ハッピーロール♪

　自他共に認める食いしん坊の皆さま、
　こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ！」

　東京の、ほぼ西の端っこ、八王子市のイチョウも黄色く染まりました。
　天高く馬肥ゆる秋。いえ、晩秋、ですね。
　では、晩秋の食いしん坊さんたちに本日ご紹介いたしますのは、
　こちらですよ～♪



　　　　　　　　　――　家で作れる　有名店の生ロールケーキ　――


　
　編集は、辰巳出版編集部の皆さん他、’０９年１１月に発行されました。
　いま大人気のロールケーキ！
　みーんな大好きロールケーキ！
　表紙写真のケーキも、美味しそうですよね？

「わほほッ♪　すてきィでスゥ～♪」

　こちらは、『堂島ロール』で有名な、
　大阪の『モンシュシュ』さんのロールケーキ！
　行列しなきゃ買えないケーキとして、スイーツ好きさんならば
　よく御存知でしょう。

　ひところは、あまり見かけなくなっていたロールケーキ……。
　しかし、数年前から事情はすっかり変わりました。
　自由ヶ丘に、あの！カリスマパティシエさんが
　ロールケーキ専門店をオープンさせたあたりから、
　ぐんぐん復活！　復権！
　町の洋菓子店さん、ネットのお菓子屋さんでも、
　主力商品のひとつとなりつつあります。

「ろーるけーきィはァ、おみやげにもォ、よいィのでスゥ！」

　そうですね、形が崩れにくいロールケーキは、
　いわゆる『おもたせ』のお土産に適しています。
　この御本では、東京、京都、大阪、
　札幌や静岡、神奈川の、
　美味しい！と評判のロールケーキを扱うお店が紹介されています。
　御本の後半では、
　『パティシエに教わる至福のロールケーキ』
　と題して、ロールケーキのレシピも掲載されていますが……

「ひゃふゥ！
　たべたァ～いィ！！」

　いいえ、テディちゃ、
　自分の能力を過信しちゃいけませんわ！
　たいへんな労力を注いだ挙句に出来上がった自家製ケーキは
　……プロには敵わないんだわ～と証明してくれます。

「むむッ！　（←何かを想い起こす遠い目をしつつ……）
　それはァ、しんじつゥでス！」

　簡単そうに見えるけれど、とっても奥が深いロールケーキ。
　まずはバラエティ豊かなプロのパティシエさんによる
　《本物》のロールケーキを味わってみてはいかがでしょうか。
　この御本に載っている有名店さんのケーキは
　美味しさ保証付きです！

「きょうとのォ、おみせッ、おいしそォでスゥ！
　かんさいはァ、れべるゥ、たかいィでスよッ！」

　この御本には載っていませんが、
　ネーさのおすすめは、
　新宿伊勢丹さん限定の『キハチ』さんのロールケーキ！
　行列しなくても買えますから（たぶん）、
　忙しいスイーツ好きさん＆ロールケーキ好きさんはぜひ～！

「くしんぼうゥをォ、はッぴーにィしてくれるゥ、
　このごほんもォ、ぜひッ！」

ダブルで《祝》！

「おいわいィでス！　おいわいでスよゥ～♪」

　はーい、お祝い気分で寒さもぶっ飛ばせ！
　こんにちは、ネーさです。
　テディちゃ、祝砲代わりのクラッカーをどうぞ～！

「ふァいッ！
　ぱんぱかぱァーんッ！」（←それっ！と、クラッカーの紐を引きましたよ）

　何のお祝いかと申しますと、
　カタールのドーハに於いて開催された
　フェンシングのアジア選手権男子フルーレ団体の部で
　日本チームが優勝したのです～！

「おめでとうございまスゥ！　ぱちぱちぱちィ！」

　また、団体戦に先んじて行われた男子フルーレ個人の部でも、
　太田雄貴さんが優勝されました！
　アジア選手権３連覇だそうですよ！
　おめでとうございまーす！

「おめでとうございまスゥゥゥ～！　ぱちぱちぱちィ！」

　男子サーブル個人の部では山本幸治さんが銅メダルを、
　女子フルーレ個人の部では森友紀さんが銅メダルを
　獲得されました～！！
　おめでとうございます！

「めでたいィ～でス！
　たいィやァ、ひらめもォ、まいおどりィ～♪」

　では祝杯、いえ、祝チョコでお祝いいたしましょう。
　太田選手も所属している『森永製菓』さんの《小枝　純ココア》を、
　さあ、皆さま、
　お手にどうぞ～！
　森永ココア９０周年記念の限定品を、いっただきまーす！　ぱくっ！

