「こんにちわッ、テディちゃでス!
ちぇッくゥめいとォ、でスかッ?」
「がるる!ぐるるー!」(←訳:虎です!王手だー!)
こんにちは、ネーさです。
ユヴェントス、勝ちました!ので、
リーグ優勝に必要なのは、あと勝ち点1!
明日にも決まるのか?次節に持越しか?
元気玉をまず九州へ投げてから、
ハラハラ気分のまま、
本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!
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―― ダンゴムシに心はあるのか? ――
著者は森山徹(もりやま・とおる)さん、2011年4月に発行されました。
『新しい心の科学』と副題が付されています。
「……だんごむしィ、ッていうとォ~…」
「ぐるがるるるる、ぐるる?」(←訳:あのダンゴムシ、だよね?)
えーと、説明の前に、白状いたします。
私ネーさ、この御本の題名を読んで、
ダンゴムシに心はあるのか、ですって?
名作SF映画『ブレードランナー』の原作、
F・K・ディックさんの小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の
パロディ作品なのかしら??
と、思い込みかけました。
のですが、もちろん誤解です。早トチリです。
信州大学で比較認知科学と動物心理学の研究に携わっている
著者・森山さんが、
真剣に、至極真面目に取り組んだのが、この
『ダンゴムシに心はあるのか?』。
生命と心のかかわりを追及する、
科学論文です。
「でもォ、それはァ~!」
「がるーるるるるーるぐるる!」(←訳:ブレードランナーと同じだ!)
そうなのよね、
映画『ブレードランナー』に登場するレプリカント……
彼らはヒトなのか?
人造の身体に、心は宿るのか?
そして、ダンゴムシもまた、
姿形はヒトとは異なれど、
確かにひとつの生命体です。
ならば、彼らダンゴムシが心を有する可能性は?
「ぜろォじゃないィ、でスよねッ?」
「ぐるるがる!」(←訳:可能性あり!)
いえ、ちょっと待ってくださいな。
そもそも心とは何なんでしょう?
著者・森山さんは、
御本の第一章を《心とは?》の定義に費やします。
心とは、何なのか。
脳があれば心もある、のか?
感情すなわち心、なのか?
「むむむゥ、えェ~とォ?」
「が~るるぅ?」(←訳:う~んとぉ?)
《心》とは何であるかを、
森山さんは、次のように言い表しています。
――私の内にあるもう一人の私――
「うちなるゥじぶんッ??」
「ぐるるる?」(←訳:それが心?)
その定義をもとに、
さあ、いよいよ第二章に進みましょう。
ダンゴムシも、
“内なる私”を持っているのか?
庭先、公園、神社の物陰、石の下からダンゴムシくんたちを集め、
森山さんは実験を繰り返します。
周囲を水に囲まれたら、ダンゴムシくんはどう行動する?
されるがまま、なのか?
それとも回避行動に出る?
「けんとうゥもォ、つきませんッ!」
「がるるるぐるるがっる?」(←訳:どうするダンゴちゃん!)
実験の詳細は、
敢えてここには記しませんが
(ネタバレになっちゃいますから)、
『道具使用の萌芽――ダンゴムシの知性』という文章には、
私ネーさ、テンション上がりましたよ!
生き物が道具を初めて手にする瞬間……
おお、それはもうひとつの名作SF映画
『2001年宇宙の旅』を彷彿とさせる光景ではありませんか!
ダンゴムシに、心はある?
心があって、知性もあるのなら、
彼らの生物としての未来は?
何万年か先に、
彼らの心は、脳は、社会は、どうなっている??
「そこまでェいッちゃうぅとォ~!」
「ぐるるるがる!」(←訳:ホントにSF!)
おっと、失礼しました、
森山さんはダンゴムシくんたちの未来には言及していませんが、
彼らの可能性について、
さらには他の動物たち、
はては石!
ええ、石にも心があるであろうとさえ
示唆しています。
「だんごむしのォ、つぎはァ??」
「がっる!」(←訳:石って!)
刊行当時はたいそうな評判であったこの作品を、
遅ればせながら読んでみて、
いえ、もう2度か3度読み返してみないと
まだまだ分からないことがいっぱいなのですが、
なるほど、これは
『新しい心の科学』です。
《心》をもっともっと知りたい、
理解したい、という活字マニアさんは、
ぜひ、一読を!
