「こんにちわッ、テディちゃでス!
ひゃッほゥ! まさにィ~はなざかりィ~♪」
「がるる!ぐっるるがっるる!」(←訳:虎です!あっちもこっちも!)
こんにちは、ネーさです。
パティスリーやショコラトリーで、
デパートや駅ビルでも、チョコレート売り場がアツいわ!
ショコラ好きな私ネーさにとっては嬉しい季節です。
ココロも軽くお財布も軽く、
読書タイムも足取り軽く、
本日はこちらの御本を、さあ、どうぞ~♪
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―― 名作なんか、こわくない ――
著者は柚木麻子(ゆずき・あさこ)さん、2017年12月に発行されました。
『ランチのアッコちゃん』に始まる《アッコちゃん》シリーズ、
『あまからカルテット』『BUTTER』他の作品で人気の、
著者・柚木さんによる初のエッセイ集……
と謳われてはおりますが、
実は、ブックガイド?
「でスねッ!」
「ぐーるるる!」(←訳:テーマは本!)
漫然と、ではなく、
まっっすぐに、きりりと。
この御本は、
“本について”の文章57編で構成されています。
《フランス文学篇》
《日本文学篇》
《イギリス文学篇》
《アメリカ文学篇》
という4つのパートに分けて
柚木さんが紹介するのは、
殆どが、岩波・ちくま・新潮などの文庫に入っているような
超がつく名作ばかり。
ただ、それゆえ、かえって――
「しきいィがァ、たかいィ~!」
「がっるるぐるる!」(←訳:とっつきにくい!)
書店さんに行けば、
なんとなしに新刊を手に取ってしまうけれど。
柚木さんの目線は
文庫の名作コーナーに向かいます。
「なんどもォ、よみかえしちゃゥ~ようなァ」
「ぐるるがるる!」(←訳:名文と名場面!)
少々とっつきにくい名作の、
こんなところに読みどころがある、
生きてゆく上での機微が記されている、
時代の一面、一瞬が刻まれている――
スタンダールさんの『赤と黒』には野心が。
石井桃子さんの『幻の朱い実』には友情の切なさが。
キャロルさんの『不思議の国のアリス』には居心地の悪さが。
そして、M・ミッチェルさんの『風とともに去りぬ』には共感と、
結末を知っているゆえの哀しみが……。
そう、結末をもう知っているのに、
それでも何度も何度も読み返してしまう、のが
名作の名作たるゆえん、なのでしょうね。
「らいねんもォ、さらいねんもッ!」
「がるるるるぐるるるる!」(←訳:本屋さんに並んでます!)
柚木さんの語りが一際冴えるのは、
御本の真ん中あたり、
犬養道子さんの『お嬢さん放浪記』を取り上げた一篇でしょうか。
名家に生まれたお嬢様・犬養さんの、
米国&欧州漫遊記ならぬ放浪記への
凛々しくもあたたかい共鳴は、
読み手の私たちを励ましてくれるようで、
おもわず頬がゆるみます。
「げんきィ、でるのでスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:気持ち上向き!)
すぐにも本屋さんへ走りたくなる、
活字マニアさんのための
読書ガイド兼エッセイ作品、おすすめです!
皆さま、ぜひ、一読を♪
ひゃッほゥ! まさにィ~はなざかりィ~♪」
「がるる!ぐっるるがっるる!」(←訳:虎です!あっちもこっちも!)
こんにちは、ネーさです。
パティスリーやショコラトリーで、
デパートや駅ビルでも、チョコレート売り場がアツいわ!
ショコラ好きな私ネーさにとっては嬉しい季節です。
ココロも軽くお財布も軽く、
読書タイムも足取り軽く、
本日はこちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

―― 名作なんか、こわくない ――
著者は柚木麻子(ゆずき・あさこ)さん、2017年12月に発行されました。
『ランチのアッコちゃん』に始まる《アッコちゃん》シリーズ、
『あまからカルテット』『BUTTER』他の作品で人気の、
著者・柚木さんによる初のエッセイ集……
と謳われてはおりますが、
実は、ブックガイド?
「でスねッ!」
「ぐーるるる!」(←訳:テーマは本!)
漫然と、ではなく、
まっっすぐに、きりりと。
この御本は、
“本について”の文章57編で構成されています。
《フランス文学篇》
《日本文学篇》
《イギリス文学篇》
《アメリカ文学篇》
という4つのパートに分けて
柚木さんが紹介するのは、
殆どが、岩波・ちくま・新潮などの文庫に入っているような
超がつく名作ばかり。
ただ、それゆえ、かえって――
「しきいィがァ、たかいィ~!」
「がっるるぐるる!」(←訳:とっつきにくい!)
書店さんに行けば、
なんとなしに新刊を手に取ってしまうけれど。
柚木さんの目線は
文庫の名作コーナーに向かいます。
「なんどもォ、よみかえしちゃゥ~ようなァ」
「ぐるるがるる!」(←訳:名文と名場面!)
少々とっつきにくい名作の、
こんなところに読みどころがある、
生きてゆく上での機微が記されている、
時代の一面、一瞬が刻まれている――
スタンダールさんの『赤と黒』には野心が。
石井桃子さんの『幻の朱い実』には友情の切なさが。
キャロルさんの『不思議の国のアリス』には居心地の悪さが。
そして、M・ミッチェルさんの『風とともに去りぬ』には共感と、
結末を知っているゆえの哀しみが……。
そう、結末をもう知っているのに、
それでも何度も何度も読み返してしまう、のが
名作の名作たるゆえん、なのでしょうね。
「らいねんもォ、さらいねんもッ!」
「がるるるるぐるるるる!」(←訳:本屋さんに並んでます!)
柚木さんの語りが一際冴えるのは、
御本の真ん中あたり、
犬養道子さんの『お嬢さん放浪記』を取り上げた一篇でしょうか。
名家に生まれたお嬢様・犬養さんの、
米国&欧州漫遊記ならぬ放浪記への
凛々しくもあたたかい共鳴は、
読み手の私たちを励ましてくれるようで、
おもわず頬がゆるみます。
「げんきィ、でるのでスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:気持ち上向き!)
すぐにも本屋さんへ走りたくなる、
活字マニアさんのための
読書ガイド兼エッセイ作品、おすすめです!
皆さま、ぜひ、一読を♪