テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

つらいお別れ……。

2008-02-14 23:04:03 | ショコラ
 はぁ……残念です……。

「ほひょッ?
 なんでェ、ためいきィ、ついてるのでスかァ、ネーさ?」

 それはね、テディちゃ、
 ヴァレンタインシーズンが終わってしまうからなんです。
 はぁ……しくしく……。

「ふあァ???」

 この3週間、とてもとても楽しゅうございました……。
 ショコラのフェアがあって、
 著名なショコラティエさんの御顔を拝見できましたし、
 最新のショコラに関する知識も得て、
 デパートへ行けばチョコレートの花が咲き、
 輸入雑貨店にもチョコの山……。
 
 それがもう、今日でおしまい……
 なんて、なんて悲しい……しくしくしく。

「はあァ~」

 画像は、本日のプラザさん。
 人気のチョコは、既にあらかた売り切れてしまっていて、
 特設コーナーの棚はだいぶ隙間が出来ています。
 明日には、このチョコさんたちの
 影も形もなくなっていることでしょう。
 さみしい……寂し過ぎます……。

「げんきだすのでスよ、ネーさ。
 いちねんごにはァ、
 まァたァ、ちょこのおまつりィ、
 はじまるでス!」

 一年……一年も待たなくちゃならないなんて……。

「それにィ、
 あしたからはァ、
 ほわいとでいのォ、おしたく、はじまるでスッ!」

 ホワイトディ……どうもね、ヴァレンタインほどの
 活気というか、
 熱気というか、
 やる気が感じられないお祭りなのよね~。

「それはァ、そォでスけどォ」

 でも、それなりに美味しそうな物件を見つけたら
 ネタにしちゃいましょう!

「おいしくてェ、かわいィものォ、
 だいかんげい!なのでス!」
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美人画。その頂点。

2008-02-14 13:50:44 | ブックス
「わァ、ネーさ、みてみてェ、
 びじんさんッ、でスゥ♪」

 そうなんですよ、テディちゃ。
 本日は、美しい人を描かせたら右にでるものなし、
 という美人画の大家さんについての一冊を御紹介いたしましょう。
 はい、こちらです!



       ―― もっと知りたい 上村松園 ――


 
 著者は加藤類子さん、’07年2月に発行されました。

 松園さんといえば、
 近代日本画に於ける《美人画》の代名詞に等しい御方です。
 この御本の表紙にもなっている
 『序の舞』を、知らぬ人はいないのではないでしょうか。

「テディちゃだッてェ、しッてるでスよ!
 ゆうめいィでス!
 びじんさんッ、でス!」

 画のモデルになったのは、
 松園さんの息子さんのお嫁さんで、たね子さんという御方。
 振り袖の令嬢の、舞姿を描いたこの作品は、
 現在、東京藝術大学に所蔵されています。 

「うッとりィ~♪」

 美人画の頂点――美しい人を余りにも美しく描いたために、
 逆に、松園さんは非難もされました。
 生活臭が無さ過ぎる、
 お人形さんだ、
 思想がない、
 中身がない、などと言う者たちがいたのです。

「ぷんぷんッ!
 そんなのォ、まとはずれェでス!」

 ほんとにその通り。
 美しい女性を一幅の絹布の上に描くまでに、
 松園さんは多くの資料を集め、時代考証をかさね、
 何十何百の下絵を描き、
 ようやく最終下絵に至って、
 そうして本画へ取りかかる、という厳しい姿勢で臨んでいます。
 ただの《きれい》な画ではないのです。
 この《きれい》には意味があるのです。

「いみィ?」

 明治~大正~昭和と、
 美人を描く画家さん数あれど、その殆どは男性でした。
 ために、お着物と着付けに関しては、
 これちょっと違うんじゃ?という箇所が少なくないんです。
 
 けれど、松園さんは分かっていました。
 女性の衣装とはどういうものなのかを。

 松園さんの画を美しい、心地よいと感じるのは、
 この正しさが影響しているのではないでしょうか。
 我々は間違ったものを眼にしているのではない、
 そんな安堵、安心感が、快いのです。

 ――と、はいっ、理屈はここまで!

