「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
ふァいッ! はじまりまァ~スッ!」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!祝開幕!)
こんにちは、ネーさです。
そうです、始まりますよロシアW杯!
私ネーさの大好きなイタリアが参戦できなかったのは
返す返すも無念ではありますが、
4年に1度のフットボールの祭典に声援を送りつつ、
ちゃっかり同時進行の読書タイム、
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/18/904b04fc1f3f45c1f627ebfab672016f.jpg)
―― 文豪たちの友情 ――
著者は石井千湖(いしい・ちこ)さん、2018年4月に発行されました。
前回記事では今週末から三鷹市で開催される
『太宰治 三鷹とともに』展を御紹介いたしました。
この御本でも、はい、太宰さんは注目の的ですね。
「だいすたーでスからッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:知らぬ者なしの!)
とはいえ、太宰さんひとりに負わせるのは
《文豪》の看板は重過ぎるようです。
ここはひとつ、
日本近代文学の文豪さんたち13組で
重~い看板を分け合っていただきしょう。
「じゅうさんッくみィ??」
「がるるぐるるる?」(←訳:組分けしてるの?)
この御本は、3つの章から成っています。
第一章『永遠のニコイチ 自他ともに認める親友』
第二章『早すぎる別れ 夭折した文豪と友人たち』
第三章『愛憎入り交じる関係 ケンカするほど仲が良い二人』
著者・石井さんによって
『永遠のニコイチ』と認定されるのは、
佐藤春夫さんと堀口大學さん。
室生犀星さんと萩原朔太郎さん。
志賀直哉さんと武者小路実篤さん。
川端康成さんと横光利一さん。
「しょうがいィのォ、ゆうじんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:幸福な出会い!)
そして、夭折した文豪さんと友人さん、といえば、
正岡子規さんと夏目漱石さん、
石川啄木さんと金田一京助さん、
国木田独歩さんと田山花袋さん、
芥川龍之介さんと菊池寛さん、
太宰治さんと坂口安吾さん、
梶井基次郎さんと三好達治さん。
さらに、
なぁんだ、ケンカするくらいの仲良しなんじゃん♪
と、石井さんに喝破されちゃうのは、
泉鏡花さんと徳田秋聲さん、
中原中也さんと小林秀雄さん、
谷崎潤一郎さんと佐藤春夫さん。
以上、13組26人の文豪さんが、
下積み時代は互いに励まし合い、
病を得た友を看病しては落涙し、
大ゲンカしては周囲を困らせ、
現在に至ってもこうして
話題にされてしまう――
「ぶんごうゥさんもォ、にんげんなのでス~!」
「がぅっるがっるるるる♫」(←訳:ちょっとホッとしたね♫)
展覧会情報を御紹介した直後ですから、
やはり太宰さんのパートは気に懸かりますけれども、
私ネーさ、泉鏡花さんの大ファンですもので、
『愛憎入り交じる関係』の章を
ハラハラしながら読みました。
あの美文家の鏡花さんが、
本気で誰かとケンカするなんて、
似合わないような、
いや大いに有り得るような……?
「でもォ、おわりィよければァ~」
「がるるぐるっるがるる!」(←訳:すべてよしってことで!)
遠い日、
文学者さんたちの間に何があったのか。
彼らの想いはどんな形で昇華されたのか。
いまベストセラーリストにランキングされているこの御本、
文学史ノンフィクション好きな御方に、
19~20世紀史好きな御方にもおすすめです。
ぜひ、一読してみてくださいね♪
ふァいッ! はじまりまァ~スッ!」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!祝開幕!)
こんにちは、ネーさです。
そうです、始まりますよロシアW杯!
私ネーさの大好きなイタリアが参戦できなかったのは
返す返すも無念ではありますが、
4年に1度のフットボールの祭典に声援を送りつつ、
ちゃっかり同時進行の読書タイム、
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/18/904b04fc1f3f45c1f627ebfab672016f.jpg)
―― 文豪たちの友情 ――
著者は石井千湖(いしい・ちこ)さん、2018年4月に発行されました。
前回記事では今週末から三鷹市で開催される
『太宰治 三鷹とともに』展を御紹介いたしました。
この御本でも、はい、太宰さんは注目の的ですね。
「だいすたーでスからッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:知らぬ者なしの!)
とはいえ、太宰さんひとりに負わせるのは
《文豪》の看板は重過ぎるようです。
ここはひとつ、
日本近代文学の文豪さんたち13組で
重~い看板を分け合っていただきしょう。
「じゅうさんッくみィ??」
「がるるぐるるる?」(←訳:組分けしてるの?)
この御本は、3つの章から成っています。
第一章『永遠のニコイチ 自他ともに認める親友』
第二章『早すぎる別れ 夭折した文豪と友人たち』
第三章『愛憎入り交じる関係 ケンカするほど仲が良い二人』
著者・石井さんによって
『永遠のニコイチ』と認定されるのは、
佐藤春夫さんと堀口大學さん。
室生犀星さんと萩原朔太郎さん。
志賀直哉さんと武者小路実篤さん。
川端康成さんと横光利一さん。
「しょうがいィのォ、ゆうじんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:幸福な出会い!)
そして、夭折した文豪さんと友人さん、といえば、
正岡子規さんと夏目漱石さん、
石川啄木さんと金田一京助さん、
国木田独歩さんと田山花袋さん、
芥川龍之介さんと菊池寛さん、
太宰治さんと坂口安吾さん、
梶井基次郎さんと三好達治さん。
さらに、
なぁんだ、ケンカするくらいの仲良しなんじゃん♪
と、石井さんに喝破されちゃうのは、
泉鏡花さんと徳田秋聲さん、
中原中也さんと小林秀雄さん、
谷崎潤一郎さんと佐藤春夫さん。
以上、13組26人の文豪さんが、
下積み時代は互いに励まし合い、
病を得た友を看病しては落涙し、
大ゲンカしては周囲を困らせ、
現在に至ってもこうして
話題にされてしまう――
「ぶんごうゥさんもォ、にんげんなのでス~!」
「がぅっるがっるるるる♫」(←訳:ちょっとホッとしたね♫)
展覧会情報を御紹介した直後ですから、
やはり太宰さんのパートは気に懸かりますけれども、
私ネーさ、泉鏡花さんの大ファンですもので、
『愛憎入り交じる関係』の章を
ハラハラしながら読みました。
あの美文家の鏡花さんが、
本気で誰かとケンカするなんて、
似合わないような、
いや大いに有り得るような……?
「でもォ、おわりィよければァ~」
「がるるぐるっるがるる!」(←訳:すべてよしってことで!)
遠い日、
文学者さんたちの間に何があったのか。
彼らの想いはどんな形で昇華されたのか。
いまベストセラーリストにランキングされているこの御本、
文学史ノンフィクション好きな御方に、
19~20世紀史好きな御方にもおすすめです。
ぜひ、一読してみてくださいね♪