おすすめ『抹茶』チョコレート！

　いきなりですが――

　　　美味しぃですぅ！

「うぴッ！
　ネーさ、それはテディちゃのォ、せりふゥでスよゥ！！」

　あらっ、失礼しました。
　あんまりにもネーさ好みの美味しさだったもので、つい。

　ヴァレンタインが過ぎても、
　ショコラ愛好道を突き進んでおりますネーさ、
　またまたチョコレートを購入いたしました。
　明治製菓さんの《ショコライフ》、
　『宇治抹茶（香り製法茶葉）』と、
　『パンプキン（えぶすかぼちゃ＆まるやかミルク）』です。
　これが！
　すごーく気に入っちゃいました！
　で、ぜひ御報告せねば、と。

「ふゥ～ん？　これェでスかァ」

　画像手前の、パンプキンイエローのパッケージが『パンプキン』味、
　テディちゃが持っている緑のパッケージは『宇治抹茶』味です。

　特にお奨めしたいのは、
　『宇治抹茶』！

　ホワイトチョコと抹茶のブレンド具合、
　抹茶の程よい苦味、
　甘くやさしい口溶け、
　ショコラ愛好家を魅了する香り、
　どれをとっても高得点です！

「ほんとかなァ？
　テディちゃもォ、ひとくちィ、たべてみよッ。
　……あッ！」

　いかがです、テディちゃ？

「んまいッ！　
　おいしィでスゥ！」

　でしょ？
　『パンプキン』も、変り種系が好きな御方、
　かぼちゃのケーキやお菓子が好きな御方には
　喜ばれるでしょうけど、
　この『抹茶』は万人に受け入れられる美味しさだと思うのです。

　《ショコライフ》……
　今までは、なんとなく買いそびれ＆食べそびれていましたが、
　これからは積極的にチャレンジいたしましょう！
　他にはどんなお味があるのかな？

「ふゥッ、ごちそォさまでしたッ♪
　あれッ、ネーさ、どこゆくのでスかッ？」

　スーパーのチョココーナーをチェキしに！

「……ちょこまにあ、ッて、へんてこでスゥ……」

疾風、疾走、ライトな探偵ものがたり。

　うう、寒い！　わ、埃が目に！　

「きょうふうゥ、でスよッ、ネーさ！」

　そうなのよね、テディちゃ。
　吹き飛ばされないよう、気を付けなくては。
　では本日は、
　春一番が吹き荒れている東京のお天気に
　負けじとパワフルな物語を御紹介いたしましょう！
　はい、こちらをどうぞ！


　
　　　　　　　　　　　――　疾風ガール　――


　
　著者は誉田哲也さん、’０５年９月に発行された作品です。

　先日は、やはり同じく誉田さんの
　『春を嫌いになった理由』を御紹介しましたが、
　こちらは『春を……』にも増して《勢い》を前面に出した、
　或るパワフルな女の子の物語。

「ぱわふるがーる、さんでスかァ～」

　その名は、夏美さん。
　アマチュアバンドでギタリスト、やってます。
　腕はいいし、ルックスもいいし、
　何かを持ってる。
　もうひとりの主人公、芸能事務所で働く宮原さんも
　一目で彼女の可能性を確信します。
　この娘、凄い！と。

「わあッ！
　すたーたんじょォ、でスね！」

　いえいえ、それが、そうは行かなかったんです。
　宮原さんは楽屋から追い出され、
　なおもメゲずに夏美さんのバイト先にまで押しかけ、
　説得を試みるのですが――

　暗転。

「えェッ？」

　バンドのボーカリスト、薫くんが亡くなったと、
　警察がやって来たのです。
　死因は……自殺？
　夏美さんには、信じられません。
　人気が高くて、美男で、美人のカノジョもいて、
　インディーズデビューも決定していたのに、
　なぜ、
　いったい何故そんな？

　その思いが、
　引きこもりかけた夏美さんを
　外へと連れ出します。

　解けぬ《なぜ》を解き明かすために。

「たんてい、するのでスね」

　探偵というには、夏美さんと宮原さん、
　おふたりともに心許ない、
　いきあたりばったり行なのですけれど、
　踏ん張ります。
　東京から、北陸へ。
　やがて少しずつ、
　亡くなった薫くんのひととなりが見えてきました……
　
　でも、夏美さんが辿り着いた《なぜ》の答えは――

　ライトノベルを想わせる語り口、
　スピードある展開で、
　題名通りに、
　疾風のような夏美さんに振り回されます。
　『本格』の範疇には入らないかもしれませんが、
　ミステリ好きさんにはお奨めですよ！