「ふァッ??」

 理屈をこねるより、見ましょう!
 御本の頁を、飽かず眺め入りましょう!
 理論や理由を考えるのなんて、
 後で構いません!
 きれいなものは、きれい!
 松園さんが画に注ぎ込んだ《きれい》を、
 感謝しつつさずかりましょう!

 そして、松園さんの名作と呼ばれる画が公開されると分かったら、
 展覧会へ、美術館へ、ぜひ一度!
 本物は、もっときれい!
 神々しいほど、きれいです!

「ひゃあァ、そんなにィ?!」

 大人気の画家さんですから、会場が混雑しても、負けないで!

「が、がんばるゥでスゥ~ッ!」
 
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ショコラでハッピーカムカム♪

2008-02-13 23:00:32 | ショコラ
 まぁたいただきものをしちゃいました♪
 嬉しいですね。

「おかしィ~♪でスねッ、ネーさ!」

 チョコレート菓子なんですよ、テディちゃ。
 画像手前の小さな包み四つは、
 『アップルチョコレート』という御菓子で、
 大阪のイーグル製菓さんのもの。
 その奥は、毎年冬期に発売される
 明治製菓さんの『メルティキッス抹茶』です。

「こッちはァ、ほろにがァちょこ、でスッ!
 おいしィでス!」

 明日(2/14)はヴァレンタインデイ。
 どうしてか各地で大雪になってしまったり、
 東京も今日はホントに寒くて、
 ブルルっと震え上がっちゃってますが、
 チョコ本命くんに渡すぞ!計画に燃えている御方は
 頑張ってくださいね!
 テディちゃとネーさ、幸運をお祈りしています!
 
「おのぞみィならァ!」

 え? お望みなら、何なの?

「テディちゃがァ、はぴィ~かむかむゥ~だんす、
 おどッちゃうのでス!
 これでェ みんなァ、はぴィ~!」

 ハッピーカムカムダンス……?
 聞いたことないけど……どんなもの?

「こゆゥのでス!
 うりゃッ!
 とりゃッ!
 うしゃッ!」

 テディちゃ、あの、それは……ドジョウすくい、じゃないかしら?

「みんなァ、はぴィ~にィ、なァれ~ッ♪」
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彩乃ちゃんの、夏の思い出。

2008-02-13 13:49:23 | ブックス
 本日ご紹介するのは、
 ちょっと変わった物語です。
 とてもミステリアスな御話ではあるけれど、
 ミステリではありません。

「しょうせつゥ、でスか、ネーさ?」

 そうですね、テディちゃ。
 謎を抱えた不思議な小説――
 はい、こちらの御本をどうぞ!



         ―― 彩乃ちゃんのお告げ ――


 
 著者は橋本紡さん、’07年10月に発行されたものです。

「ネーさ、あやのちゃん、ッて、だァれでスか?」

 それが、不思議の源なんです。
 彩乃ちゃんの正確な年齢、生まれた場所や住所、
 家族構成、学歴……どれひとつ、語られません。
 
「えェッ? わからないのでスかッ」

 小学校高学年らしい、
 長い黒髪はまっすぐでさらさら、ということくらいしか。

 けれど、自らの心情を言葉にすることこそないけれど、
 物語の《主(あるじ)》は、彩乃ちゃんです。
 主人公や語り手が他にいたとしても、
 中心にいるのは、彩乃ちゃんひとり。

 夏の夜更け、
 突然訪れてきた高校時代の友人から頼まれ事をされ、
 智佳子さんは驚きます。
 この子を預かってくれ――って、いきなり?
 知らない子なのに。
 会ったこともない、親戚の子でもない子なのに。
 困るよ!と断るのを無視し、
 友人はその子を置いて出て行ってしまいました。