「いただきまァ～スゥ！　ぱくッ！　もぐぐッ！
　むぽぽッ♪　おいしッ♪」

　お菓子作りなどにもよく使われる森永さんの純ココアを練りこんだ
　新作小枝は……想像したよりも苦味はなく、
　チョコレートらしいチョコレート、といった印象のお味です。
　ミルクチョコよりは、ややビターに近いブレンド、ではありますが、
　お子ちゃまやシニアさんにもおすすめ出来る美味しいチョコですよ♪
　
「ふァいッ！　おかわりィ！」

　おかわ……まあ、よろしいでしょう。お祝いですものね。
　日本チームの選手＆スタッフの皆さま、
　あらためて、おめでとうございます！＆お疲れさまでした！
　２０１０年も、日本フェンシング界に幸あれ～！

「すぽーつしてるゥすべてのかたがたにィ、
　いィ～ッぱいィ、さちあれェ！」

星の舞台へ、ウェルカム！

「あんどゥとろわッ、あんどゥとろわゥッ！
　こんにちわッ、テディちゃでス！　しゅたッ！」（←着地が決まった？）

　こ、こんにちは、ネーさです。
　テディちゃ、あの、ずいぶん張り切ってますね？

「うィうィ！
　ほんじつのォ、ごほんにィ、あわせてェ、れっすんッ！なのでス！」

　分かりました、テディちゃの熱意に応えて、さっそく御紹介いたしましょう。
　活字マニアの皆さま、さあ、こちらを、どうぞ～！



　　　　　　　　　　　――　パリ・オペラ座　バレエ物語　――


　
　著者は大村真理子さん、’０９年１０月に発行されました。
　副題に『夢の舞台とマチュー・ガニオ』とあります。
　月刊誌『フィガロ・ジャポン』に連載された文章＆写真に
　加筆・訂正され、すてきなバレエの御本が出来ました♪
　
　……えっ？　バレエ？
　と、おののいちゃう御方も、おられるかもしれませんが。

「のんのんッ！
　ばれえはァ、とッてもォたのしいィあーとでスゥ！
　わんだふるゥでェ、ふぁんたすてぃッくゥ、なのでスよッ！」

　そうですね。
　バレエに関する専門知識がなくとも、
　記憶を探れば……心当たりはありませんか？
　バレエをテーマにした少女漫画にわくわくしたことは？
　映画に登場するバレエのシーンに、
　おお！と賛嘆の拍手を贈ったことは、ありませんか？

「あるはずゥでスゥ！」

　この御本で紹介されるのは、
　『パリ・オペラ座バレエ団』――
　キラ星のようなダンサーさんたちが集う世界最高峰のバレエ団です。
　『エトワール』（←星！）と呼ばれるダンサーさんを頂点に、
　若手さん、ベテランさん、
　ダンサーさんを支えるコーチさんや監督さんたち、
　衣装や美術を担当する裏方さんたち……
　プロフェッショナルの仕事ぶりが、
　写真から伝わってきますね。

　御本の後半でフューチャーされるのは、
　マチュー・ガニオさんという、
　若きエトワール。
　１９８４年生まれの彼が、エトワールに任命されたのは、’０４年の５月。
　いきなりの大抜擢だったこの人事は、
　その年のバレエ界のビックニュースとなりました。
　バレエはよく知らないんですけど……という御方も、
　この名前を憶えて下さい！
　マチュー・ガニオさん！
　今後、最も重要なダンサーとして記憶されるべき名なのですから。

