「こんにちわァ、テディちゃでッス!
はふゥ! はやいィ~ッ!」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!突風みたい!)
こんにちは、ネーさです。
スピードスケート女子団体パシュート、なんたる速さ!
あれが金メダルの速度なのね!と手に汗握りましたよ。
選手さん&スタッフさんに今日も拍手を送りながら、
さあ、熱戦の合間には読書タ~イム♪
本日は、こちらの大型アートブックを、どうぞ~!

―― ART GALLERY 肖像画 ――
監修は青柳正規さん、木島俊介さん、中野京子さん、
2017年9月に発行されました。
《テーマで見る世界の名画》とシリーズ名が冠された
全10巻の《ART GALLERY》シリーズの第2巻『肖像画』には、
『姿とこころ』と副題が付されています。
「ふァ~! おおきィしィ~!」
「ぐるる!」(←訳:重いし!)
ほぼ正方形の外観が人目を惹く《ART GALLERY》シリーズ、
縦も横も約31㎝、と
持ち歩くのは容易ではありませんが……
大判、ってことは
御本の本文に印刷されてる図版も大判、ってことです♪
「ふァいッ! みやすゥいィ~でス!」
「がるぐっるる!」(←訳:表情くっきり!)
大きな画面と、
印刷も精巧な、
西洋絵画史に名だたる肖像画――
第1章『肖像画の歩み』は、
このような文章で幕を開けます。
―― 肖像画は、絵画の歴史とともに始まった ――
そして、次のページには
ポンペイの遺跡に描かれた
『パン屋の夫婦』の図版が。
「にせんねんまえェのォ、しょうぞうがァ?」
「ぐるるがるっ!」(←訳:きれいだねっ!)
ポンペイの壁画を皮切りに、
この御本のカラーページで紹介されている肖像画は
65作品。
巻末にはモノクロの参考図版と
解説文が収録されいますが、
やはり、じっくり観ていただきたいのは
カラーの大きな肖像画。
とりわけ、“仕掛け”に唸らされたのは
本文26ページと27ページ、
ふたつの肖像画の対比の妙です。
「おおッ! これはァ~!」
「がっるる!」(←訳:やったね!)
26ページに印刷されているのは
ディエゴ・ベラスケスさん作『教皇インノケンティウス10世』。
巨匠ベラスケスさんがその腕を存分にふるって描いたのは、
豪華な衣装に身を包み、
キリスト教会の頂点に君臨する
力強い人物の座像……であるのに対し。
27ページの中央から
こちらに滅戦を向けているのは、
エル・グレコさん作『修道士パラビジーノ』。
ベラスケスさんの作品に比べて、
質素な椅子、
黒を基調とした僧衣、
“清貧”という言葉を連想させる
細く肉の薄い顔立ち……と、
何から何まで正反対?
「すごいィ~ひかくゥでス!」
「ぐるる!」(←訳:挑戦的!)
この見開き2ページに接すれば、
読み手の私たちは考えざるを得ません。
肖像画の本質とは何だろう?
ただ顔を描けばいいというものではない、
ポーズや衣装も大事だけれど
それだけではない――
肝心なのは、
《その人》がそこにいること。
「からッぽではァ、だめなのでス!」
「がるるるぐる!」(←訳:イノチよ宿れ!)
ゴヤさんの大作、
ピカソさんの『泣く女』、
ルノアールさんの少女像、
そしてもちろん、
レオナルドさんの『モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)』など、
さまざまな肖像画がこの御本には収録されていますが、
私ネーサの好きな《顔》は、
本文22ページ、
ティツィアーノ・ヴェチェッリオさん作
『手袋を持つ男の肖像』です。
名も分からない、
地位も国籍も判然としない、
しかし、その相貌の背後に
確かにドラマを感じさせるティツィアーノさんの傑作を、
皆さまも、この御本で、ぜひ♪
はふゥ! はやいィ~ッ!」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!突風みたい!)
こんにちは、ネーさです。
スピードスケート女子団体パシュート、なんたる速さ!
あれが金メダルの速度なのね!と手に汗握りましたよ。
選手さん&スタッフさんに今日も拍手を送りながら、
さあ、熱戦の合間には読書タ~イム♪
本日は、こちらの大型アートブックを、どうぞ~!

―― ART GALLERY 肖像画 ――
監修は青柳正規さん、木島俊介さん、中野京子さん、
2017年9月に発行されました。
《テーマで見る世界の名画》とシリーズ名が冠された
全10巻の《ART GALLERY》シリーズの第2巻『肖像画』には、
『姿とこころ』と副題が付されています。
「ふァ~! おおきィしィ~!」
「ぐるる!」(←訳:重いし!)
ほぼ正方形の外観が人目を惹く《ART GALLERY》シリーズ、
縦も横も約31㎝、と
持ち歩くのは容易ではありませんが……
大判、ってことは
御本の本文に印刷されてる図版も大判、ってことです♪
「ふァいッ! みやすゥいィ~でス!」
「がるぐっるる!」(←訳:表情くっきり!)
大きな画面と、
印刷も精巧な、
西洋絵画史に名だたる肖像画――
第1章『肖像画の歩み』は、
このような文章で幕を開けます。
―― 肖像画は、絵画の歴史とともに始まった ――
そして、次のページには
ポンペイの遺跡に描かれた
『パン屋の夫婦』の図版が。
「にせんねんまえェのォ、しょうぞうがァ?」
「ぐるるがるっ!」(←訳:きれいだねっ!)
ポンペイの壁画を皮切りに、
この御本のカラーページで紹介されている肖像画は
65作品。
巻末にはモノクロの参考図版と
解説文が収録されいますが、
やはり、じっくり観ていただきたいのは
カラーの大きな肖像画。
とりわけ、“仕掛け”に唸らされたのは
本文26ページと27ページ、
ふたつの肖像画の対比の妙です。
「おおッ! これはァ~!」
「がっるる!」(←訳:やったね!)
26ページに印刷されているのは
ディエゴ・ベラスケスさん作『教皇インノケンティウス10世』。
巨匠ベラスケスさんがその腕を存分にふるって描いたのは、
豪華な衣装に身を包み、
キリスト教会の頂点に君臨する
力強い人物の座像……であるのに対し。
27ページの中央から
こちらに滅戦を向けているのは、
エル・グレコさん作『修道士パラビジーノ』。
ベラスケスさんの作品に比べて、
質素な椅子、
黒を基調とした僧衣、
“清貧”という言葉を連想させる
細く肉の薄い顔立ち……と、
何から何まで正反対?
「すごいィ~ひかくゥでス!」
「ぐるる!」(←訳:挑戦的!)
この見開き2ページに接すれば、
読み手の私たちは考えざるを得ません。
肖像画の本質とは何だろう?
ただ顔を描けばいいというものではない、
ポーズや衣装も大事だけれど
それだけではない――
肝心なのは、
《その人》がそこにいること。
「からッぽではァ、だめなのでス!」
「がるるるぐる!」(←訳:イノチよ宿れ!)
ゴヤさんの大作、
ピカソさんの『泣く女』、
ルノアールさんの少女像、
そしてもちろん、
レオナルドさんの『モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)』など、
さまざまな肖像画がこの御本には収録されていますが、
私ネーサの好きな《顔》は、
本文22ページ、
ティツィアーノ・ヴェチェッリオさん作
『手袋を持つ男の肖像』です。
名も分からない、
地位も国籍も判然としない、
しかし、その相貌の背後に
確かにドラマを感じさせるティツィアーノさんの傑作を、
皆さまも、この御本で、ぜひ♪