ちぇッくゥめいとォ、でスかッ?」
「がるる!ぐるるー!」(←訳:虎です!王手だー!)
こんにちは、ネーさです。
ユヴェントス、勝ちました!ので、
リーグ優勝に必要なのは、あと勝ち点1!
明日にも決まるのか?次節に持越しか?
元気玉をまず九州へ投げてから、
ハラハラ気分のまま、
本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!
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―― ダンゴムシに心はあるのか? ――
著者は森山徹(もりやま・とおる)さん、2011年4月に発行されました。
『新しい心の科学』と副題が付されています。
「……だんごむしィ、ッていうとォ~…」
「ぐるがるるるる、ぐるる?」(←訳:あのダンゴムシ、だよね?)
えーと、説明の前に、白状いたします。
私ネーさ、この御本の題名を読んで、
ダンゴムシに心はあるのか、ですって?
名作SF映画『ブレードランナー』の原作、
F・K・ディックさんの小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の
パロディ作品なのかしら??
と、思い込みかけました。
のですが、もちろん誤解です。早トチリです。
信州大学で比較認知科学と動物心理学の研究に携わっている
著者・森山さんが、
真剣に、至極真面目に取り組んだのが、この
『ダンゴムシに心はあるのか?』。
生命と心のかかわりを追及する、
科学論文です。
「でもォ、それはァ~!」
「がるーるるるるーるぐるる!」(←訳:ブレードランナーと同じだ!)
そうなのよね、
映画『ブレードランナー』に登場するレプリカント……
彼らはヒトなのか?
人造の身体に、心は宿るのか?
そして、ダンゴムシもまた、
姿形はヒトとは異なれど、
確かにひとつの生命体です。
ならば、彼らダンゴムシが心を有する可能性は?
「ぜろォじゃないィ、でスよねッ?」
「ぐるるがる!」(←訳:可能性あり!)
いえ、ちょっと待ってくださいな。
そもそも心とは何なんでしょう?
著者・森山さんは、
御本の第一章を《心とは?》の定義に費やします。
心とは、何なのか。
脳があれば心もある、のか?
感情すなわち心、なのか?
「むむむゥ、えェ~とォ?」
「が~るるぅ?」(←訳:う~んとぉ?)
《心》とは何であるかを、
森山さんは、次のように言い表しています。
――私の内にあるもう一人の私――
「うちなるゥじぶんッ??」
「ぐるるる?」(←訳:それが心?)
その定義をもとに、
さあ、いよいよ第二章に進みましょう。
ダンゴムシも、
“内なる私”を持っているのか?
庭先、公園、神社の物陰、石の下からダンゴムシくんたちを集め、
森山さんは実験を繰り返します。
周囲を水に囲まれたら、ダンゴムシくんはどう行動する?
されるがまま、なのか?
それとも回避行動に出る?
「けんとうゥもォ、つきませんッ!」
「がるるるぐるるがっる?」(←訳:どうするダンゴちゃん!)
実験の詳細は、
敢えてここには記しませんが
(ネタバレになっちゃいますから)、
『道具使用の萌芽――ダンゴムシの知性』という文章には、
私ネーさ、テンション上がりましたよ!
生き物が道具を初めて手にする瞬間……
おお、それはもうひとつの名作SF映画
『2001年宇宙の旅』を彷彿とさせる光景ではありませんか!
ダンゴムシに、心はある?
心があって、知性もあるのなら、
彼らの生物としての未来は?
何万年か先に、
彼らの心は、脳は、社会は、どうなっている??
「そこまでェいッちゃうぅとォ~!」
「ぐるるるがる!」(←訳:ホントにSF!)
おっと、失礼しました、
森山さんはダンゴムシくんたちの未来には言及していませんが、
彼らの可能性について、
さらには他の動物たち、
はては石!
ええ、石にも心があるであろうとさえ
示唆しています。
「だんごむしのォ、つぎはァ??」
「がっる!」(←訳:石って!)
刊行当時はたいそうな評判であったこの作品を、
遅ればせながら読んでみて、
いえ、もう2度か3度読み返してみないと
まだまだ分からないことがいっぱいなのですが、
なるほど、これは
『新しい心の科学』です。
《心》をもっともっと知りたい、
理解したい、という活字マニアさんは、
ぜひ、一読を!