テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ これぞ、笑いの魔法 ~

2020-05-04 23:32:42 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 こなァ~んッ!」
「がるる!ぐる~!」(←訳:虎です!ラナ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 前回記事でもお伝えしましたように、
 宮崎駿さん監督作品『未来少年コナン』の再放送が始まりました♪
 次は民放局のどこかで
 『アルプスの少女ハイジ』を放送してくれないかなぁ~と
 淡い期待を抱きながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらのヴィンテージ・ミステリを、どうぞ~!

  



      ―― お楽しみの埋葬 ――



 著者はエドマンド・クリスピンさん、
 原著は1948年に、画像の日本語版は1979年に発行されました。
 英語原題は『BURIED FOR PLEASURE』、
 えー、実はですね、
 現在この御本はいわゆる絶版状態で、
 おそらく入手困難なのですけれど、
 もしも!
 古書店さんなどで見つけたら、即買いしちゃってください!

「はちゃめちゃァ、なのでスゥ!」
「ぐるるがるるるる!」(←訳:お腹がよじれるう!)

 英国の作家エドマンド・クリスピンさん(1921~1978)。

 クリスピンさんがその生涯に著した作品は、
 短編長編、いずれの作品にも
 或る共通点があります。
 それは……

 笑い!

「ぷふふッ! へんてこォでス!」
「がるるぐるるるるる!」(←訳:真剣にふざけてます!)

 笑いとおふざけ、といっても、
 クリスピンさんの作品から湧き出るのは、
 英国らしいひねりの利いたユーモアです。
 
 そして、殆どの作品で、
 笑いの渦の中心にいるのが、
 ジャーヴァス・フェン教授。

「ほんもののォ、きょうじゅゥさんッ!」
「ぐるるがっるるるぅーるる!」(←訳:しかもオックスフォードの!)

 オックスフォード大学の、
 英文学の教授であるフェンさん、
 今回は何に巻き込まれたのかというと、
 いえ、
 何を巻き起こしたのかというと……

 選挙に出馬?

「くすくすッ♪」
「がるるるるる~!」(←訳:似合わないよ~!)

 自分自身にも説明のつきかねる気まぐれで、
 立候補の届け出をしてしまったフェン教授、
 投票日のわずか1週間前に、
 来たこともない選挙区へ 
 ようやくやって来て、
 選挙運動を開始、しようとしますが。

 折よく、
 いえ、折悪しく、
 事件が発生してしまったから
 タイヘンです。

「へェ~んしんッ!」
「がるっ!」(←訳:とうっ!)

 素人探偵でもあるフェン教授、
 興味と関心は、
 自然と事件調査の方向へ。

 教授の脇を固めるサブキャラさんたちも
 なかなかにスットンキョ―で
 規格外な人物ばかりで、
 いったい事件は、選挙は、
 どうなっちゃうんでしょうか……?

「いいねッ、へんてこッ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:楽しいよヘンテコ!)

 モンティパイソン好きな方々、
 英国ミステリ好きな方々に
 おすすめのこの御本、
 ええ、笑いに目を奪われがちですが、
 本格ミステリとしても一級品なんです。

 書店さんでの入手は難しいかもしれませんが、
 自粛期間が終了したら、
 図書館にリクエストして、
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪
 
 
 
 
コメント
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