テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

光と、空気。

2016-04-20 21:52:12 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 どうかァ、おおあめにィなりませんようにィ!」
「がるる!ぐるるがるるー!」(←訳:虎です!荒天は嫌ですー!)

 こんにちは、ネーさです。
 九州地方のお天気が荒れませんように、と
 予報を見ては願っています。
 天も地も、一刻も早く落ち着いてくれるよう祈りながら、
 本日は、或る“風景画家”さんの展覧会情報を、どうぞ~!
 
  



           ―― 吉田博 展 ――



 千葉県千葉市中央区の千葉市美術館にて、
 会期は2016年4月9日~5月22日(4/25と5/2は休館)、
 洋画家・吉田博さんの生誕140年を記念する特別展です。

「ふァ~! きれいなァ、ひかりィ!」
「ぐるがるるるる!」(←訳:山が輝いてるよ!)

  

 吉田博(よしだ・ひろし)さん(1876~1950)は
 福岡県久留米市に生まれた御方です。
 
 生年が1876年、ということは、明治9年……
 つまり、近代日本画壇の発展と重なる生涯であった、
 と申せましょうか。

「これはァ、すいさいがァ、でスかッ?」
「がるぐるっ?」(←訳:版画かなっ?)

  

 水彩画、油彩画、木版画、と
 吉田さんは様々な画材を駆使して
 新時代の絵画――洋画での表現を試みました。

 海外渡航も、
 まず米国へ、それからロンドン、パリ、というルートを択って、
 見聞を深めてゆきます。

 また、吉田さんはとりわけ高山を愛した画家さんだった、とも
 伝えられています。

 ↑画像いちばん上の、
 チラシ(フライヤー)前面の作品(木版)は
 『日本アルプス十二景 劔山の朝』(大正15年/1926年)。

「わおゥ! とざんかさんでスゥ!」
「ぐるるるるるがる!」(←訳:アルピニスト画家!)

  

 この展覧会では、初公開となる写生帖なども含め、
 約300点の作品が展示され、
 講演会、市民美術講座、
 ギャラリートークなども予定されていますよ。

 明治~昭和にかけて活躍した画家さんの中では、
 いままであまり注目されていなかった吉田さんですが、
 近年、再評価の機運が高まっています。

「これはァ、いちどォ、めにしたらァ~…」
「がるるるるるぐるる!」(←訳:忘れられない画だよ!)

 特に、明治の版画が好きだー!という方々に
 おすすめしたい展覧会です。
 JR千葉駅東口から、
 歩いて15分の立地にある千葉市美術館へ、
 お出掛けしてみてくださいね~!
 



    では、ここでオマケ画像も、どうぞ~♪ 
   
   
   ここ東京・八王子では、
   ちょうどいまヤエザクラちゃんが満開になってますので、
   逆光になってしまいましたが、
   パチリ!と。
   「まんまるゥ!」
   「ぐっるる!」(←訳:ふっくら!)
   ソメイヨシノとは異なる春の花の色が、
   じんわり、目に沁みます。


コメント
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