テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

探せば、ここにも?

2018-02-04 22:05:19 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 りッしゅゥ~んッ! ぷるぷるッ!」
「がるる!ぐるるる!がるるる!」(←訳:虎です!気分は春!プルプル!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、立春ですものね、
 寒さにプルプル震えていても、
 少なくとも気分だけは春の光のように明るく、
 さあ、読書タ~イム!
 本日は、こちらのアート本を、どうぞ~♪
 
  



       ―― 知られざる日本に眠る 若冲 ――



 監修は狩野博幸(かの・ひろゆき)さん、2017年11月に発行されました。
 【完全保存版】と副題?が付されたこの御本は、
 “若冲さんの作品巡礼ガイド本”でもあります。

「おひさしぶりィのォ~!」
「ぐるるるがる~!」(←訳:若冲さん登場~!)

 浮世絵……も良いんですけど、
 大好きなんですけど、
 伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)さんはやっぱり特別ですね♪

 絢爛たる画題、
 最高級の絵の具。
 画期的な構図と、
 それを支える超一流の技術。

 眺めていて、愉しい――
 眼福とは、まさに若冲さんの画のことだわ!

「ただァ、もんだいィなのはァ~」
「がるぐるるるる~!」(←訳:人気ありすぎて~!)
「みたくてもォ、みられェないィのでス!」

 若冲さんの代表作《動植綵絵》シリーズは
 公開期間がごく限られています。
 およそ2年に1度のペースで、
 展示は2週間程度。

 作品を保護するためなのだから、
 仕方がないことなんだよなぁ~と分かってはいても、
 寂しいものよね。

「ならばァ、さがしましょうゥ!」
「ぐるがるるるぐるる!」(←訳:他の若冲さん作品を!)

 若冲さんは84歳で没しました。
 江戸中期の御方としては
 長命であった、と申せましょうか。

 すなわち、その長い画家人生の間、
 《動植綵絵》シリーズ以外にも
 多くの名画を生み出していたはずで、
 それらの作品があるのは……?

「ここでェ~スゥ!」
「がるぐる!」(←訳:ここここ!)

 本文では、
 京都の相国寺さんはもちろん、
 愛知県、福岡市、
 東京と京都の国立博物館、
 近年オープンしたMIHO MUSEUMさんや
 箱根の岡田美術館さんなど、
 若冲さんの作品を所蔵する美術館・寺院が
 ずらりと紹介されています。

 箱根に若冲さんの作品を
 複数所有している美術館があるなんて、
 私ネーさ、知りませんでした。
 これはちょっとした驚きです!

「まだまだァ、おどろきィがァ?」
「ぐるるる!」(←訳:あるかも!)

 まだ見ぬ名画を探して。
 もう一度見たい!と熱望する名作を訪ねて。

 あったかくなったら、
 美術館巡りの小旅行をしようかな♪と
 お考えのアート好きさんに、
 美術ガイド&旅ガイド好きな活字マニアさんにも
 おすすめの一冊です。
 ぜひ、探してみてくださいね~♪
 
 
コメント
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