「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
ふゥ~…はァ~…これはァ~…」
「がるる!ぐるるるっるがるるぅ!」(←訳:虎です!オリンピック疲れだぁ!)
こんにちは、ネーさです。
選手さんたちの力闘を映像で拝見すると、
どうしても肩にチカラが入ってしまいますね。
そこで!本日の読書タイムは、
凝り固まった身体をほぐすべく、
ユーモアた~っぷりなこちらの御本を、
さあ、どうぞ~♪
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―― 百万ポンド紙幣 ――
著者はマーク・トウェインさん、2017年2月に発行されました。
《世界ショートセレクション》シリーズ中の
《マーク・トウェイン ショートセレクション》と題されたこの御本には、
米国人作家マーク・トウェインさん(1835~1910)の
短編7作品が収録されています。
そして御本の表紙、
7作品の各扉絵には、
絵本『りんごかもしれない』『もうぬげない』他で大人気の
ヨシタケ シンスケさんの可愛い絵が光ってます♪♪
「きゃわゆいィ~!」
「ぐっるるる~♪」(←訳:あったかい~♪)
そうね、ヨシタケさんの、
あたたかく、やわらかでやさしい描線は
この御本にとても似合っているような気がします。
マーク・トウェインさんの作品といえば、
『トム・ソーヤーの冒険』、
『ハックルベリー・フィンの冒険』が
まず第一に挙げられるでしょうが、
この御本では――
「ぶッとんでるのでス!」
「がるるるるぐる!」(←訳:吹き飛ばせ常識!)
ええ、『トム・ソーヤー』とは
ひと味もふた味も違う衝撃をもたらす7編は
収録順に、
『彼は生きているのか、それとも死んだのか?』
『ギャズビーホテルに宿泊した男』
『実話 一言一句、聞いたとおりに再現したもの』
『天国だったか、地獄だったか?』
『病人の話』
『ジム・スマイリーと飛び跳ねるカエル』
『百万ポンド紙幣』
と、なっていて、
この中でいちばんのおすすめを選ぶとしたら、
もうこれしかないって感じの――
「どれッ??」
「ぐるがるるっ?」(←訳:どれですかっ?)
『百万ポンド紙幣』!!
ですよ、もちろん!
「やぱりィ?」
「がるる!」(←訳:表題作!)
『百万ポンド紙幣』――
英語原題は『The £1.000.000 Bank-Note』。
27歳の米国人ヘンリー・アダムズくんは、
サンフランシスコ在住の
株式仲買店に勤務する前途有望な青年です。
いや、でした、と言うべきでしょうか。
とあるアクシデントがもとで、
ヘンリーくん、
着の身着のまま、荷物もなく、
ポケットにたった1ドルしか入っていない状態で、
ロンドンの路上に立ちつくす羽目になりました。
その1ドルも、
飲み食いしたら、無くなってしまって。
「ええッ? いちもんなしィ??」
「ぐるるるるー!」(←訳:どうしようー!)
空腹にふらつくヘンリーくん。
そこへ差しのべられたのは
救いの手ならぬ……百万ポンド紙幣1枚。
「それッてェ、じょうだんでスかァ?」
「がるるぐるがるるー!」(←訳:そんな紙幣ないよー!)
本物だから、事態はややこしくなるのよ。
イングランド銀行発行の、
額面100万ポンドの紙幣。
日本風に表現すれば
『一億円札』みたいな超高額紙幣を、
着てるモノはボロボロ、
髪はボサボサ、
どう見てもミリオネアには程遠い青年が持っていたら……?
「おおさわぎィ??」
「ぐるる?」(←訳:大混乱?)
百万ポンド紙幣を手にしたヘンリーくんの身に
いったい何が起こるのか。
これ以上お喋りするのは
ネタバレになってしまいますので、
運命の女神さまの絶妙な腕っぷし、いえ、数奇な手腕を
活字マニアの皆さま、
御自身の眼で、愉しんでくださいね。
なお、この御本は
小学生の高学年向けとして刊行されていますので、
書店さんの児童書コーナーでぜひ♪
ふゥ~…はァ~…これはァ~…」
「がるる!ぐるるるっるがるるぅ!」(←訳:虎です!オリンピック疲れだぁ!)