 その女の子が、彩乃ちゃん。

 彩乃ちゃんは……教主さま、のようです。
 祖母が始めた新興宗教の、次期教主さま。

 そうと判って、
 わ、カルトだ!ホラーになるんだ?権力闘争か?
 ……物語はそんな方向へ進むのかと思うのですが。

「ふェ? ちがうのでスか?」

 下世話な予想を裏切り、
 ひらけてゆくのは、静かな、童話を想わせる世界。
 それとも、嵐の前の、
 わずかな午睡の夢のような。

 彩乃ちゃんは、不思議な力を持っているようです。
 しかし、血縁もない見知らぬ人の家をたらい回しにされ、
 楽しいことばかりではないでしょうに、
 奇跡の力は彼女を苦境から救済してくれはしません。
 では、何も起こらないのか、というと、
 そうでもない、のです。

 不思議な力は、実に不思議な働き方をするのです。


 三つの短編から成るひと夏の、彩乃ちゃんの物語。
 後々には、御伽噺になりそうな、彩乃ちゃんの小さな足跡。

 ……ですが、物語が終わったあと、
 彩乃ちゃんはどこへ行くのでしょう?
 (行かざるを得ないのでしょう?)
 彩乃ちゃんを大好きになってしまった私としては、
 『赤い靴はいてた女の子』の背中を見送る思いです。
 赤い靴が、彩乃ちゃんを幸福な地へ
 連れて行ってくれればよいのですが……。

「あやのちゃんにィ、あッてみたいィでスね」

 深く心に残る一冊になりそうです。
 ぜひぜひ!のお奨め!ですよ。   
 
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花粉が?花粉が!?!

2008-02-12 23:00:00 | その他
「むぎゃみぎょ~ッ!」

 ど、どうしたの、テディちゃ?
 それに、カメラにお尻を向けたりして、失礼ですよ?

「きゃゆいィ~でスッ!
 おめめがァ、きゃゆいィ~!
 ネーさのめぐすりィ、さしてもォ、きゃゆいィのでスゥ~」

 目が痒い?
 それって、もしや……?

「みぎゃみぎょォッ~!」

 花粉?!

 テディちゃ、それは花粉症かもしれないわ!
 もう花粉が飛んでいるとの報道もあったし、
 そういえば、
 昨日はネーさも目がシバシバして辛かった……
 これは、きっと花粉! たぶん花粉!
 いえ、ほぼ間違いなく花粉!

「たしゅけてェ~きゃゆいィ~!」

 う~ん……私たちの住む東京・多摩地区の八王子は、
 山と隣り合う場所ですからね、
 花粉の飛来を阻止するのは事実上不可能でしょう。
 ネーさも毎年くしゃみ鼻水目の痒みに苦しんでますが、
 もはや諦めの境地です。

「でもォきゃゆいィ~ッ」

 花粉症のための点眼薬や洗眼剤を試すべき、かな?
 飲み薬は使いたくないんですよね。
 あッ、テディちゃ、痒くても眼をこすっちゃだめですよ!

「ぐきょふィ~ッ!」

 スギの次には、えーと、ヒノキの花粉でしたっけ?
 他にもキリとか、ケヤキとか、
 何らかの花粉が飛んで飛んで飛びまくっちゃうのよ、
 夏近くまで、ずーっと。
 秋になれば、またブタクサとかの花粉もガンガン飛んで、

「……もォやだァ~ッ!」

 花粉症の皆さまは、ご注意下さい!
 ネーさと同じように、薬は飲みたくない!という御方も、
 マスクの準備を!
 それに、やわらかタイプのティッシュペーパーも!

