テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 迷宮真っ向勝負? ~

2020-05-17 22:31:49 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふゥッ! やッとォ、とれたァのでスゥ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!消えたね!)

 こんにちは、ネーさです。
 昨日の“パニック!改造ココア人間誕生!”騒動から
 ようやく復活しました。
 ジーンズやTシャツに付着したココア粉って、
 なかなか落ちなくて苦労しましたが、
 気分爽快となった本日の読書タイムは、
 さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
     ―― ダンジョン飯 9 ――



 著者は九井諒子(くい・りょうこ)さん、
 2020年5月に発行されました。
 『DELICIOUS IN DUNGEON』と英語題名を冠する
 “魔物を食べながら地下迷宮を探検しよう!”シリーズも、
 ついに9巻目に突入です。

「いがいィなことにィ~」
「ぐるるがるるる!」(←訳:迷宮は食材豊富!)

 魔物を、魔物としてではなく、
 ゴハンとして見る。

 そう、もともとは、
 経費削減のためでした。

 剣士ライオスさん、
 迷宮探検中に
 龍に食べられてしまった妹を救い出すべく、
 急ぎ装備を整え直して迷宮深部へ取って返そうとしたのですが、
 ああ~資金がたりない~…!

「うむッ! せつやくゥしようゥ!」
「がるぐる!」(←訳:食費をね!)

 削った食費は
 現地調達で。

 食べられそうなモノを迷宮内部で調達しながら、
 よっしゃ、最深部へGO!

 そして、とうとう、
 地下迷宮の秘密が明かされる時が来ましたよ。

「いきなりィ!」
「ぐっるる!」(←訳:びっくり!)

 まさかこの9巻で物語の核心が?
 いやあ、でも、そうか、
 そういうことだったのね!
 と感心していると……。

「あれッ?」
「がるっ?」

 9巻の後半部分では、
 明かされたはずの核心が
 再び揺らぎ始めます。

 さながら、
 検察側の主張と
 弁護側の主張が
 真っ向からぶつかるように。

「またァ、わきゃらなくゥ~なッてきましたでス!」
「ぐるるるがる??」(←訳:どういうこと??)

 迷宮の本質は、真実は、
 どこにあるのか。
 誰が正しいのか。

 よくお腹こわさないわねえ~…
 胃痛を起こしそうだわぁ~…
 と、私たち読み手をおののかせる
 ライオスさんたちの探検行は、
 どこに“正解“を見出すのか?

「まだまだァ、つづくゥ?」
「がるるぐるるる!」(←訳:お気をつけてね!)

 剣と魔法とグルメを大盛りに、
 涙&笑いも添えた冒険譚、
 コミック好きな御方はもちろん、
 ファンタジー好きな活字マニアさんも、
 ぜひ、一読してみてくださいね♪


 
 
コメント
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