テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

和菓子、津々浦々♪

2018-02-06 22:11:12 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 はつみみィ、でしたでスゥ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!驚きの耳学問!)

 こんにちは、ネーさです。
 節分の日のこと、ラジオを聴いていたら……
 《渡辺さんという姓のお家では、鬼は外、とは言わない》
 ですって??
 知らなかったわ!
 それって鬼退治で知られる四天王・渡辺綱さんと関係がある風習なの?
 全国の渡辺さん宅に言い伝えられているの?
 衝撃がいまも冷めやらぬまま、
 本日の読書タイムは
 鬼討伐にもマストアイテムになりそうな、
 こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  


 
      ―― ニッポン全国 和菓子の食べある記 ――



 著者は畑主税(はた・ちから)さん、2017年11月に発行されました。
 『髙島屋・和菓子バイヤーがこっそり教える郷土の和菓子500品』と
 副題が付されています。

「わがしィばいやーさんッ♪」
「ぐるるるがるる!」(←訳:頼もしい肩書き!)

 前々回記事では美術館ガイド、
 前回記事ではブックガイドエッセイ、
 そして今日は、和菓子のガイドブックに
 御登場ねがったワケですが。

 食いしん坊の私ネーさ、
 以前にも和菓子のガイド本を御紹介しましたけれども、
 情報量の点に於いては
 ほぼイチバン!
 と言えそうなのがこの御本です。

 バッグに入れると、ズシリと重い……!

「だッてェ、ぷろふぇッしょなるゥ~でスからッ!」
「がるるぐるがる!」(←訳:これが基本です!)

 著者・畑さんは、
 副題にもありますように、
 老舗百貨店・髙島屋さんの
 和菓子担当バイヤーさんです。

 担当バイヤーといっても、
 1店舗2店舗じゃないんですよ。
 髙島屋さん全店の和菓子バイヤーとして、
 全国の1000軒以上の和菓子やさんをめぐり、
 10000種類を超える和菓子を食べ、
 これは美味しい!と
 心うたれたお菓子を百貨店店頭で販売する――
 
「かんたんではないィのでス!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:お菓子は生きもの!)

 上生菓子、
 お団子、餅菓子、お饅頭も。

 できたて、作り立てをお客様に届けるためには、
 朝イチで京都へ行って、
 お菓子を買ってはトンボ返り。
 いえ京都にとどまらず。
 北海道から、東北、北陸、東海、関西、
 四国、九州、沖縄まで。

 もちろん、東京都下の和菓子屋さんも、
 見逃してはなりません。

「こんなにィ~あるんだァ!」
「がるぐるるる!」(←訳:全部食べたい!)

 地方ごと、お店ごと、
 百花百様の、お団子やお饅頭があるならば。

 イヌくんサルくんキジくんが魅せられたのは、
 どんなダンゴであったことか。
 どんな味であったことか――

 また、畑さん御墨付の、
 和菓子500品に加えて、
 目に留めていただきたいのは
 コラムのページです。

 東京や京都の和菓子、
 東北の郷土駄菓子、
 日光の羊羹のお話、
 伊勢街道のお餅についてのお話からは
 日本の食文化、歴史の一面なども
 浮びあがってきます。

「うれしィまめちしきィ~♪」
「ぐるるがる!」(←訳:知識も美味!)

 よく知っているお菓子も、
 初見のお菓子も満載の和菓子ガイド、
 デパ地下好きな食いしん坊さんに、
 地理好きさんにもおすすめです。
 ぜひ、一読を♪
 

 
コメント
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