「こんにちわッ、テディちゃでス!
わううぅ! なんたるゥにちようびィ!」
「がるる!ぐっるるるがる!」(←訳:虎です!ビックリの連続!)
こんにちは、ネーさです。
土曜日深夜のSMAP解散報道に続き、
今日の日曜日もオリンピックや海外サッカーと、
バタバタの一日になりましたが、
心を落ち着けるためにも、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、お盆休みに最適な?こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 古道具屋 皆塵堂 ――
著者は輪渡颯介(わたり・そうすけ)さん、2011年2月に発行されました。
↑上の画像は単行本なのですけれど、
現在は文庫版も刊行されている
奇妙奇っ怪な古道具専門店《皆塵堂(かいじんどう)》シリーズの
この御本は記念すべき第一作です。
「きみょうゥ~…??」
「ぐるるがるる!」(←訳:なんか匂うぞ!)
ええ、ちょっと匂うかもしれません。
お江戸の時代の、古道具屋さん。
現代でいうならリサイクルショップさんですね。
誰かの手許にあったモノ、
さんざん使い古されたモノ、
家に置いておくよりはお金に換えてしまえ!
といったノリで
いろいろな品物が持ち込まれるのが
古道具屋さん、なのでございますが。
「でもォ、このォおみせはァ~…?」
「がるがるぐるるる?」(←訳:ボロボロ過ぎるよ?)
《皆塵堂》さんの店頭に並んでいるのは、
鍋、釜、桶、柄杓などなど、
やたらと雑多な“安物”古道具の類……?
いくら古道具屋さんといえど、
良質の書画骨董も扱っていないのは、
いったい何故なのか……?
「そッ、それはッ」
「ぐっるるぅ??」(←訳:やっぱりぃ??)
そう、そこにはやはり、ワケがあるんです。
他の古道具屋さんでは引き取ってくれないような物でも、
《皆塵堂》さんは引き取ってくれる。
いわくつきの、
得体の知れない妖しい品も、
このお店なら、
引き取ってくれる……
「ひゃわッ! なッ、なまぬるいィ~かぜがッ!」
「がるぐるる!」(←訳:急に鳥肌が!)
かような評判で知られる《皆塵堂》さんに、
珍しくも、新しい働き手さんがやってきました。
《皆塵堂》さんの御主人が、
同業他社の《銀杏屋(いちょうや)》さんの
跡取り息子さんを預かったのです。
太一郎(たいちろう)さんというその青年が
《皆塵堂》に来たのは
いわゆる“修行”のため。
なのですが、
実は太一郎さん、
見えてしまう体質、なんですねえ。
「ううッ、それはァたいへんでスゥ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:いわくの衝突だ!)
いわくある品だらけのお店と、
いわくが見えてしまう人間。
しかも太一郎さん、
自分が見えてしまう体質だと認めたくない、
認めようとしないものですから、
お話はこじれます。
今日も、簪(かんざし)が、
開かずの間の戸が、
太一郎さんの心をぞわぞわ~っと騒がせる……
「ぎゃわわわァ~ッ」
「がるぅ!」(←訳:出たぁ!)
カワイイ妖怪ちゃんたちのお江戸ホラー、
ではなくて。
ひ~んやり正統派の、
けれど怖すぎないホラーストーリーと、
太一郎さん&フレンズのコミカルなやり取りも加えた時代小説は、
はい、夏の夜の読書タイムにうってつけ♪です。
「ねむれェなくなるゥ~…」
「ぐるるがるる~…」(←訳:冷や汗じわり~…)
江戸もの好きな御方におすすめの
《皆塵堂》シリーズ、
ミステリ好きな活字マニアさんも、
ぜひ、一読してみてくださいね。
わううぅ! なんたるゥにちようびィ!」
「がるる!ぐっるるるがる!」(←訳:虎です!ビックリの連続!)
こんにちは、ネーさです。
土曜日深夜のSMAP解散報道に続き、
今日の日曜日もオリンピックや海外サッカーと、
バタバタの一日になりましたが、
心を落ち着けるためにも、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、お盆休みに最適な?こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 古道具屋 皆塵堂 ――
著者は輪渡颯介(わたり・そうすけ)さん、2011年2月に発行されました。
↑上の画像は単行本なのですけれど、
現在は文庫版も刊行されている
奇妙奇っ怪な古道具専門店《皆塵堂(かいじんどう)》シリーズの
この御本は記念すべき第一作です。
「きみょうゥ~…??」
「ぐるるがるる!」(←訳:なんか匂うぞ!)
ええ、ちょっと匂うかもしれません。
お江戸の時代の、古道具屋さん。
現代でいうならリサイクルショップさんですね。
誰かの手許にあったモノ、
さんざん使い古されたモノ、
家に置いておくよりはお金に換えてしまえ!
といったノリで
いろいろな品物が持ち込まれるのが
古道具屋さん、なのでございますが。
「でもォ、このォおみせはァ~…?」
「がるがるぐるるる?」(←訳:ボロボロ過ぎるよ?)
《皆塵堂》さんの店頭に並んでいるのは、
鍋、釜、桶、柄杓などなど、
やたらと雑多な“安物”古道具の類……?
いくら古道具屋さんといえど、
良質の書画骨董も扱っていないのは、
いったい何故なのか……?
「そッ、それはッ」
「ぐっるるぅ??」(←訳:やっぱりぃ??)
そう、そこにはやはり、ワケがあるんです。
他の古道具屋さんでは引き取ってくれないような物でも、
《皆塵堂》さんは引き取ってくれる。
いわくつきの、
得体の知れない妖しい品も、
このお店なら、
引き取ってくれる……
「ひゃわッ! なッ、なまぬるいィ~かぜがッ!」
「がるぐるる!」(←訳:急に鳥肌が!)
かような評判で知られる《皆塵堂》さんに、
珍しくも、新しい働き手さんがやってきました。
《皆塵堂》さんの御主人が、
同業他社の《銀杏屋(いちょうや)》さんの
跡取り息子さんを預かったのです。
太一郎(たいちろう)さんというその青年が
《皆塵堂》に来たのは
いわゆる“修行”のため。
なのですが、
実は太一郎さん、
見えてしまう体質、なんですねえ。
「ううッ、それはァたいへんでスゥ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:いわくの衝突だ!)
いわくある品だらけのお店と、
いわくが見えてしまう人間。
しかも太一郎さん、
自分が見えてしまう体質だと認めたくない、
認めようとしないものですから、
お話はこじれます。
今日も、簪(かんざし)が、
開かずの間の戸が、
太一郎さんの心をぞわぞわ~っと騒がせる……
「ぎゃわわわァ~ッ」
「がるぅ!」(←訳:出たぁ!)
カワイイ妖怪ちゃんたちのお江戸ホラー、
ではなくて。
ひ~んやり正統派の、
けれど怖すぎないホラーストーリーと、
太一郎さん&フレンズのコミカルなやり取りも加えた時代小説は、
はい、夏の夜の読書タイムにうってつけ♪です。
「ねむれェなくなるゥ~…」
「ぐるるがるる~…」(←訳:冷や汗じわり~…)
江戸もの好きな御方におすすめの
《皆塵堂》シリーズ、
ミステリ好きな活字マニアさんも、
ぜひ、一読してみてくださいね。