「かふんのォ、ないくににィ、ゆきたいィよゥ~ッ!」

 同感です……。 
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《交渉人》から《探偵》へ。

2008-02-12 13:58:56 | ブックス
 『交渉人』――ここ数年で
 ずいぶん世の中に広まってきた言葉ですね。

「ネーさ、テディちゃもォ、しッてるでスよ!
 てれびィで、みたのでスッ」

 そうですね、テディちゃのいう通り、
 テレビや映画の力は大きかったようです。
 以前は、アメリカの一部のミステリにだけ
 登場していたものでしたが……。

 日本の警察組織内にも《交渉》を行うプロがいたら、
 犯罪捜査はどうなる/どう変わるのでしょう?
 本日ご紹介するのは、そんな『もしも』の物語です。



       ―― 交渉人 遠野麻衣子・最後の事件 ――


 
 著者は五十嵐貴久さん、’07年9月に発行された作品です。

 ’03年刊の『交渉人』続編であり、
 主人公は同じく女性警部の遠野麻衣子さん。
 ただし、彼女の現在の所属は警視庁の広報課です。

「えッ、けいじさん、じゃないィのでスかァ?」

 それが、大組織内のパワーゲーム。
 以前の事件の余波ゆえに、彼女への風当たり、強いんですね。
 いわゆる『捜査畑』からの追放状態です。

 しかし、犯罪はそんな事情など忖度してくれません。
 遠野警部にかかってきた不審な電話を皮切りに、
 銀座で爆発事件が発生!
 新たな爆発物が仕掛けられているのも発見されました!
 犯人が送りつけてきたメールには
 さらなる犯行予告が!
 総力を挙げ、警察は爆弾の発見と
 犯人の割り出しに取り組みますが――

 テロの予告、白昼の爆発、
 交通網のマヒや、先行する噂に惑わされて発生する大混乱。
 都市・東京で起こり得るパニックが、
 密度高く書き込まれています。

「ううッ、こんなにィなッちゃッたらァ、
 テディちゃ、いやでスよゥ~」

 テロ事件が起こると、
 このようなパニックも付随して発生するのでしょうか?
 本当に?
 有り得るだろう、という悲観的予測と、
 まさかこんなにひどくは、という希望的観測に挟まれて、
 読み手は複雑な心境です。
 東京をテロが、地震が、襲ったなら……。

「こわいィ! こわいィでスよゥッ」

 後半、しかし物語は変調します。
 パニックサスペンスから、
 ミステリへ。
 古今すべての探偵たちが追求してきたテーマが
 遠野警部を駆りたて、立ち上がらせます。

       《 犯人は、だれだ? 》

 ミステリ好きさん、サスペンスもの好きさん、
 シュミレーションゲーム系が好きな御方にも、
 お奨めいたします。
 警察小説、と呼ばれるジャンルがお好きな方も、ぜひ!
 
 
 それにしても、
 こんなパニックは紙の上だけの御話でありますように、と
 願う読後なのでありました……。

「テディちゃもォ、へいわがァ、いいのでス♪」
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《いつものおやつ》用ショコラも。

2008-02-11 23:03:22 | ショコラ
 ヴァレンタイン商戦は今がピーク、
 本日(2/11)は祝日であったせいか、
 チョコレート売り場はものすごーい大混雑でした。

「みんなァ、おおいそがしィ、なのでスね。ネーさ」

 義理チョコ、友チョコ、家族チョコ、自分チョコ、
 そして本命チョコと、
 買う方も売る方も本当に忙しい一日でしたよ、テディちゃ。

 でも、高級チョコレートもよろしいんですけど、
 毎日の気楽なおやつ用のチョコレートも、
 私たちショコラ愛好家は忘れちゃいけません。

「ふァうゥ~?」

 画像は、不二家さんの『LOOK』。
 新発売の『ハッピースプリング ア・ラ・モード』です。
 サクラ、アプリコット、ピーチ、イチゴミルクの、
 4種のクリーム入りの新製品ですね。
 『幸せ満開♪4つの春色』と、箱上部に書いてあります。
 
「しあわせのッ、おあじィ?
 どんなかなッ?
 どんなァおあじィかなッ?」

 残念ながら、もう夜も遅いので試食は後日、ということで。

「えェ~~ッ!」

 季節限定品らしいので、
 食欲と研究心を刺激されたショコラ愛好家さんは
 コンビニやスーパーで探索すべし!ですね。

「はッぴきィすぷりんぐゥ~♪」
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ナースさん、奮闘してます!

2008-02-11 12:46:56 | ブックス
「そらとぶゥ……?
 ネーさ、このなーすさん、
 せなかにィ、はね、はえてるのでスかァ?」

 いえ、テディちゃ、羽は生えていらっしゃらないようです。
 ふつうの人間さん、なんですから。
 飛行機に乗って、世界の空を飛んでいるんですよ。
 では、御紹介いたしましょう!



