「こんにちわッ、テディちゃでス!
さみしィでスよゥ~ッ!」
「がるる!ぐるるるるる~!」(←訳:虎です!終わらないで~!)
こんにちは、ネーさです。
『みなさんのおかげでした』が最終回を迎え、
しょんぼりしております……
深夜の時間帯でいいわ、復活してー!と
声を限りに叫びつつ、
ヤケっぱち気味の本日の読書タイムは、
さあ、こちらのファンタジー作品を、どうぞ~♪
―― 紙の魔術師 ――
著者はチャーリー・N・ホームバーグさん、
原著は2014年に、日本語版は2017年11月に発行されました。
英語原題は『THE PAPER MAGICIAN』、
全3巻で構成されるシリーズ作品の、
第1巻にあたるのがこの御本です。
「うむゥ! これはァ、たぶんッ!」
「ぐるーるがるる!」(←訳:スチームパンク!)
蒸気機関が鉄道や船を動かし、
網の目のように世界をつなげていった時代。
そんな歴史を背景に描きだされたSFやファンタジー作品を
《スチームパンク》と称しますが、
この物語もまた、
鉄道が広く普及し、
電信や電報が通信の主力である時代
を舞台にしていますから、
《スチームパンク》の亜種、と申せましょうか。
ただ、この御本の中では、
蒸気機関ではない“或るチカラ”が
世界に作用を及ぼしています。
「それがァ、まほうゥ??」
「がるぐる~!」(←訳:魔術だよ~!)
1900年代初めのロンドン。
魔術は高度な専門技術である――
と見做されているこの都市の、郊外の小道で、
ひとりの女の子が呟いています。
最悪だわ……。
「ふァいッ! わからなくもォないィでス!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:ボロボロだもんね!)
シオニーちゃん、
いえ、19歳ですから女の子扱いはいけませんね、
訂正しましょう。
シオニー・トウィル嬢は、
タジス・プラフ魔術師養成学院を主席で卒業したばかり。
華々しく明るい未来が
学校で魔術を修めた彼女を待っている、はずでしたのに。
このボロ屋敷は何?
紙の魔術??
わたしは精錬師になりたくて
学生生活をガンバったのよ!
からっきし人気のない、
紙の魔術師にならなきゃならないなんてー!
「ふァ? かみきれェのォ、まじゅつゥ??」
「がるるるる?」(←訳:断れないの?)
魔術師養成学院の校長先生から、
シオニーさん、指名されてしまったんです。
現在、紙の魔術師は人数が少なくて、
いわば絶滅危惧種。
優秀な実習生を必要としている分野なのです!と。
「きょひけんッ、なしでスかァ~…」
「ぐるる~!」(←訳:キツい~!)
シオニーさんのお師匠さんは、
ロンドン郊外の荒地に暮らす
エメリー・セイン師。
ボロボロの、6階建てのお屋敷を前にして、
シオニーさんは気落ちします。
もう未来は真っ暗くらよ……。
「あれれッ? でもォ!」
「がるぐるるるるる!」(←訳:一歩進んでみれば!)
覚悟を決め、
門をくぐったシオニーさんは目を瞠ります。
ボロボロのお屋敷が、
ごく普通の建物に?
戸口に続く敷石の両脇には
色とりどりのチューリップ?
「まほうゥでスゥ!」
「ぐるがっるる!」(←訳:魔術だってば!)
紙の魔術師に弟子入りしたその日から
シオニーさんが巻き込まれる数々の不思議と、
サスペンスフルな冒険とは――
日本のアニメに触発されて創作を志したという
米国の新進作家さんによるおのファンタジー作品は、
ディズニーが映画化権を取得したことでも
話題になっているそうですよ。
ファンタジー好きさん、
スチームパンク好きな活字マニアさんは、
おすすめのこの御本、
次回記事では続巻の御紹介を予定しています。
お楽しみに~♪
さみしィでスよゥ~ッ!」
「がるる!ぐるるるるる~!」(←訳:虎です!終わらないで~!)
こんにちは、ネーさです。
『みなさんのおかげでした』が最終回を迎え、
しょんぼりしております……
深夜の時間帯でいいわ、復活してー!と
声を限りに叫びつつ、
ヤケっぱち気味の本日の読書タイムは、
さあ、こちらのファンタジー作品を、どうぞ~♪
―― 紙の魔術師 ――
著者はチャーリー・N・ホームバーグさん、
原著は2014年に、日本語版は2017年11月に発行されました。
英語原題は『THE PAPER MAGICIAN』、
全3巻で構成されるシリーズ作品の、
第1巻にあたるのがこの御本です。
「うむゥ! これはァ、たぶんッ!」
「ぐるーるがるる!」(←訳:スチームパンク!)
蒸気機関が鉄道や船を動かし、
網の目のように世界をつなげていった時代。
そんな歴史を背景に描きだされたSFやファンタジー作品を
《スチームパンク》と称しますが、
この物語もまた、
鉄道が広く普及し、
電信や電報が通信の主力である時代
を舞台にしていますから、
《スチームパンク》の亜種、と申せましょうか。
ただ、この御本の中では、
蒸気機関ではない“或るチカラ”が
世界に作用を及ぼしています。
「それがァ、まほうゥ??」
「がるぐる~!」(←訳:魔術だよ~!)
1900年代初めのロンドン。
魔術は高度な専門技術である――
と見做されているこの都市の、郊外の小道で、
ひとりの女の子が呟いています。
最悪だわ……。
「ふァいッ! わからなくもォないィでス!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:ボロボロだもんね!)
シオニーちゃん、
いえ、19歳ですから女の子扱いはいけませんね、
訂正しましょう。
シオニー・トウィル嬢は、
タジス・プラフ魔術師養成学院を主席で卒業したばかり。
華々しく明るい未来が
学校で魔術を修めた彼女を待っている、はずでしたのに。
このボロ屋敷は何?
紙の魔術??
わたしは精錬師になりたくて
学生生活をガンバったのよ!
からっきし人気のない、
紙の魔術師にならなきゃならないなんてー!
「ふァ? かみきれェのォ、まじゅつゥ??」
「がるるるる?」(←訳:断れないの?)
魔術師養成学院の校長先生から、
シオニーさん、指名されてしまったんです。
現在、紙の魔術師は人数が少なくて、
いわば絶滅危惧種。
優秀な実習生を必要としている分野なのです!と。
「きょひけんッ、なしでスかァ~…」
「ぐるる~!」(←訳:キツい~!)
シオニーさんのお師匠さんは、
ロンドン郊外の荒地に暮らす
エメリー・セイン師。
ボロボロの、6階建てのお屋敷を前にして、
シオニーさんは気落ちします。
もう未来は真っ暗くらよ……。
「あれれッ? でもォ!」
「がるぐるるるるる!」(←訳:一歩進んでみれば!)
覚悟を決め、
門をくぐったシオニーさんは目を瞠ります。
ボロボロのお屋敷が、
ごく普通の建物に?
戸口に続く敷石の両脇には
色とりどりのチューリップ?
「まほうゥでスゥ!」
「ぐるがっるる!」(←訳:魔術だってば!)
紙の魔術師に弟子入りしたその日から
シオニーさんが巻き込まれる数々の不思議と、
サスペンスフルな冒険とは――
日本のアニメに触発されて創作を志したという
米国の新進作家さんによるおのファンタジー作品は、
ディズニーが映画化権を取得したことでも
話題になっているそうですよ。
ファンタジー好きさん、
スチームパンク好きな活字マニアさんは、
おすすめのこの御本、
次回記事では続巻の御紹介を予定しています。
お楽しみに~♪