「こんにちわッ、テディちゃでス!
いまァ、すいすがァ~あついィ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!前哨戦なんです!)
こんにちは、ネーさです。
現在、スイスで開催されているのが、
《ツール・ド・スイス》――
ツール・ド・フランスを直前にしての脚ならし、
選手さんの好調不調を見極める意味も持つ大会ですので
けっこう盛り上がっているんですよ。
日本のTVでは殆ど報道されませんが、
スポーツ好きな御方はネットのスポーツニュース等を御覧くださいね。
さあ、ではここからは読書タイムです。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/52/fe86586e850276287124370b48d894aa.jpg)
―― シャーロック・ホームズの失われた災難 ――
編者はジェリー・マーキュラスさん他、
原著は2016年に、日本語版は2018年1月に発行されました。
英語原題は『The Missing Misadventures of Sherlock Holmes』、
……ええと、敢えてジャンル分けするならば、
“問題作”でしょうか。
「ふァ??」
「ぐるるぅ?」(←訳:問題作ぅ?)
この御本の、そもそもの出発点は、
20世紀ミステリ界の大御所エラリー・クイーンさんが、
そうだ、アンソロジーを作ろう!
シャーロック・ホームズもののパロディ、
戯作(バーレスク)、
それに綿密な摸倣作(イミテーション)を集めて!
世界初のホームズアンソロジーだ!
と思い立ったところに在りました。
そうして、クイーンさんが編集した
『シャーロック・ホームズの災難』は1944年に刊行された、
のですけれども……。
「おこられェちゃッたのでス!」
「がるるるるるぐるるるる!」(←訳:ドイルさんの遺族さんに!)
コナン・ドイル卿の遺児エイドリアンさんからの苦情により、
クイーンさんの『災難』は絶版となりました。
ただし、この措置は英語圏でのみ有効のものらしく、
日本語版『シャーロック・ホームズの災難』は今も入手可能、と
事情は複雑極まりなくて。
「ややこしィ~…!」
「ぐるるるがるる……」(←訳:オトナの世界だ……)
この御本――『シャーロック・ホームズの失われた災難』には、
『シャーロック・ホームズの災難』に収録しきれなかった
14編の短編作品が収められています。
「もしかしてェ、そこにもッ?」
「がるるるぐるる?」(←訳:オトナの事情が?)
長過ぎる、
専門的すぎる、
差別的な記述がある、
などの理由があって選ばれなかったのだろう、と
編者・マキューラスさんとジョンスンさんは
御本冒頭の『はじめに』で述べています。
正直に言ってしまいますとね、
私ネーさも、
う~ん、これは……
原典への愛が足りないんじゃ?と首をヒネった作品もあります、が。
いえ、ちょっと待って!
スルーしてしまうにはもったいない作品もありますよ!
「えッ? どれどれッ??」
「ぐる?」(←訳:誰の?)
コルネリス・フェートさん著
『サー・シャーロック・ホームズ最後の最後の冒険』。
1912年に刊行されたこの作品、
兎にも角にも変わってます。
著者フェートさんはオランダ人、
原著はオランダ語、
しかも原著者さんによるオリジナル挿絵も併載!
「うきゃッ! これはッ!」
「がるぐる!」(←訳:珍種だよ!)
ハチャメチャのようでいて、
しっかり計算されているようでもいて、
やっぱり奇妙で変テコなこの作品からは、
20世紀初頭の雑誌文化&デザインの香りが
色濃く漂っています。
ホームズさん好きな活字マニアさんは、
この作品だけは一読してみるのも
アリかと思われますよ。
「めずらしィ~おはなしィ、すきなァおかたはァ~」
「ぐるがぅっるる!」(←訳:ぜひチェックを!)
いまァ、すいすがァ~あついィ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!前哨戦なんです!)
こんにちは、ネーさです。
現在、スイスで開催されているのが、
《ツール・ド・スイス》――
ツール・ド・フランスを直前にしての脚ならし、
選手さんの好調不調を見極める意味も持つ大会ですので
けっこう盛り上がっているんですよ。
日本のTVでは殆ど報道されませんが、
スポーツ好きな御方はネットのスポーツニュース等を御覧くださいね。
さあ、ではここからは読書タイムです。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/52/fe86586e850276287124370b48d894aa.jpg)
―― シャーロック・ホームズの失われた災難 ――
編者はジェリー・マーキュラスさん他、
原著は2016年に、日本語版は2018年1月に発行されました。
英語原題は『The Missing Misadventures of Sherlock Holmes』、
……ええと、敢えてジャンル分けするならば、
“問題作”でしょうか。
「ふァ??」
「ぐるるぅ?」(←訳:問題作ぅ?)
この御本の、そもそもの出発点は、
20世紀ミステリ界の大御所エラリー・クイーンさんが、
そうだ、アンソロジーを作ろう!
シャーロック・ホームズもののパロディ、
戯作(バーレスク)、
それに綿密な摸倣作(イミテーション)を集めて!
世界初のホームズアンソロジーだ!
と思い立ったところに在りました。
そうして、クイーンさんが編集した
『シャーロック・ホームズの災難』は1944年に刊行された、
のですけれども……。
「おこられェちゃッたのでス!」
「がるるるるるぐるるるる!」(←訳:ドイルさんの遺族さんに!)
コナン・ドイル卿の遺児エイドリアンさんからの苦情により、
クイーンさんの『災難』は絶版となりました。
ただし、この措置は英語圏でのみ有効のものらしく、
日本語版『シャーロック・ホームズの災難』は今も入手可能、と
事情は複雑極まりなくて。
「ややこしィ~…!」
「ぐるるるがるる……」(←訳:オトナの世界だ……)
この御本――『シャーロック・ホームズの失われた災難』には、
『シャーロック・ホームズの災難』に収録しきれなかった
14編の短編作品が収められています。
「もしかしてェ、そこにもッ?」
「がるるるぐるる?」(←訳:オトナの事情が?)
長過ぎる、
専門的すぎる、
差別的な記述がある、
などの理由があって選ばれなかったのだろう、と
編者・マキューラスさんとジョンスンさんは
御本冒頭の『はじめに』で述べています。
正直に言ってしまいますとね、
私ネーさも、
う~ん、これは……
原典への愛が足りないんじゃ?と首をヒネった作品もあります、が。
いえ、ちょっと待って!
スルーしてしまうにはもったいない作品もありますよ!
「えッ? どれどれッ??」
「ぐる?」(←訳:誰の?)
コルネリス・フェートさん著
『サー・シャーロック・ホームズ最後の最後の冒険』。
1912年に刊行されたこの作品、
兎にも角にも変わってます。
著者フェートさんはオランダ人、
原著はオランダ語、
しかも原著者さんによるオリジナル挿絵も併載!
「うきゃッ! これはッ!」
「がるぐる!」(←訳:珍種だよ!)
ハチャメチャのようでいて、
しっかり計算されているようでもいて、
やっぱり奇妙で変テコなこの作品からは、
20世紀初頭の雑誌文化&デザインの香りが
色濃く漂っています。
ホームズさん好きな活字マニアさんは、
この作品だけは一読してみるのも
アリかと思われますよ。
「めずらしィ~おはなしィ、すきなァおかたはァ~」
「ぐるがぅっるる!」(←訳:ぜひチェックを!)