「こんにちわッ、テディちゃでス!
こんやはァ、まんげつゥでスよゥ~!」
「がるる!ぐるるーるーる!」(←訳:虎です!フラワームーン!)
こんにちは、ネーさです。
はい! 満月は月ごとに呼び名があって、
5月の満月は《フラワームーン》!
ちなみに4月は《ピンクムーン》、
6月は《ストロベリームーン》…と先ほど知りました。
月に住む女神さまとウサギさんに
疫病退散を祈願したあとは、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― カッティング・エッジ ――
著者はジェフリー・ディーヴァーさん、
原著は2018年に、日本語版は2019年10月に発行されました。
英語原題は『THE CUTTING EDGE』、
著者ディーヴァーさんの代名詞ともいえる
《リンカーン・ライム》シリーズの第14作目です。
「まんはッたんにィ~かえッてきましたでス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:ここが本拠地!)
前作『ブラック・スクリーム』での、
イタリアへ遠征し、
事件を解決し、
結婚式も挙げちゃったり、
忙しいけれども、
どこか祝祭を想わせる、
インターミッション的な展開を経て。
本拠地・ニューヨークに舞台を戻して、
今作――
『カッティング・エッジ』の幕が開きます。
「むむゥ! これはァ……ひどすぎるゥでスよゥ!」
「がるるる!」(←訳:悲劇的だ!)
NY市警からの依頼を受け、
科学捜査の達人リンカーン・ライムさんが
捜査に当たることになった事件は、
怖ろしいものでした。
ダイアモンドを専門に扱う店に強盗が入り、
そこに居合わせたお客さん二人と
店のオーナーさんは……。
「きんきゅうゥてはいィッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:すぐ捕まえて!)
ええ、市警もライムさんも
もちろんそのつもりでいるわ。
しかし、鑑識作業を進めるにつれ、
どうやらこれは単なる強盗ではないと
判明してゆきます。
犯人は、あまりにも用意周到すぎる……
それに、盗んでいったモノってヤツが……
「ほんのォ、ちょッぴりィ!」
「がるるぐぅっるる!」(←訳:特別なちょっぴり!)
店の奥の、金庫の中には
たくさんのダイアモンドの原石が
手つかずで残されていたんです。
平凡なクズ石を見棄てて、
超逸品の石数個を選んで持ち去ったんでしょうか、
犯人は?
いったいなぜ、そんなややこしい行動を?
ライムさんたち捜査陣は、
怪しみつつも、
微細な証拠ひとつひとつから
犯人像を割り出してゆきますが、
その矢先……!
「またしてもォ、じけんッ?」
「ぐるるるるるがるる!」(←訳:ダイアモンド狙いの!)
先月中はたびたび
アーサー・コナン・ドイルさんの
短編傑作集を御紹介いたしましたが、
ドイルさんの生み出した名探偵ホームズさんの
現代に於ける最も正統な後継者は誰かと言えば、
リンカーン・ライムさんであることに間違いありません。
この御本の中でも、
著者・ディーヴァーさん(と探偵ライムさん自身)も
その点を意識しているのか、
ちらほらとホームズさんの名前が出て来ます。
のみならず、
作品の構成にも
ドイルさんの作品へのオマージュが
感じられるような気がしますよ。
犯人が過去を回想するシーンは、
ホームズさんのデビュー作品である
『緋色の研究』さながら、なんですから。
「それじゃあァ、はんにんッ、つかまえましょゥッ!」
「がーるるるるぐるるがるるるる!」(←訳:ホームズさんばりの鮮やかさで!)
ヴィクトリア朝のロンドンと同じく、
世界の富が集中する現代のニューヨーク。
《名探偵》と犯人の熾烈な攻防に
終始ハラハラさせられる快作ミステリは、
ミステリ好きさん&エンタ好きな活字マニアさんに
激おすすめの一冊です。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
こんやはァ、まんげつゥでスよゥ~!」
「がるる!ぐるるーるーる!」(←訳:虎です!フラワームーン!)
こんにちは、ネーさです。
はい! 満月は月ごとに呼び名があって、
5月の満月は《フラワームーン》!
ちなみに4月は《ピンクムーン》、
6月は《ストロベリームーン》…と先ほど知りました。
月に住む女神さまとウサギさんに
疫病退散を祈願したあとは、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― カッティング・エッジ ――
著者はジェフリー・ディーヴァーさん、
原著は2018年に、日本語版は2019年10月に発行されました。
英語原題は『THE CUTTING EDGE』、
著者ディーヴァーさんの代名詞ともいえる
《リンカーン・ライム》シリーズの第14作目です。
「まんはッたんにィ~かえッてきましたでス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:ここが本拠地!)
前作『ブラック・スクリーム』での、
イタリアへ遠征し、
事件を解決し、
結婚式も挙げちゃったり、
忙しいけれども、
どこか祝祭を想わせる、
インターミッション的な展開を経て。
本拠地・ニューヨークに舞台を戻して、
今作――
『カッティング・エッジ』の幕が開きます。
「むむゥ! これはァ……ひどすぎるゥでスよゥ!」
「がるるる!」(←訳:悲劇的だ!)
NY市警からの依頼を受け、
科学捜査の達人リンカーン・ライムさんが
捜査に当たることになった事件は、
怖ろしいものでした。
ダイアモンドを専門に扱う店に強盗が入り、
そこに居合わせたお客さん二人と
店のオーナーさんは……。
「きんきゅうゥてはいィッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:すぐ捕まえて!)
ええ、市警もライムさんも
もちろんそのつもりでいるわ。
しかし、鑑識作業を進めるにつれ、
どうやらこれは単なる強盗ではないと
判明してゆきます。
犯人は、あまりにも用意周到すぎる……
それに、盗んでいったモノってヤツが……
「ほんのォ、ちょッぴりィ!」
「がるるぐぅっるる!」(←訳:特別なちょっぴり!)
店の奥の、金庫の中には
たくさんのダイアモンドの原石が
手つかずで残されていたんです。
平凡なクズ石を見棄てて、
超逸品の石数個を選んで持ち去ったんでしょうか、
犯人は?
いったいなぜ、そんなややこしい行動を?
ライムさんたち捜査陣は、
怪しみつつも、
微細な証拠ひとつひとつから
犯人像を割り出してゆきますが、
その矢先……!
「またしてもォ、じけんッ?」
「ぐるるるるるがるる!」(←訳:ダイアモンド狙いの!)
先月中はたびたび
アーサー・コナン・ドイルさんの
短編傑作集を御紹介いたしましたが、
ドイルさんの生み出した名探偵ホームズさんの
現代に於ける最も正統な後継者は誰かと言えば、
リンカーン・ライムさんであることに間違いありません。
この御本の中でも、
著者・ディーヴァーさん(と探偵ライムさん自身)も
その点を意識しているのか、
ちらほらとホームズさんの名前が出て来ます。
のみならず、
作品の構成にも
ドイルさんの作品へのオマージュが
感じられるような気がしますよ。
犯人が過去を回想するシーンは、
ホームズさんのデビュー作品である
『緋色の研究』さながら、なんですから。
「それじゃあァ、はんにんッ、つかまえましょゥッ!」
「がーるるるるぐるるがるるるる!」(←訳:ホームズさんばりの鮮やかさで!)
ヴィクトリア朝のロンドンと同じく、
世界の富が集中する現代のニューヨーク。
《名探偵》と犯人の熾烈な攻防に
終始ハラハラさせられる快作ミステリは、
ミステリ好きさん&エンタ好きな活字マニアさんに
激おすすめの一冊です。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