「なつみさん、
　ゆにーくなァ、たんていさん、でしたでスゥ」

　でしたね、はい。

「ゆにーくすぎてェ、ちょッと、しんぱい、でスよォ」

　夏美さんの『その後』も、読んでみたいものですね。
　続編に期待！です。

「うィうィッ♪」
　

神龍的金柑実願望。

　現在、盛んに宣伝されているようですね。
　宮崎県産の、金柑です。

「きんかんッ！
　これェ、たべてよいィのでスかッ、ネーさ？」

　どうぞ、テディちゃも召し上がれ。
　このまま、がぶっと、
　皮ごと食べていいんだそうですよ。
　種がありますから、気を付けてね。

「ふァィッ！　いただくゥでス！」

　　　　　　　（がぶッ！）

「うぴゃッ！
　みかんのォ、おあじィ、でスゥ！」

　そうですね。
　蜜柑をギュッと凝縮したような、濃いお味です。
　栄養価が高そうだわ。
　加えて、このルックスも、縁起が良さそうでしょ？
　金運が上昇しそうな、
　黄色の、まあるい形。
　飾っておきたくなりますね。

「テディちゃにはァ、どらごんぼーるゥにィ、みえまスゥ！」

　ふ～む、そう言われると、どことなく。

「いでよォ、しぇんろんッ！
　どらごんぼーる、たッくさん、あつまッたでスゥ！
　ごろごろォ、あるでス！
　いッぱいィいッぱいィ、あるでス！
　おいしィでスよ♪」

　……やっぱり、
　神龍さまは出てきてくれそうにありませんね。

☆、どうしますか。

　この赤い表紙を見ただけで、

「あァ～ッ、てれびィでェ、いッぱいィ、うつッてたァ、
　あのごほんッ、でスね！　ネーさ」

　と、テディちゃのように気付く御方も居られるでしょう。
　はい、’０７年後半の大きな話題となりました、
　あの御本の登場です。



　　　　――　ＭＩＣＨＥＬＥＮ　Ｔokyo　２００８　――


　
　著者はミシュラン編集部＆覆面調査員の皆さん、
　’０７年１１月に発行されたものです。

「とッてもォ、ひょうばんにィ、なッたでス！」

　そうですね、お祭りみたいな騒ぎでした。
　現在は鎮静化してるみたいですけれど、
　レストランさん側はまだ緊張しているでしょうね。
　２００９年度版制作に向けて、
　調査員さんたちは始動している筈ですから。

「ゆだんできないィ、でスゥ～」

　それにしても……改めてこの御本を読んでみて、
　議論を呼ぶのも無理からぬこと、と思いました。
　
　実は、画像のこちらは英語版です。
　ＲＥＳＴＡＵＲＡＮＴＳ＆ＨＯＴＥＬＳとの副題もあって、
　英語を話す方々に東京のレストランとホテルを紹介しているガイド、
　ということになりますが……。

　あのぅ、Ｔokyoって、こんなに狭いんでしょうか？

「ふァィッ？？」

　分かりやすい例を挙げますと、
　区ごとにお店を索引、のページを見てみましょう。
　
　千代田区、中央区、目黒区、港区、
　渋谷区、品川区、新宿区、豊島区……
　うーん、これだけ？

「えェッ？　ほかにはァないのでスかァ？」

　載って……ないみたい、ですね。
　
「むむゥッ、なんだかァ、ずるゥいッ？」

　他の区や、２３区外にも美味しいお店はあるでしょうに、
　載せて貰えないとなると、
　お店はもとより、
　この御本を頼りにトーキョー観光にやってくる
　観光客さんにとってもアンフェア、であるような。

「うんッ、とうきょうのォ、よいれすとらん、
　もッともッと、
　いーッぱいィ、しょうかいしてほしィでス！」

　’０９年版の要改善点はそのあたり、でしょう。
　’０８年度は試作版と位置づけることにして、
　ミシュランの眼力が発揮されるのはこれからなのだ、と
　考えたいですね。

「……あのゥ～、ネーさァ～」

　はい、何ですか。

「テディちゃ、このおみせにィ、
　いッてみたいィでスゥ～」

　銀座の『ロオジェ』さんね。
　ネーさは、『すきや橋　次郎』さんがいいな～♪

「むふふッ♪
　はちみつりょうりィ、くださいなッ」
　
　’０９年版では、どんなお店が話題になるのでしょうか？
　楽しみ……であり、また怖ろしくもあり。
　調査員さんたちに期待大、です！

