テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 画狂人さんの《漫画郷》 ~

2016-08-31 22:10:10 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふァうゥ~…なつやすみィがァ~…」
「がるる!ぐるるるるる~…」(←訳:虎です!終わりますね~…!)

 こんにちは、ネーさです。
 台風の被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げつつ、
 一日も早い復興を願っております。
 先週は私たちも河川が氾濫寸前となって
 地獄のような時間を過ごしましたから
 とても他人事とは思えません。
 8月も終わることだし、
 もう今年は台風なんて来なくてけっこう!ですから、
 本日は、厄祓いならぬ台風祓いに効きそうな
 こちらの御方の展覧会情報を、どうぞ~! 
 
  



            ―― 北斎漫画展 ――



 神奈川県茅ケ崎市の茅ケ崎市美術館にて、
 会期は2016年9月11日~11月6日
 (月曜休館、ただし9/19、10/10の祝日は開館し、
 9/20、9/21、9/23、10/11、10/12、11/4は休館)、
 『HOKUSAI-MANGA Sketches from everyday life to supernatural』
 と英語題名が、
 『――画は伝神の具也――』と日本語副題が付されています。

「ほくさいィおじさァ~んッ!」
「ぐるるがるるるる!」(←訳:日本のマエストロ!)

  

 世界にその名を知られる浮世絵師、
 葛飾北斎さん(1760~1849)。

 湘南の名所、
 サザンビーチにも程近いこの美術館で開催されるのは、
 “画狂人”北斎さんの
 《北斎漫画》を主題とする展覧会です。

「かきこみィましたでスゥ!」
「がっるるる!」(←訳:ギッシリと!)

 《北斎漫画》――

 その内容は、実にシンプルです。
 筆一本に、墨一壺、白い紙。
 高価な岩絵の具など要りません。

 画題は、人間、動物、オバケや妖怪、
 伝説のモンスターから神さままで、
 何でもござれ。

 けれど、裏を返せば、
 白黒の、何でもアリの、そのシンプルさが怖ろしいんです……

 描き手の画力が、技力が、
 一目瞭然なんですから。

「そこはァ、しんぱいィむようゥでスゥ!」
「ぐるがるるるぐるる!」(←訳:北斎おじさんだもの!)
「はてしなくゥ、じょうずゥ、なのでスよゥ!」

 はい、その通り。
 《北斎漫画》は発表されるや大好評を博し、
 次々と版を重ね、
 続巻も刊行されたのです。
 
 私ネーさ、以前に別の展覧会で
 《北斎漫画》を拝見したことがあるんですけど、
 いやー、スゴかったわ!
 スゴすぎてね、ただもうポカーンとするか、
 笑うしかないっていうか、
 魂消るっていうのは、ああいうことですねえ。
 19世紀ヨーロッパの、
 印象派の画家さんたちが愕然としたのもごもっとも、
 だと思いました。

「つきぬけェちゃッてまス!」
「ぐるるる!」(←訳:画仙人だ!)
 
  

 この展覧会では、
 山種美術館が収蔵する
 浦上満さんの《北斎漫画》コレクション作品を中心に、
 ジャポニズムの影響を受けたヨーロッパのガラス工芸品も
 併せて展示されます。
 
 また、会期中には、
 落語の独演会、
 コレクター浦上満さんによる講演会、
 ワークショップなども予定されていますので、
 詳細を美術館HPで確認の上、
 お出掛けくださいね~!

「ひゃくぶんはァ、いッけんにィしかズゥ、なのでス!」
「がるぐるるがるるる!」(←訳:ぜひ本物を御覧あれ!)
 

    
   では、ここで8月を〆るオマケ画像を……ごろにゃん!と。
   
   『アフタヌーンティー』さんの店頭で出会ったのは、
   
   ↑紅茶のセットや、
   
   ↑タンブラーや、
   
   ↑大きめマグカップや、
   
   ↑中サイズのカップや、
    
   ↑チビぬいぐるみもミュートな
   たくさんの猫グッズ~!!
   マグカップやタンブラーにはそれぞれ
   小さな鈴が付いていて、
   それもまた可愛いんです。
   「ごろろんッ♪」
   「ぐぅるる!」(←訳:にゃおん!)
   ニャンコ好きさんな御方、
   お店へGO!してみてくださいね。
     

   
コメント
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