           ―― 空飛ぶナース ――



 著者は山本ルミさん、’07年11月に発行されたものです。
 
 空を飛ぶナースさん、飛行機に乗るナースさん――
 山本さん御自身の、お仕事がこの『空飛ぶナース』業です。

「ひこうきィでェ、なにしてるのでスか?」

 ナースさんを必要とする存在は、まず病人さんですね。
 病人に付き添って目的地まで無事にお送りする、
 それがエスコート・ナースさんのお仕事。
 
 病気になるって、心細いものです。
 痛い、苦しい、つらい……。
 ましてや、それが海外での出来事だったら。
 症状を訴えようにも、
 言葉の壁が大きく立ちはだかります。
 不安は増す一方です……。

「うんッ、こわくてェ、さみしィでスゥ」

 自国外で病気に罹ったひと、怪我をしてしまった人は、
 やはりどうしても、帰国しての治療を望みます。
 言葉が通じる、家族がいる自分の国なら
 安心して治療ができる!

 が、家までの遠い道のりを、どうすべきか?
 まだ歩くことも無理なのに?

「え、えーとッ、どうしよォ?」

 そこで、エスコート・ナースさんの登場、なんです。

 患者さんのいる国へ行き、
 帰国のお手伝いをする。
 或いは、
 日本から自国へ帰る病人さんの付き添いをする。

 もう少し詳しくいいますと、
 入院中の病院の医師さんとの打ち合わせ、
 帰国後の受け入れ先となる病院の確保や確認、
 空港・航空会社・民間救急搬送車両の手配、
 飛行中の機内で患者さんのお世話をする……と、多事多難。
 予期せぬトラブルもどっさりです。

「ひィえェッ、そんなにィ~?」

 山本さんのすごさはそこです。
 きつい仕事も、ユーモアあふれる筆でさらりと書き上げ、
 御自身の途方もない労苦は慎ましやかに記すにとどめ、
 そしてまた次のエスコート・ナース業へ、
 東京のクリニックでのナース業務へと戻ってゆきます。
 
「とうきょッ?」

 こちらのお仕事も輪をかけて大変です!
 ドクターはロシア生まれで無国籍、
 患者さんは日本に暮らすありとあらゆる国籍の人たち。
 アメリカ、イタリア、ペルー、イランや韓国。
 東京に着いたばかりの観光客さんもいるし、
 ホテルから往診を頼まれて行ってみれば、
 世界的スターに注射をするなんてことも。

「えッ? すたー?
 だれッ?? だれでスかッ!」

 それは……ふっふっ、読んでのお楽しみ♪です。

 涙を笑いではねのける、空飛ぶナースさんの素晴らしい看護日誌、
 できることなら、ぜひとも続編を!
 待ってます!!

「すたー? いッたいィ、だれだろォッ……? 
 わくわく、でスゥ~♪」
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FIAT500も、ショコラと一緒に♪

2008-02-10 23:06:13 | ショコラ
 ミニカー……それともミニチュアカー、モデルカーと
 呼ぶべきなのでしょうか?

「ちびこいッでスね、ネーさ」

 新宿タカシマヤの《アムール・ド・ショコラ》会場で
 パチリ、としてみたんですよ、テディちゃ。

 こちらはね、
 イタリア『MAJANI(マイアーニ)』社さんのブースにて、
 ディスプレイ中の『FIATチョコレートミニカーセット』です。

 この可愛いクルマちゃんに見覚えがある御方は
 ……たぶん、アニメファンさんですね。
 アニメには詳しくない方々も、
 こう言ったら分かって下さるかも。

 『ルパン三世 カリオストロの城』で
 ルパンが乗っていた、あのクルマなんです!