こんにちは、ネーさです。
選手さんたちの力闘を映像で拝見すると、
どうしても肩にチカラが入ってしまいますね。
そこで!本日の読書タイムは、
凝り固まった身体をほぐすべく、
ユーモアた~っぷりなこちらの御本を、
さあ、どうぞ~♪
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―― 百万ポンド紙幣 ――
著者はマーク・トウェインさん、2017年2月に発行されました。
《世界ショートセレクション》シリーズ中の
《マーク・トウェイン ショートセレクション》と題されたこの御本には、
米国人作家マーク・トウェインさん(1835~1910)の
短編7作品が収録されています。
そして御本の表紙、
7作品の各扉絵には、
絵本『りんごかもしれない』『もうぬげない』他で大人気の
ヨシタケ シンスケさんの可愛い絵が光ってます♪♪
「きゃわゆいィ~!」
「ぐっるるる~♪」(←訳:あったかい~♪)
そうね、ヨシタケさんの、
あたたかく、やわらかでやさしい描線は
この御本にとても似合っているような気がします。
マーク・トウェインさんの作品といえば、
『トム・ソーヤーの冒険』、
『ハックルベリー・フィンの冒険』が
まず第一に挙げられるでしょうが、
この御本では――
「ぶッとんでるのでス!」
「がるるるるぐる!」(←訳:吹き飛ばせ常識!)
ええ、『トム・ソーヤー』とは
ひと味もふた味も違う衝撃をもたらす7編は
収録順に、
『彼は生きているのか、それとも死んだのか?』
『ギャズビーホテルに宿泊した男』
『実話 一言一句、聞いたとおりに再現したもの』
『天国だったか、地獄だったか?』
『病人の話』
『ジム・スマイリーと飛び跳ねるカエル』
『百万ポンド紙幣』
と、なっていて、
この中でいちばんのおすすめを選ぶとしたら、
もうこれしかないって感じの――
「どれッ??」
「ぐるがるるっ?」(←訳:どれですかっ?)
『百万ポンド紙幣』!!
ですよ、もちろん!
「やぱりィ?」
「がるる!」(←訳:表題作!)
『百万ポンド紙幣』――
英語原題は『The £1.000.000 Bank-Note』。
27歳の米国人ヘンリー・アダムズくんは、
サンフランシスコ在住の
株式仲買店に勤務する前途有望な青年です。
いや、でした、と言うべきでしょうか。
とあるアクシデントがもとで、
ヘンリーくん、
着の身着のまま、荷物もなく、
ポケットにたった1ドルしか入っていない状態で、
ロンドンの路上に立ちつくす羽目になりました。
その1ドルも、
飲み食いしたら、無くなってしまって。
「ええッ? いちもんなしィ??」
「ぐるるるるー!」(←訳:どうしようー!)
空腹にふらつくヘンリーくん。
そこへ差しのべられたのは
救いの手ならぬ……百万ポンド紙幣1枚。
「それッてェ、じょうだんでスかァ?」
「がるるぐるがるるー!」(←訳:そんな紙幣ないよー!)
本物だから、事態はややこしくなるのよ。
イングランド銀行発行の、
額面100万ポンドの紙幣。
日本風に表現すれば
『一億円札』みたいな超高額紙幣を、
着てるモノはボロボロ、
髪はボサボサ、
どう見てもミリオネアには程遠い青年が持っていたら……?
「おおさわぎィ??」
「ぐるる?」(←訳:大混乱?)
百万ポンド紙幣を手にしたヘンリーくんの身に
いったい何が起こるのか。
これ以上お喋りするのは
ネタバレになってしまいますので、
運命の女神さまの絶妙な腕っぷし、いえ、数奇な手腕を
活字マニアの皆さま、
御自身の眼で、愉しんでくださいね。
なお、この御本は
小学生の高学年向けとして刊行されていますので、
書店さんの児童書コーナーでぜひ♪