梅花咲けど……？

　通りがかりの、庭先に咲く梅のお花を、パチリ。
　全然知らないお家なんですけれどね、
　ちょこっと失礼して。

「おはなァ、きれいィでスねッ、ネーさ」

　そうね、テディちゃ、綺麗な白梅ですよね。
　ただ……香りが殆ど無いのが気にかかりました。
　咲き初めだから、でしょうか？
　温度や湿度の問題？
　元々がそういう品種なのかな？

「わッかんないでスゥ～」

　ちょっと調べてみましょう……わっ、すごい！
　梅って、３００以上の種類があるんだそうですよ。
　
「さんびゃくッ！
　しんせきィ、たくさん～なのでスねッ」

　親戚……ま、そうね、親戚と言えないこともないわね。
　全員が集まったら、さぞや賑やかなことでしょう。
　あら？
　学名はＰrunus mumeだけど、
　英名が、Ｕme……？

「えッ？
　うめ、ッてェ、えいごォでもォ、つうじるのでスかァ？」

　日本料理は海外でも流行してるといいますから……でも……。

「でもォ～」

　怪しいわね。

「あやしィのでス」

　まあ、一度でも食べてみたら、記憶にばっちり刻まれるのは
　間違いありませんが。
　
「ううッ！
　そうぞうしただけでェ、
　おくちのなかァ、
　すッぱァ～！になッたでスゥ……！」

ホラーも織り込む、春の旋風ミステリ。

「うきゃッ！
　ほらー、いやでスよぅ～、
　こわいおはなしィ、だめでスよゥ～！」

　安心して、テディちゃ。
　このお話はね、ばりばりホラーではありませんから。

「……ほんとォでスかァ、ネーさ？」

　気味の悪いシーンは、殆ど、えーと、その、ちょびっとだけ、

「うみゃァ～ッ、いやだァ～ッ」　（←耳を塞いでおります）

　と、とにかく御紹介いたしましょう。
　はい、こちらをどうぞ！



　　　　　　　　――　春を嫌いになった理由（わけ）　――


　
　著者は誉田哲也さん、’０５年１月に発行されたものです。
　ミステリ、と御紹介しましたが、
　ホラーの要素も多分に盛り込まれています。
　敢えていうなら、《あまり怖くないホラー》でしょうか。

「こわいのォ、やでスよォ。ぶるぶるッ」

　えへん、主人公は瑞希（みずき）さん。
　２６歳の、本人いわく『プータロー』、
　つまりは就職浪人さん、なのですが……
　或る日、ＴＶ局で働いている叔母から呼び出されました。

　　　あんた、通訳のバイト、しなさい！

　諸事情があって、断りたいけれど断れない瑞希さん、
　泣く泣く承諾したものの……どうにも気が重く、不安です。
　何故って、通訳相手というのが、
　ええ、そのぅ、
　超能力者さん、なんです。

「ううッ？」　（←ちょっと聞き耳）

　ＴＶ番組のゲストとしてアメリカから招聘された、
　マリア・エステラ。
　透視能力があるという彼女の日本滞在期間中、
　通訳と世話係を務めねばなりません。
　ああ、いやだ、気が進まない……。

　しかし、
　瑞希さんの不安を裏付けるかのように、
　エステラの滞在一日目から、
　大事件がおこります。

　取材の、ほんの下調べ、軽いウォームアップ、
　そんなつもりで同行していた瑞希さんの目前で、
　エステラは予言します。
　　――あのビル上階に、死体があるわ。
　そして翌日、エステラの言葉通りに
　ＴＶクルーさんたちは
　変死体を発見してしまったんです！

「みきゅ～ッ！」　（←また耳を塞ぐ）

　大変なことになりました。
　瑞希さんやエステラは警察の聴取を受け、　
　それでもなおかつ、
　いえ、だからこそ、
　番組の取材や収録は続行されます。
　エステラをメインゲストに据えた番組の生放送が近付く中、
　周辺には様々な怪しい出来事が……？

「～～～～！」（←耳塞ぎ、まだ継続してます）

　怖さよりも面白さが冴えてます！
　エステラの帰国まであとＸ日、
　瑞希さんは無事に通訳を勤め上げることが出来るのでしょうか？
　事件は解決できるのか？
　脇役さんまでも活き活きと描かれた
　読み応えあるホラーなミステリ、お奨めいたします！