「にほんにもォ、なんかいかァ、きていまスよゥ♪」

　雑誌『ダ・ヴィンチ』に連載中のバレエ漫画
　『テレプシコーラ　舞姫』を御存知の方々は、
　この『オペラ座』に灯る星々の物語も、ぜひ！
　華やかで、厳しく、そして光に包まれたダンサーさんたちの
　素顔が覗けますよ♪

「みんなァ、びなんッ、びじょっ！なのがァ、すごいィでス！」

　はい！　面食いさんは必見ですとも！

― ドラマなスパイ群像 ―

　冷た～い雨が降り続く東京・多摩地方から、
　こんにちは、ネーさです。

「こんにちわァ、テディちゃでスッ！
　あァ～、おひさまがァ、こいしィ～」

　お外が寒ぅいこんな日は、お部屋でぬくぬく、と。
　映像好きさんはＴＶやＤＶＤ、活字マニアさんは、ええ、読書ですよね！
　本日の一冊は、こちらで～す！


　
　　　　　　　　　　　　　――　ダブル・ジョーカー　――



　著者は柳広司さん、’０９年８月に発行されました。
　大きな話題となったスパイストーリー『ジョーカー・ゲーム』の続巻です。

「むッ、すぱいィ！
　おぼえてまスよゥ！
　こわァ～いィおじさんたちィ、いッぱいィでてきたのでス！」

　怖～いおじさん……と言い切るには、
　あまりにも正体不明なその人の名は――結城中佐。
　陸軍上層部にも詳細はまったく不明の諜報組織『Ｄ機関』を率い、
　内外の敵と暗闘を繰り広げる中佐さん、でしたね。
　《魔王》と仇名される結城中佐、
　今回は、のっけからピンチに？

「えェッ？
　あのこわいィおじさんがァ、ぴんちィ？」

　人間の思考力など、たかが知れたもの、ということでしょうか。
　かつて結城中佐が考えたのと、
　似たような事を考えついた人がいたのです。
　もっと情報活動を重視すべきである、と
　参謀本部に意見書を提出したその将校さんは、
　既に『Ｄ機関』が設立され、機能していることを
　知らなかったのでした……

「むむゥ～、
　あたまがぁいいのかァ、わるいィのかァ、わきゃりませんでスッ！」

　『Ｄ機関』を快く思わない上層部、
　新たな情報機関設立を目論む風戸中佐、
　そして《魔王》結城中佐の、
　みつどもえのパワーゲームのそれぞれの手札は？
　勝利の盃を得る者は……誰なのでしょう？

「なんだかァ、はーどぼいるどォ、みたいィでスゥ♪」

　過酷な任務に就き、
　見えぬ《敵》と戦う『名無しのオプ』ならぬ『名も無きスパイ』さんたち。
　
　信じられるのは自分だけ。
　いや、もしかしたら、自分の判断さえも信じられなくなる……
　そんな極限状況を見事なエンタ作品に仕上げた御本は、
　ミステリ好きさん、
　歴史好きさんにもおすすめです。
　最上最良の《裏切りのドラマ》、ここにあり～！

「まおうゥまじッくゥ、けんざいィでスねッ！」

怖くない？ それとも…？

　ひゅ～どろどろどろぉ～……
　ちょっと季節外れでしょうか、こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ！
　……どろろォ～ッてェ……もしやッ？？」（←早くも引き気味です？）

　草木も眠る丑三刻、吹く風は何故かナマあたたか～く……？
　その原因は、本日御紹介いたしますこの物語のせいでしょうか……？
　さあ、冷や汗かきつつ、こちらを、どうぞ～！


　　
　　　　　　　　　　　――　警視庁幽霊係と人形の呪い　――



　著者は天野頌子さん、’０９年９月に発行されました。
　警視庁内で『特殊捜査室』といっても誰も分からないけれど、
　『幽霊係』あるいは『お宮の間』と言えば、
　ああ、あれね、と通じてしまう庁内の極秘部署に所属する
　少～しばかり特異体質な刑事さんたちを主人公にした人気シリーズの
　第五作になります。
　
「……おばけェ……おばけェがァ、でてくるゥ～……」（←涙目です？）

