「こんにちわッ、テディちゃでス!
ふァいッ! テデイちゃもォ、はわいィ~へェゆきたいでス!」
「がるる!ぐるるるる~!」(←訳:虎です!パラダイス~!)
こんにちは、ネーさです。
缶コーヒー『BOSS』のCMで日頃はクールな宇宙人ジョーンズさんが、
初めて自分の感情をバクハツさせ、
ハワイでの休暇を夢見るシーンが話題になっていますね。
ああ、私たちもハワイへ行ってみたい♪……のですけれど、
本日の読書タイムは、
ハワイではなく関西方面が舞台のようです。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
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―― 太陽と乙女 ――
著者は森見登美彦(もりみ・とみひこ)さん、2017年11月に発行されました。
森見さんがデビューして14年、
その間に著したエッセイ作品をドスン!と凝縮させたのが
賑々しくも華やかな表紙画、
きらめく黄金の題字に彩られたこの御本、なんですよ。
「あかだまァわいんッ!」
「ぐるるがるるー!」(←訳:タヌキたぬきー!)
人気の《有頂天家族》シリーズ、
『夜は短し歩けよ乙女』、
『聖なる怠け者の冒険』、
『夜行』――
大勢の活字マニアさんから愛される作品を
せっせせっせと書くかたわら、
森見さんはどんなことを想っていたのでしょう?
何をしていたのでしょう?
その疑問は、
ページを捲るたび、
ほろほろと解けてゆきます。
「どくしょォ、したりィ~」
「がるるるぐるる~」(←訳:ぶらぶらしたり~)
御本冒頭の『まえがき』では、
《眠る前に読むべき本》
そんな本を一度作ってみたいとつねづね思ってきた。
あなたがいま手に取っているのはそういう本である。
と記しておきながら、
本文の内容は、
寝る前にぴったりのゆったりのんびり~♪
ではありません。
「わらッちゃッたりィ~しんみりィしたりィ~」
「ぐっるるがるるるるる?」(←訳:けっこうスペクタクル?)
嬉しいことに、
森見さんもシャーロック・ホームズさんのファンなんだわ!
と判るのは本文25ページ、
ホームズさんシリーズの短編
『オレンジの種五つ』についての文章です。
一方、
《有頂天家族》ファンさんを嬉しがらせること必至なのは、
本文61ページ、
『すべてのアカダマは昭和へ通ず』。
「なァるほどォ、でスねッ♪」
「がるるるる!」(←訳:赤玉への愛!)
一度だけ茄子(なす)になったことがある。
と衝撃の告白が明かされているのは
本文259ページの
『茄子への開眼』。
作品『詭弁 走れメロス』舞台化に際してのコメント、
再演にあたってのコメントも
ぷふふっ♪と
読み手を笑わせてくれます。
「わふッ♪ なすゥ~♪」
「ぐるるぅ~♪」(←訳:茄子かぁ~♪)
私ネーさ的にグッと来てしまったのは、
『聖なる怠け者の冒険』について書かれた
本文123~128ページのふたつの文章でした。
フジモトマサルさんの挿絵による、
怪人・ぽんぽこ仮面のものがたり!
その快走と暴走!
でも、迷路のような冒険物語の新聞連載が終わった後、
頑張りぬいた森見さんの気力は……?
「そうゥだッたのでスかァ~…」
「がるぅ~…」(←訳:ふうぅ~…)
喜びも悲しみも
たおやかに積み上げられた14年分の
《エッセイ全集》、
森見さんのファンの方々は、
ぜひぜひ、一読してくださいね~!
ふァいッ! テデイちゃもォ、はわいィ~へェゆきたいでス!」
「がるる!ぐるるるる~!」(←訳:虎です!パラダイス~!)
こんにちは、ネーさです。
缶コーヒー『BOSS』のCMで日頃はクールな宇宙人ジョーンズさんが、
初めて自分の感情をバクハツさせ、
ハワイでの休暇を夢見るシーンが話題になっていますね。
ああ、私たちもハワイへ行ってみたい♪……のですけれど、
本日の読書タイムは、
ハワイではなく関西方面が舞台のようです。
さあ、こちらを、どうぞ~♪

―― 太陽と乙女 ――
著者は森見登美彦(もりみ・とみひこ)さん、2017年11月に発行されました。
森見さんがデビューして14年、
その間に著したエッセイ作品をドスン!と凝縮させたのが
賑々しくも華やかな表紙画、
きらめく黄金の題字に彩られたこの御本、なんですよ。
「あかだまァわいんッ!」
「ぐるるがるるー!」(←訳:タヌキたぬきー!)
人気の《有頂天家族》シリーズ、
『夜は短し歩けよ乙女』、
『聖なる怠け者の冒険』、
『夜行』――
大勢の活字マニアさんから愛される作品を
せっせせっせと書くかたわら、
森見さんはどんなことを想っていたのでしょう?
何をしていたのでしょう?
その疑問は、
ページを捲るたび、
ほろほろと解けてゆきます。
「どくしょォ、したりィ~」
「がるるるぐるる~」(←訳:ぶらぶらしたり~)
御本冒頭の『まえがき』では、
《眠る前に読むべき本》
そんな本を一度作ってみたいとつねづね思ってきた。
あなたがいま手に取っているのはそういう本である。
と記しておきながら、
本文の内容は、
寝る前にぴったりのゆったりのんびり~♪
ではありません。
「わらッちゃッたりィ~しんみりィしたりィ~」
「ぐっるるがるるるるる?」(←訳:けっこうスペクタクル?)
嬉しいことに、
森見さんもシャーロック・ホームズさんのファンなんだわ!
と判るのは本文25ページ、
ホームズさんシリーズの短編
『オレンジの種五つ』についての文章です。
一方、
《有頂天家族》ファンさんを嬉しがらせること必至なのは、
本文61ページ、
『すべてのアカダマは昭和へ通ず』。
「なァるほどォ、でスねッ♪」
「がるるるる!」(←訳:赤玉への愛!)
一度だけ茄子(なす)になったことがある。
と衝撃の告白が明かされているのは
本文259ページの
『茄子への開眼』。
作品『詭弁 走れメロス』舞台化に際してのコメント、
再演にあたってのコメントも
ぷふふっ♪と
読み手を笑わせてくれます。
「わふッ♪ なすゥ~♪」
「ぐるるぅ~♪」(←訳:茄子かぁ~♪)
私ネーさ的にグッと来てしまったのは、
『聖なる怠け者の冒険』について書かれた
本文123~128ページのふたつの文章でした。
フジモトマサルさんの挿絵による、
怪人・ぽんぽこ仮面のものがたり!
その快走と暴走!
でも、迷路のような冒険物語の新聞連載が終わった後、
頑張りぬいた森見さんの気力は……?
「そうゥだッたのでスかァ~…」
「がるぅ~…」(←訳:ふうぅ~…)
喜びも悲しみも
たおやかに積み上げられた14年分の
《エッセイ全集》、
森見さんのファンの方々は、
ぜひぜひ、一読してくださいね~!