「―――みぎゅゥ……？」（片耳をちょっと開けてみたりして）

　テディちゃ、テディちゃ、終わりましたよ。
　もう耳を塞がなくても大丈夫でしょ。

「ふゥッ、ほッとしたでスゥ～」

　というのは嘘で、実はね、事件は――

「みぎゃみぎょ～～ッ！！」

花→お菓子、の桃。

　用事があってコンビニ（セブンイレブン）へ行ってみましたら、
　ひなまつり関連フェアでしょうか、
　桃のお菓子がたくさん並んでいました。
　その一つを、誘惑に耐え切れずに
　買ってしまったネーさです……。

「わきょッ♪
　おかしィ、もものおかしィ♪
　テディちゃ、ももォ、だいすきィで～ス！」

　不二家さんの
　『カントリーマアム　もも』です。
　ピンク色の外箱と、
　クッキーを収めた小袋も、ピンク色。
　春らしくて、きれいですね。

「おなかすいたでスッ、いただいちゃうゥ～でスッ！」

　はいはい、いただきましょう。
　……あららっ、いい香り！
　小袋を開けた途端、
　桃の良い香りが広がりました。
　クッキーも、生地がピンク色の焼き上がりで、
　ヴィジュアルの面でも《春》してますね。

「もぐもぐゥ……あッ、
　ちょこちっぷが、もものちょこォ、でスゥ！」

　お、本当です！
　もものお味のチョコチップと、
　ホワイトチョコチップが
　生地の中に練りこまれていますが、
　このもも味チョコは美味しいわ！

「むほほォ～♪」

　小型の紙箱に、個包装のクッキー５個が入って、
　たしか￥１２０でした。
　春期限定品でしょうか？
　通年販売してもよい美味しさだけどなあ。

「でスねッ♪」

　果物の桃も、桃のケーキやお菓子も大好き！な御方は、
　きっとお気に召すことでしょう。

「みんなでェ、ぱくッとォ、たべちゃォうッ！」
　

８０’SのPOPソウル！

　は～い、本日はちょいと気分転換、
　書籍ではなくてＣＤの御紹介をいたしましょう！

「ほわッ、
　おんがくゥ、なのでスかァ、ネーさ？」

　はい、ネーさの大好きなバンド（ユニット？グループ？）さんです。
　こちらをどうぞ！


　
　　　　――　ユーリズミックス　グレティスト・ヒッツ　――


　著者＝演奏者は、ユーリズミックス、
　アン（アニー）・レノックスさんとデイヴ・スチュアートさんの御二人。
　画像でテディちゃの右側にあるのが『グレイティスト・ヒッツ』、
　１９９１年に発表されたベストアルバムです。

　ユーリズミックス、というバンド名を聞いても、
　現在の、特にティーンの皆さまには
　分からないかもしれませんが、

「う～んッ、そうきゃもッ？」

　では、この曲はどうでしょう？
　
　『ゼア・マスト・ビー・アン・エンジェル』。
　
　ＣＭなどにも使われ、
　多くのアーティストさんにカバーされている曲を、
　聞いたことはありませんか？

「あッ、そういえばァ！？！」

　最近、脚光を浴びている８０’Ｓや９０’Ｓの音楽。
　英国発信のポップスが、とても新鮮だった時代です。
　
　ユーリズミックスは、その中でも異彩を放った存在でした。
　ヴォーカルのアニーの、
　中性的なルックスと、
　抜群の歌唱力。
　ギターのデイヴのプロヂュースの見事さ。
　アイドルバンドではありません。
　楽曲の力で、世界中から愛されたバンドだったのです。
　（現在はイベント時などに限り再結成もしています。）

　画像の『グレイティスト・ヒッツ』は残念ながら
　現在は廃盤となっていますが、

「うえェ～ッ、もッたいないでスゥ～！」

　『アルティメット・コレクション』という新装版ベストアルバムが
　２００６年に発売されています。
　ただ、内容は若干違っていて……
　ネーさの個人的な好みでは、こちら、
　『グレイティスト・ヒッツ』の選曲に一票！ですね。

「ふむぅ？　なんでなのでスかァ～」

　『チル・イン・マイ・ハート』という曲があり、
　そこから次の曲、
　『ミラクル・オブ・ラブ』に流れてゆく瞬間が
　《アニーの音楽観》を感じさせます。
　『ミラクル・オブ・ラブ』は隠れた名曲ともいうべき存在ですので、
　心を集中させ、じっくり聴くと……
　ハマります！