「みやざきさん、だッ!」

 そうです、宮崎駿監督作品の名シーン、
 手に汗握る『まくれ~!』(←ルパン言)場面で大活躍した
 あの!すてきなクルマちゃん。
 とうの昔に生産終了してしまったものの、
 世界中に愛好家がいるという、
 伝説の名車でもあります。
 
 そうそう、『グランブルー』でも、
 ジャン・レノさん演じるエンツォが乗っていましたね。

「ぷッぷ~ッ(←クラクションのつもり)」

 マイアーニのチョコレートは、
 FIAT社の宣伝用チョコレートとして使われているんです。
 その御縁でしょうか、
 ショコラ売り場ではミニカーとセットで販売中。

「からふるゥ、でスッ」

 画像の4色以外に、グリーンもあるようです。
 青色のクルマの塗料にだけラメ加工がしてあると見え、
 表面がきらきら光っていました。

 購入時に、色の指定が出来ますので、
 売り場の担当者さんとお話ししたり、
 肉眼で色を確認してから
 お好みの一色をチョイスしましょう。
 クルマ好きさんへの贈り物に、お奨めです!

 そもそもFIAT500は、
 ……え~と、長くなりそうですので、
 またの機会に語ることといたしましょう。

「まくるぞォ~ッ♪」

 ……ルパンのファンさんにしか、
 この情熱は理解していただけない、かもしれませんが……。
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破壊の女神《ダーティペア》、またも?

2008-02-10 13:27:49 | ブックス
 表紙画の安彦良和さんのイラストで、
 あッこれは、と既にお分かりの御方もいる……かな?

「ネーさ、テディちゃはァ、しッてるでスよ!
 これはねェ、
 『だーてぃぺあ』!!なのでスゥ~」

 しッ!
 テディちゃ、その呼び方は禁句ですよ!
 もしもケイさん&ユリさんの耳に入ったら――

「ひィッ!」

 えへん、おほん、
 では、御紹介いたしましょう。こちらを、どうぞ!



         ―― ダーティペアの大帝国 ――


 
 著者は高千穂遙さん、’07年十月に発行されたものです。

 アニメにもなり、ファンも多い《ダーティ・ペア》シリーズ、
 この御本はシリーズ7作目になります
 (外伝とFLASHシリーズを除いて、の7作目ですが)。
 前作『ダーティ・ペアの大征服』に続き、
 WWWA=世界福祉事業協会のトラブルコンサルタント、
 若くて美人!のケイ&ユリが
 或るテーマパーク内で発生した事件をすぱッと解決!
 しちゃう物語、なんですね。

「ネーさ、ねたばらしィ、いけませんよゥ~」

 ネタばらしではないんです。
 なにしろ、一流のトラブルコンサルタントさんですから
 ユリとケイが事件を解決しちゃうのは当たり前。
 ……ただね、そのぅ、
 解決の仕方というか、
 そこに至るプロセスというか、
 解決の余波がね、問題なんですね。

「ふァ~」

 事件が起きているテーマパークというのも、
 惑星一個を改造して作られた
 かつてない規模の施設。
 古典的なヒロイックファンタジーの世界を模し、
 戦士になったり、魔法使いになったり、
 お望みのまま、の遊園地です。
 ここに、《破壊神》ダーティペアがハマらない訳はありません。
 空前のバトルを重ね、
 ついには王様にまで昇り詰めてしまいました!

「すごーいッ!ぱちぱちぱちィ!」

 しかしまた、起こる筈の無い異変も襲い来ました。
 王様は、あえなく退位。
 国は滅んでしまいます。
 完璧に統制制御されていたテーマパークの、不穏な歪み……
 ようやく事件の核が見えてきました!

 こうなると、誰もユリ&ケイを止められません。
 あちこちが爆発し、崩れ、倒壊し、
 そして、とうとう……!

「きゃッ、こわいィ~!
 ひなんッ、しなくちゃッ!」

 SF作品ですが、
 ヒロイックファンタジーへのオマージュでありパロディ、
 でもあります。
 小道具、小ネタ、
 登場人物の名と、笑える箇所の多いこと。

 SFを知らない読み手さんにはきつい……なんてこと、全然無しです。
 楽しく読んで、笑って、
 大きな元気を貰ったら、
 《破壊の女神》さんたちにエールを送りましょう!

「ネーさ、
 あんまりィ、はかい、ッていうと、
 おこられるゥでスよッ!」

 はッ! そうでした!
 どうしよう、何回も言っちゃった……!

「にげるのでスゥ~!
 きんきゅうじたいィ、でスッ!」 
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