御本の冒頭で、塩野さんは記しています。
なぜ今になってギリシア人の歴史を書く気になったのか。
西洋文明の基礎とされる、
ギリシア・ローマ文明の、
ローマの部分は『ローマ人の物語』で描いたけれど、
ギリシアに関しては、
『ローマ人の物語』Ⅰ巻の、52ページ文でしか
取り上げていなかった……
それでは、いくらなんでも失礼であるし、
昨今とみに耳にすることが多くなった
民主主義とは何か、
民主政下のリーダーとはどうあるべきか、
この問題の行き着く先は、
民主政治の創始者・古代ギリシアなのだから――
「ぎりしあにィついてェ~」
「がるるるるぅ!」(←訳:書かなくちゃ!)
ローマ人の行跡を追ったように、
ギリシア人の行跡を、いま、追いかける。
そうして幕が上がった《ギリシア人の物語》は、
第一章『ギリシア人て、誰?』
第二章『それぞれの国づくり』
第三章『侵入者ペルシアに抗して』
第四章『ペルシア戦役以降』
の四つの章に分けられ、
ギリシアという“国”のベースが詳述されてゆきます。
ギリシア神話を生んだ土地と、
その土地に住まう人々、
成熟する都市国家(ポリス)と、
“哲学”の芽――
「むむッ、むずかしくゥなッてきましたでスゥ!」
「ぐるるがるるるるぅ~…」(←訳:教科書みたいだよぅ~…)
濃過ぎる内容に息切れしそうになったら、
そうね、
ちょっとページを飛ばして、
本文173ページの
『テルモピュレー』を覗いてみましょう。
歴史に名高い《テルモピュレーの戦い》、
スパルタ王レオニダス率いる300人の兵士と、
ギリシアを征服せんと襲来した
ペルシア軍100万人の激闘は
近年では映画『300(スリーハンドレッド)』、
その原作であるフランク・ミラーさんのグラフィックノベル『300』で
御存知の方々も多いことでしょう。
「ひゃくまんにんはァ~」
「がるるぐる!」(←訳:大袈裟です!)
実際の、テルモピュレーの戦いはどうであったのか。
塩野さんは冷静に、
当時のギリシの政治状況、国際情勢、
各都市国家の特徴と、
そしてまたペルシア軍の内情をも分析します。
ペルシア軍、20万人。
迎え撃つギリシア軍は、補助兵まで加えても1万人。
戦力比、20対1。
それへ、レオニダス王が選択した“策”とは?
「むむむッ! ねむけもォ、ふッとびィまス!」
「ぐるがるるる!」(←訳:胸がどきどき!)
ギリシアの智の平和、戦国、戦乱、
興亡と行末。
《ローマ人の物語》に夢中になった活字マニアさんは、
ぜひ、こちらの《ギリシア人の物語》も!
教科書では見えなかった古代ギリシアが
ありありと見えてくる快作です!
激おすすめですよ~♪