　ほほ全ての曲が、
　アニーの作詞、デイブの作曲によるものです。
　もう２０年も前の音楽、などと侮るなかれ！
　ぜーんぜん古くなんかありません！
　ＪＰＯＰしか聴いたことないよ～という御方も、
　この際ぜひ！
　
「あにーさんのこえェ、かちょいいでスねッ！」

　プロモ用のムージッククリップを収録したＤＶＤも、
　機会があれば御覧下さい！
　アニーとデイヴの凄さが、さらによ～く分かります！
　《ディーヴァ》とは、まさに、

「あにーさんのことォ、なのでェスッ！」

あみのさん……じゃなくて、アミノ酸。

「うんしょッ、うんしょッ、
　ネーさァ、ネーさァ、たッきゅびん、でスよゥ、
　おとどけものォ、なのでスよォ～」

　あらっ、ありがとう、テディちゃ。
　何でしょうね、この包み。

「わくわくわくッ♪
　おいしィものだといいなッ♪
　おかしだとォ、いいなッ♪
　はちみつだとォ、もッとォ、いいなァ～♪」

　　　　　　（がさごそがさごそっ）

　あ、これは――サプリメントですね！
　サンプルプレゼントキャンペーンに応募したのが、
　当選したみたいです。

「……さぷりィ……？」

　アサヒフードアンドヘルスケアの新製品、
　『ディアナチュラ　２９アミノマルチビタミン＆ミネラル』。
　８種の必須アミノ酸、
　１２種のビタミン、
　９種のミネラルを含有、だそうですよ。

「……あみのさん～？」
　
　元気が出そうなサプリメント、
　いただけて嬉しいですね。
　さっそく飲んでみましょうか。
　……って、テディちゃ、なにヘコんでるの？

「はちみつじゃなかッたでスゥ……ううッ、
　……はちみつゥ……ぐすんッ、うえェ～んッ！」

　はあ？？？
　

十二ヶ月を紅茶とともに。

　愛らしいイラストの、こちらの御本、
　この画調は見覚えがあるぞ、と気付かれる御方も多いことでしょう。
　テディちゃは、憶えていますか？

「ふァいッ！
　うたこさんッ、でスよ、ネーさ！」

　そうですね、
　本好きさんには、集英社文庫のマスコットキャラ、
　山田詩子さん描く『みつばちバジーちゃん』のイラストで
　御馴染みかと思われます。
　はい、本日はこちらを御紹介しましょう！



　　　　　　　　　――　わたしの紅茶生活　――


　
　著者は山田詩子さん、’０６年９月に発行されたものです。

　東京・吉祥寺に本店がある紅茶のお店、
　『カレル・チャペック』のオーナーさんである、山田さん。
　絵本作家さんでもあるのですが、
　スイーツ製作のプロ、でもあるのですね。

「わォ～、てぃーたいむゥ～♪」

　そうなんです。
　この御本をよんでいると、
　山田さんを《ティータイムのマエストロ》と
　呼びたくなってしまいます。

　紅茶店のオーナーさんですから、
　ポピュラーな紅茶葉に詳しい上に、
　様々なブレンドティー、ハーブティーについても、
　さり気なく、しかしみっちりと語って下さいます。
　
「ふむふむッ！
　あいすてぃー、ふるーつてぃー、だーじりん！
　こうちゃはかせッ、でスねッ！」

　そしてまた、
　焼き菓子の美味しそうなこと！
　バナナケーキや、
　あっさりブラウニーズに、こってりブラウニーズ、
　チェリーのクラフテイ……。
　食いしん坊には堪らないレシピが
　各章に掲載されています。

　副題の、
　『おいしい楽しい１２ヶ月のティータイムズ』そのままに、
　季節の恵みがテーブルに並ぶさまは、
　穏やかで、とても贅沢！
　紅茶好きさんの理想郷、といえましょうか。

「ほッとするゥ、ひとときィなのでスッ♪」

　本が好き、紅茶が好き、お菓子も好き、な御方には
　最適な一冊です。
　読むだけでは飽き足らなくなったら、
　吉祥寺の『カレル・チャペックさん』へ行きましょう。
　駅から少し歩きますが、
　周辺には雑貨屋さんなども多くて、
　楽しいお散歩になりますよ。
　お菓子とティー、をお望みなら
　『カレル・チャペックスイーツ　ティールーム』へどうぞ！
　
「ふぁァ～いッ！
　おでかけェ、おしたくゥ、できたのでスゥ！
　いッてまいりまァ～スッ♪」