「こんにちわッ、テディちゃでス!
おおッ! あらたなァ、たたかいィ?」
「がるる!ぐるがるるるる!」(←訳:虎です!甲乙つけがたし!)
こんにちは、ネーさです。
オリンピックが終わった……と思う間もなく、
新たな闘いの幕が切って落とされました!
明治さんが公式に主催する
《きのこの山・たけのこの里 国民総選挙》――
貴方はきのこ派ですかたけのこ派ですかどっちも派ですか?
注目の戦いの詳細については明治さんHPをご覧くださいね。
さあ、ではここからはアタマを切り替え、
本日の読書タイムを、どうぞ~♪
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―― シャーロック・ホームズの古典事件帖 ――
著者はアーサー・コナン・ドイルさん、編者は北原尚彦さん、
2018年1月に発行されました。
『The Classical Collections of Sherlock Holmes』と
英語題名が付されています。
はい、お久しぶりのフィクション作品の御紹介となりますのは、
あらら♪ホームズさんのパロディかしら♪
パスティーシュかしら♪
……ん? 違うわね?
これって、もしかして……本物?
「ふァ?? ほんもののォほーむずさんッ?」
「ぐるがるる!」(←訳:新刊なのに?)
書店さんに並んだばかりの新刊であるのに、
その中身は紛れもなく、
19世紀に発表されたコナン・ドイル鄕によるホームズさん譚……
それはどういうカラクリかと申しますと。
この御本に収録されているのは、
明治から大正期にかけて
日本語に翻訳もしくは翻案された作品13篇!
「めッ、めいじィ~?」
「がるぐる??」(←訳:大正時代??)
感性鋭い活字マニアさんには、
ええ、もうお分かりですわね。
明治・大正の小説となると、
文体が違うし、
漢字が旧字体であったり、
カタカナの表現方法も現代とは異なっている、と。
「ううッ? なまえもォ~??」
「ぐるるがるるぐっるるぅ?」(←訳:日本の名前になってるぅ?)
ロンドンは、倫敦。
ホームズさんは……保科さん?
いや、ホルムスさん?
警部のグレグスンさんは呉礼具遜さん?
そう、つまりこの13作品はいずれも
《明治・大正期に訳出されたホームズさん譚》
ほぼそのまま、なのです。
明治や大正の頃の日本人が接した、
初めてのホームズさん物語は
こんな文章だった――のねえ。
「むゥ~んッ?
まじめェ、なんでスけどォ~…」
「がるるるぐるる!」(←訳:なんだか笑える!)
一つの懐中時計を観察して、
もとの持ち主と、
持ち主の性格習慣までをも推理する、という
ホームズさんファンにはお馴染みの
有名なシーンがありますが。
それが、大正時代に訳された
『肖像の秘密』
なる作品では……
な、なんかヘンです。
笑っちゃいけないんでしょうけど、
笑えてしまって。
「だいめいもォ、へんッ??」
「ぐるがるぅ?」(←訳:意訳だよぅ?)
『ボヘミア国王の艶禍』、
『書簡のゆくえ』……は、まだいいわ。
『禿頭組合』……って、あの作品のこと?
『新陰陽博士』に
『暗殺党の船長』?
『毒蛇』……は、うん、あれね! あれしかないでしょ!
「うむッ! これッ、よみはじめるとォ~」
「がるる~!」(←訳:面白い~!)
ちょっと翻案されたくらいでは揺るがないほど、
骨格堅牢な原作。
しかも、編者・北原さんが選んだ
《古典》訳版は
どれも名文にして名調子です。
明治・大正の日本で
ホームズさんはどういった迎えられ方をしたんだろうか、と
思い巡らし、空想しながら、
ぜひ、一読を♪
おおッ! あらたなァ、たたかいィ?」
「がるる!ぐるがるるるる!」(←訳:虎です!甲乙つけがたし!)
こんにちは、ネーさです。
オリンピックが終わった……と思う間もなく、
新たな闘いの幕が切って落とされました!
明治さんが公式に主催する
《きのこの山・たけのこの里 国民総選挙》――
貴方はきのこ派ですかたけのこ派ですかどっちも派ですか?
注目の戦いの詳細については明治さんHPをご覧くださいね。
さあ、ではここからはアタマを切り替え、
本日の読書タイムを、どうぞ~♪

―― シャーロック・ホームズの古典事件帖 ――
著者はアーサー・コナン・ドイルさん、編者は北原尚彦さん、
2018年1月に発行されました。
『The Classical Collections of Sherlock Holmes』と
英語題名が付されています。
はい、お久しぶりのフィクション作品の御紹介となりますのは、
あらら♪ホームズさんのパロディかしら♪
パスティーシュかしら♪
……ん? 違うわね?
これって、もしかして……本物?
「ふァ?? ほんもののォほーむずさんッ?」
「ぐるがるる!」(←訳:新刊なのに?)
書店さんに並んだばかりの新刊であるのに、
その中身は紛れもなく、
19世紀に発表されたコナン・ドイル鄕によるホームズさん譚……
それはどういうカラクリかと申しますと。
この御本に収録されているのは、
明治から大正期にかけて
日本語に翻訳もしくは翻案された作品13篇!
「めッ、めいじィ~?」
「がるぐる??」(←訳:大正時代??)
感性鋭い活字マニアさんには、
ええ、もうお分かりですわね。
明治・大正の小説となると、
文体が違うし、
漢字が旧字体であったり、
カタカナの表現方法も現代とは異なっている、と。
「ううッ? なまえもォ~??」
「ぐるるがるるぐっるるぅ?」(←訳:日本の名前になってるぅ?)
ロンドンは、倫敦。
ホームズさんは……保科さん?
いや、ホルムスさん?
警部のグレグスンさんは呉礼具遜さん?
そう、つまりこの13作品はいずれも
《明治・大正期に訳出されたホームズさん譚》
ほぼそのまま、なのです。
明治や大正の頃の日本人が接した、
初めてのホームズさん物語は
こんな文章だった――のねえ。
「むゥ~んッ?
まじめェ、なんでスけどォ~…」
「がるるるぐるる!」(←訳:なんだか笑える!)
一つの懐中時計を観察して、
もとの持ち主と、
持ち主の性格習慣までをも推理する、という
ホームズさんファンにはお馴染みの
有名なシーンがありますが。
それが、大正時代に訳された
『肖像の秘密』
なる作品では……
な、なんかヘンです。
笑っちゃいけないんでしょうけど、
笑えてしまって。
「だいめいもォ、へんッ??」
「ぐるがるぅ?」(←訳:意訳だよぅ?)
『ボヘミア国王の艶禍』、
『書簡のゆくえ』……は、まだいいわ。
『禿頭組合』……って、あの作品のこと?
『新陰陽博士』に
『暗殺党の船長』?
『毒蛇』……は、うん、あれね! あれしかないでしょ!
「うむッ! これッ、よみはじめるとォ~」
「がるる~!」(←訳:面白い~!)
ちょっと翻案されたくらいでは揺るがないほど、
骨格堅牢な原作。
しかも、編者・北原さんが選んだ
《古典》訳版は
どれも名文にして名調子です。
明治・大正の日本で
ホームズさんはどういった迎えられ方をしたんだろうか、と
思い巡らし、空想しながら、
ぜひ、一読を♪