テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 書物の守り手 ~

2018-02-25 22:19:05 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 つぎはァ、ぺきんッでスかァ~♪」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!4年後だね~!)

 こんにちは、ネーさです。
 閉会式が終わったばかりですが、
 選手さんやウェアのメーカーさんは
 もう4年後を想定しているのでしょうね。
 オリンピアンさんたちのさらなる活躍を祈りながら、
 さあ、読書タイムです♪
 本日は、こちらのご本を、どうぞ~!
 
  



        ―― 日本のブックカバー ――



 監修は書皮友好協会の皆さん、2016年9月に発行されました。
 『書皮(しょひ)』……?
 聞き慣れない言葉だわね?と思った私ネーさ、
 えーと、すいません、
 活字マニア失格です。

「ううッ、テディちゃもォ、わきゃりませんでス!」
「ぐるるがるるる~!」(←訳:ボクも知らない~!)

 『書皮』――

 それは、ブックカバーのこと。

 書店のカバーが大好き!という
 ステキな趣味をお持ちの方々の集まり
 《書皮友好協会》が提唱した言葉なのです。

 もともと『書皮』とは
 『紙の表紙、ブックカバー』を意味する中国語。

 しかし、実際には、
 “本を購入したお客さんにカバーをかけるサービス”
 を行っているのは、
 日本独自の文化らしいので、
 『書皮』も新語(造語?)の一種と言えましょうか。

「ぶッくかばァ!」
「がるるるる~!」(←訳:なるほどね~!)

 “名は体を表す”な、
 『書皮』=ブックカバー。

 毎週もしくは毎日、
 本屋さんに通い、
 離れた町の有名な本屋さんへ
 わざわざ遠征することもある活字マニアさんは、
 いつの間にかブックカバーコレクターに
 なっているかもしれません。

 この御本は、
 第1部『デザイン』と
 第2部『イベント・地域性・その他』
 から構成されていますが、
 どのページにも溢れているのは
 “書物愛”!

 ブックカバーにこめられている
 書物を送り出す側=書店さんによる創意工夫と、
 書物を受け取る側=読み手の
 本を大事にするぞ!な決意は
 オリンピック級の熱さです。

「こんなにィ~あるんでスねッ!」
「ぐるるがるるるるぐるる!」(←訳:まるでデザインの見本帖!)

 シンプルなロゴだけのもの。

 写真入り、
 イラスト入り。

 色合いを抑制したものもあれば、
 フルカラーのものもあり。

 全国チェーン店のもの、
 個人でお店のもの。

 ……はぁ~、
 これほど多種多様なブックカバーが
 日本に存在していたとは。

「べんきょうにィ~なりましたでス!」
「がる!」(←訳:感謝!)

 今は無くなってしまった書店さんのカバーも掲載されていて、
 ちょっとしんみりしたり、
 あら可愛いカバーがある!
 この書店さん行ってみたいわ!などと心躍ったりもする
 活字マニア諸氏必読の《書皮》図鑑、
 皆さま、ぜひ、一読を♪


 
コメント
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