「こんにちわッ、テディちゃでッス!
わわゥ! おもたいィ~!」
「がるる!ぐるるるる?」(←訳:虎です!サイズはL?)
こんにちは、ネーさです。
果物屋さんやスーパーマーケットに並ぶスイカが、
どんどんサイズが大きく丸くなってくるにつれ、
夏も本番なのだそうですよ♫
最近は日本のスイカが中東で大人気だそうですが、
さあ、本日の読書タイムは、
世界中の旅行者さんから大々人気のあの都市を舞台にした
こちらの御本を、どうぞ~!
―― 京都伏見のあやかし甘味帖 花散る、恋散る、鬼探し――
著者は柏てん さん、2018年3月に発行されました。
以前に御紹介しましたね、
『京都伏見のあやかし甘味帖 おねだり狐との町屋暮らし』に続く
シリーズの第2巻目となる作品です。
「あァ~、あのォおねえさんッ!」
「ぐっるぅっるるがる!」(←訳:突っ走っちゃった人だね!)
働いて働いて働き詰めで、
お仕事に全力投球していた小薄(おすすき)れんげさん。
或る日、愕然としてしまいます。
恋人が、浮気。
ミスをしたわけでもないのに、失職。
こんなことって……!
「むむゥ! いッすんさきィはァ~」
「がるっるるる……」(←訳:闇だったんだ……)
漠然と思い描き、想像していた未来が消えた――
呆然自失状態のれんげさんが向かったのは、
京都でした。
東京から京都へ、
つまりは傷心旅行のようなものでしょうけれど、
傷心旅行とちょっとばかり違うのは、
れんげさん、京都に“腰を据え”ちゃったんですね。
大学生の虎太郎(こたろう)くんが住む町屋の一室に民泊し、
気が向けば形ばかり出歩きはするものの、
やはり、心の傷が疼いて、
観光に熱中は出来ません……。
「でもォ、そこにィ!」
「ぐるぅるる!」(←訳:新キャラが!)
れんげさんと親しくなったのは、
いえ、なついた、というべきなのか、
四六時中まとわりつくようになったのは、
小さなキツネ。
れんげさんが“クロ”と命名した黒いチビキツネちゃんは、
伏見の御稲荷さまの一族の子。
チビキツネちゃんと係れば、
ヒトの眼には視えない別世界の京都の姿が
れんげさんにも見えてくる――
「こんかいィもォ、まきこまれてェまァ~ス!」
「がるるぐる??」(←訳:鬼退治騒動??)
れんげさんの、スペクタクル?な体験と、
対照的にのんびりと描かれるのは
虎太郎くんの“京都甘いもの買い出し日記”。
今日の和菓子屋さんを巡る虎太郎くんの食いしん坊っぷりが、
物語に、バランスとアンバランス、両方をもたらします。
読み手の方々は、
はたして、鬼を探す羽目になったれんげさんと、
お菓子を求めて町々を訪ねる虎太郎くん、
どちらに共鳴することでしょうか♪
「それはァ、やぱりィ!」
「ぐるる!?!」(←訳:お菓子だ!?!)
ミステリ的な要素も持つ御話ですので、
これ以上詳しくは記せませんが、
京都好きなカツジマニアさんはきっと楽しめる一冊です。
和菓子好きな御方も、ぜひ♫
わわゥ! おもたいィ~!」
「がるる!ぐるるるる?」(←訳:虎です!サイズはL?)
こんにちは、ネーさです。
果物屋さんやスーパーマーケットに並ぶスイカが、
どんどんサイズが大きく丸くなってくるにつれ、
夏も本番なのだそうですよ♫
最近は日本のスイカが中東で大人気だそうですが、
さあ、本日の読書タイムは、
世界中の旅行者さんから大々人気のあの都市を舞台にした
こちらの御本を、どうぞ~!
―― 京都伏見のあやかし甘味帖 花散る、恋散る、鬼探し――
著者は柏てん さん、2018年3月に発行されました。
以前に御紹介しましたね、
『京都伏見のあやかし甘味帖 おねだり狐との町屋暮らし』に続く
シリーズの第2巻目となる作品です。
「あァ~、あのォおねえさんッ!」
「ぐっるぅっるるがる!」(←訳:突っ走っちゃった人だね!)
働いて働いて働き詰めで、
お仕事に全力投球していた小薄(おすすき)れんげさん。
或る日、愕然としてしまいます。
恋人が、浮気。
ミスをしたわけでもないのに、失職。
こんなことって……!
「むむゥ! いッすんさきィはァ~」
「がるっるるる……」(←訳:闇だったんだ……)
漠然と思い描き、想像していた未来が消えた――
呆然自失状態のれんげさんが向かったのは、
京都でした。
東京から京都へ、
つまりは傷心旅行のようなものでしょうけれど、
傷心旅行とちょっとばかり違うのは、
れんげさん、京都に“腰を据え”ちゃったんですね。
大学生の虎太郎(こたろう)くんが住む町屋の一室に民泊し、
気が向けば形ばかり出歩きはするものの、
やはり、心の傷が疼いて、
観光に熱中は出来ません……。
「でもォ、そこにィ!」
「ぐるぅるる!」(←訳:新キャラが!)
れんげさんと親しくなったのは、
いえ、なついた、というべきなのか、
四六時中まとわりつくようになったのは、
小さなキツネ。
れんげさんが“クロ”と命名した黒いチビキツネちゃんは、
伏見の御稲荷さまの一族の子。
チビキツネちゃんと係れば、
ヒトの眼には視えない別世界の京都の姿が
れんげさんにも見えてくる――
「こんかいィもォ、まきこまれてェまァ~ス!」
「がるるぐる??」(←訳:鬼退治騒動??)
れんげさんの、スペクタクル?な体験と、
対照的にのんびりと描かれるのは
虎太郎くんの“京都甘いもの買い出し日記”。
今日の和菓子屋さんを巡る虎太郎くんの食いしん坊っぷりが、
物語に、バランスとアンバランス、両方をもたらします。
読み手の方々は、
はたして、鬼を探す羽目になったれんげさんと、
お菓子を求めて町々を訪ねる虎太郎くん、
どちらに共鳴することでしょうか♪
「それはァ、やぱりィ!」
「ぐるる!?!」(←訳:お菓子だ!?!)
ミステリ的な要素も持つ御話ですので、
これ以上詳しくは記せませんが、
京都好きなカツジマニアさんはきっと楽しめる一冊です。
和菓子好きな御方も、ぜひ♫