「こんにちわッ、テディちゃでス!
わふゥ? えきにィ~ぎょうれつゥ??」
「がるる!ぐるがるぐるる??」(←訳:虎です!何の行列だろう??)
こんにちは、ネーさです。
現在、JR中央線の各駅で『名探偵コナン』くんの
スタンプラリーが開催中みたいですよ。
スタンプを集めているチッビっ子ちゃんたちは
駅構内や改札で転倒しないようお気を付けてね。
さあ、ではここからは読書タイムです♪
本日は、こちらの新書を、どうぞ~!
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―― 藤田嗣治 手紙の森へ ――
著者は林洋子(はやし・ようこ)さん、2018年1月に発行されました。
『Promenade dans les lettres de Foujita』と
仏語題名が付されています。
画家・藤田嗣治(ふじた・つぐはる)さん。
フランス国籍を取得した後は、レオナール・フジタさん。
今年2018年は、
1886年、東京・牛込に生まれ、
1986年、チューリヒで没したフジタさんの、
没後50年となる記念の年です。
「ごじゅうゥねんッ?」
「ぐぅるがるるっ?」(←訳:じゃあたぶんっ?)
ええ、記念すべき年ですもの、
大規模な展覧会が予定されています。
東京都美術館で、7月31日~10月8日。
京都国立近代美術館では、10月19日~12月16日。
この御本は、
展覧会を前にしての関連本のひとつ、なのでしょうが、
いろいろなオトナの事情は横に置いといて。
ひとりの画家さんの生涯を
“手紙”から辿る
評伝作品。
そんな風に捉えていただきたい一冊です。
「しりょうゥがァ、たァ~くさんッ!」
「がるるぐるるがる!」(←訳:図版も写真も充実!)
ノンフィクションには
書簡集というジャンルがあります。
それが、画家さんの書簡(手紙)となると、
やはり便箋に文字だけ、とはならないんですね。
この御本に収録されているフジタさんの手紙の多くが、
イラストや素描、
本気のスケッチとさえ言える《絵》を乗せて、
宛先人のもとへ旅立ったものでした。
「からふるゥ、でス!」
「ぐるがるぐるるー!」(←訳:油彩とは違うねー!)
キャンバスに描くときとは異なる、
軽やかなタッチの“絵”手紙は、
本文前半・中盤・後半で
微妙にニュアンスが変わってゆきます。
第二次世界大戦前と、
大戦の渦中にあった戦争中、
そして戦後の、日本から距離を取った時代の“絵”。
著者・林さんは、
どの時代のフジタさんが最も幸福だったのか、
とは問いません。
ただ静かに、穏やかに、
フジタさんの手紙一通一通を年代順に積み重ね、
追いかけてゆくのです。
終章の、
《藤田の遺言に思える》一文まで。
「ずッしりィ、くるのでス……!」
「がるるるるぐる!」(←訳:矢のような一通!)
手紙から、
“絵”から、
或いは、
揺れるペン先、筆跡に
何を読み取るか――
アート好きさんに、
フジタさんのファン諸氏に
激おすすめのノンフィクション、
どうか、ぜひ、一読を!
わふゥ? えきにィ~ぎょうれつゥ??」
「がるる!ぐるがるぐるる??」(←訳:虎です!何の行列だろう??)
こんにちは、ネーさです。
現在、JR中央線の各駅で『名探偵コナン』くんの
スタンプラリーが開催中みたいですよ。
スタンプを集めているチッビっ子ちゃんたちは
駅構内や改札で転倒しないようお気を付けてね。
さあ、ではここからは読書タイムです♪
本日は、こちらの新書を、どうぞ~!

―― 藤田嗣治 手紙の森へ ――
著者は林洋子(はやし・ようこ)さん、2018年1月に発行されました。
『Promenade dans les lettres de Foujita』と
仏語題名が付されています。
画家・藤田嗣治(ふじた・つぐはる)さん。
フランス国籍を取得した後は、レオナール・フジタさん。
今年2018年は、
1886年、東京・牛込に生まれ、
1986年、チューリヒで没したフジタさんの、
没後50年となる記念の年です。
「ごじゅうゥねんッ?」
「ぐぅるがるるっ?」(←訳:じゃあたぶんっ?)
ええ、記念すべき年ですもの、
大規模な展覧会が予定されています。
東京都美術館で、7月31日~10月8日。
京都国立近代美術館では、10月19日~12月16日。
この御本は、
展覧会を前にしての関連本のひとつ、なのでしょうが、
いろいろなオトナの事情は横に置いといて。
ひとりの画家さんの生涯を
“手紙”から辿る
評伝作品。
そんな風に捉えていただきたい一冊です。
「しりょうゥがァ、たァ~くさんッ!」
「がるるぐるるがる!」(←訳:図版も写真も充実!)
ノンフィクションには
書簡集というジャンルがあります。
それが、画家さんの書簡(手紙)となると、
やはり便箋に文字だけ、とはならないんですね。
この御本に収録されているフジタさんの手紙の多くが、
イラストや素描、
本気のスケッチとさえ言える《絵》を乗せて、
宛先人のもとへ旅立ったものでした。
「からふるゥ、でス!」
「ぐるがるぐるるー!」(←訳:油彩とは違うねー!)
キャンバスに描くときとは異なる、
軽やかなタッチの“絵”手紙は、
本文前半・中盤・後半で
微妙にニュアンスが変わってゆきます。
第二次世界大戦前と、
大戦の渦中にあった戦争中、
そして戦後の、日本から距離を取った時代の“絵”。
著者・林さんは、
どの時代のフジタさんが最も幸福だったのか、
とは問いません。
ただ静かに、穏やかに、
フジタさんの手紙一通一通を年代順に積み重ね、
追いかけてゆくのです。
終章の、
《藤田の遺言に思える》一文まで。
「ずッしりィ、くるのでス……!」
「がるるるるぐる!」(←訳:矢のような一通!)
手紙から、
“絵”から、
或いは、
揺れるペン先、筆跡に
何を読み取るか――
アート好きさんに、
フジタさんのファン諸氏に
激おすすめのノンフィクション、
どうか、ぜひ、一読を!