「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぶるゥーいんぱるすゥ、きましたでス!」
「がるる!ぐるるがるぐる!」(←訳:虎です!最高の飛行日和!)
こんにちは、ネーさです。
医療従事者さん&エッセンシャルワーカーさんたちに
拍手を送りながら拝見したのは、
YouTubeでLIVE配信される
ブルーインパルスの超絶技巧……!
スゴいスゴ過ぎるとただただ感嘆しながら、
本日の読書タイムは
こちらも素敵にアクロバティックな御本を、
さあ、どうぞ~♪
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―― 臨床探偵と消えた脳病変 ――
著者は浅ノ宮遼(あさのみや・りょう)さん、
単行本は『片翼の折鶴』の題名で2016年に、
画像の改題文庫版は2020年2月に発行されました。
『THE CASE-BOOK OF CLINICAL DETECTIVE』と
英語題名が付されています。
前回記事では、神父さんが探偵として活躍する
チェスタトンさん著『ブラウン神父 呪いの書』を
御紹介いたしました。
対して、こちらの作品は――
「どくとるゥ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:お医者さんです!)
西丸豊(にしまる・ゆたか)さん。
所属する柳都(りゅうと)医科大学病院の救急科・病棟医長であり、
他のお医者さんが見抜けなかった病を、
次々と解き明かしてきた西丸さんの別名は、
《臨床探偵》。
「みためェはァ、ふつうゥ??」
「がるるぐるがぅるるるる!」(←訳:頭脳は普通じゃないんだ!)
『血の行方』
『幻覚パズル』
『消えた脳病変』
『開眼』
『片翼(へんよく)の折鶴』
と、この御本は
5つの短編作品で構成されていますが、
まずは収録順に
『血の行方』から
ちょこっと覗いてみましょう。
「ふァいッ! ゆくえェふめいィ、なのでスゥ!」
「ぐるるる!」(←訳:血液がね!)
駅の構内で倒れ、
病院の救急救命センターに
搬送されてきた
或る患者さん。
踵(かかと)を骨折し、
入院することになったその患者さんが
倒れるに到ったそもそもの原因は。
「ひんけつゥ!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:鉄分が足りてない!)
担当医さんは
患者さんに鉄剤を投与しました。
それは、鉄分不足を改善させるに
十分な量であったのに、
検査結果は依然として
“貧血“状態のまま。
「んむむッ? なぜェ?」
「ぐるがるるるるるる?」(←訳:なぜ良くならないの?)
貧血が改善しないのは、
血がどこかで失われているから?
どこかって……どこ?
「にしまるゥ~せんせいィ!」
「がるるぐるるー!」(←訳:教えてドクター!)
バリバリ理系の医学ミステリは、
ブラウン神父さんのような、
トリッキーかつ閃きに満ちた推理とは
まったく正反対……に見えて、
実は、相通じるものがある?
表題作品『消えた脳病変』は
特におすすめです。
医学ミステリ好きな御方も、
短編好きな方々も、
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
ぶるゥーいんぱるすゥ、きましたでス!」
「がるる!ぐるるがるぐる!」(←訳:虎です!最高の飛行日和!)
こんにちは、ネーさです。
医療従事者さん&エッセンシャルワーカーさんたちに
拍手を送りながら拝見したのは、
YouTubeでLIVE配信される
ブルーインパルスの超絶技巧……!
スゴいスゴ過ぎるとただただ感嘆しながら、
本日の読書タイムは
こちらも素敵にアクロバティックな御本を、
さあ、どうぞ~♪

―― 臨床探偵と消えた脳病変 ――
著者は浅ノ宮遼(あさのみや・りょう)さん、
単行本は『片翼の折鶴』の題名で2016年に、
画像の改題文庫版は2020年2月に発行されました。
『THE CASE-BOOK OF CLINICAL DETECTIVE』と
英語題名が付されています。
前回記事では、神父さんが探偵として活躍する
チェスタトンさん著『ブラウン神父 呪いの書』を
御紹介いたしました。
対して、こちらの作品は――
「どくとるゥ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:お医者さんです!)
西丸豊(にしまる・ゆたか)さん。
所属する柳都(りゅうと)医科大学病院の救急科・病棟医長であり、
他のお医者さんが見抜けなかった病を、
次々と解き明かしてきた西丸さんの別名は、
《臨床探偵》。
「みためェはァ、ふつうゥ??」
「がるるぐるがぅるるるる!」(←訳:頭脳は普通じゃないんだ!)
『血の行方』
『幻覚パズル』
『消えた脳病変』
『開眼』
『片翼(へんよく)の折鶴』
と、この御本は
5つの短編作品で構成されていますが、
まずは収録順に
『血の行方』から
ちょこっと覗いてみましょう。
「ふァいッ! ゆくえェふめいィ、なのでスゥ!」
「ぐるるる!」(←訳:血液がね!)
駅の構内で倒れ、
病院の救急救命センターに
搬送されてきた
或る患者さん。
踵(かかと)を骨折し、
入院することになったその患者さんが
倒れるに到ったそもそもの原因は。
「ひんけつゥ!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:鉄分が足りてない!)
担当医さんは
患者さんに鉄剤を投与しました。
それは、鉄分不足を改善させるに
十分な量であったのに、
検査結果は依然として
“貧血“状態のまま。
「んむむッ? なぜェ?」
「ぐるがるるるるるる?」(←訳:なぜ良くならないの?)
貧血が改善しないのは、
血がどこかで失われているから?
どこかって……どこ?
「にしまるゥ~せんせいィ!」
「がるるぐるるー!」(←訳:教えてドクター!)
バリバリ理系の医学ミステリは、
ブラウン神父さんのような、
トリッキーかつ閃きに満ちた推理とは
まったく正反対……に見えて、
実は、相通じるものがある?
表題作品『消えた脳病変』は
特におすすめです。
医学ミステリ好きな御方も、
短編好きな方々も、
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