　柏木雅彦（かしわぎ・まさひこ）警部補は、
　幽霊が見えちゃうし、お話しも出来ちゃう能力を買われ、
　今日も警視庁幽霊係で大活躍、
　いえ、こき使われちゃっているようです。
　くたくたに疲れて自宅に帰ってくると、
　おや？　人影が？

「ひィッ！　でたァのでスゥ！」

　いえいえ、彼は生身の人間さん、
　池袋署に勤務する後輩の青田くんです。
　青田くん、柏木さんに泣きつきました。
　助けて下さい！
　近所の火災事故跡地に幽霊がいるんですぅ！
　もう怖くて仕方がないんですぅ！
　柏木さんなら何とかしてくれますよねっ！

「あうゥッ！　やぱりィ、でたァ！」

　出た、なんてことよりも、
　柏木くんの激務に疲れた心身にヒットしたのは……
　青田くんには《見える》らしい、という事実でした。
　
　発見したぞ、幽霊係の後釜候補を！
　青田くんを僕の後継者として育て上げよう！
　そうしたら改めて異動を願い出て、
　僕は捜査一課を目指すんだ！
　そう、まっとうな刑事の道へ、戻るんだ！！

「ふァ～？？」

　下心を、いえ、ささやかな希望を抱き、青田くんに協力する柏木さん。
　忙しいスケジュールをやりくりし、
　火災の跡地へ出掛けてゆきますが……？

「ゆかないィほうがァいいのにィ！」

　ライトでコミカル、
　でも、さりげなく哀愁も織り込まれ、
　続巻を心待ちにしたくなるミステリです。
　晩秋＆冬に、
　こわ～いホラー、いえ、ポリスストーリーをお探しの御方は、ぜひ♪

「こわがりさんはァ、おねしょにィ、ちゅういィ！」

　おねしょなんて、そんな、テディちゃじゃあるまいし～？

「むぎゃッ！
　それはァ、めいよきそんでスゥ！」
　

おすすめ《焦がしキャラメル》！

　本日はちょいっと趣向を変えてのおやつタイムへ、ようこそ～♪
　こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ！
　ネーさ、おやつのォおかしはァ、どこでスかッ？？」

　今日のおやつは、こちらですよ、テディちゃ。
　お菓子ではなくて、ホットなドリンク、
　『ネッスル』さんの、
　《冬限定　ネスカフェ　ホームカフェ　焦がしキャラメルマキアート》です！
　
「きゃふェ？？」

　おお、おフランス的発音がよろしゅうございますね。
　ウィ、キャフェ！
　しかも、オマケつき！
　これはね、『リッチフォームカップ』という小さめのマグカップと
　《ネスカフェ　ホームカフェ》５袋がワンセットになっての
　スペシャルボックスなんですよ♪

「……ネーさ、おまけにィ、まけましたでスねッ」

　ほほほ、否定しませんことよ。
　可愛いカップには、Ｓｕｉｃａのペンギンくんや、
　ダイハツのカクカクシカジカくんの生みの親さんである
　坂崎千春さんのイラストがプリントされています。
　さあ、そのカップへ！
　《ホームカフェ　焦がしキャラメルマキアート》１袋を、オープン！
　熱湯１３０ｍｌを注ぎましょう！

「わくわくゥどききッ！」

　よくかきまぜると、ふわふわの泡が……あら？
　おかしいわね、パッケージに掲載されているような、
　ふわふわ、ふっくらな泡は出来上がらないけれど……？
　ネーさのやり方が下手ぴぃだったのかしら？
　えーと、まあその、とりあえず……いただきましょう！

「いただきまスゥ！　ごっくんッ！」

　ごくっ、と。
　おお、これは！
　美味し～～い！！
　
「んままッ！　ごくごくッ！」

　スイーツ大好きな方々に歓迎されそうな、
　クリーミィで甘いキャフェですね。
　焦がしキャラメルの味わいも、しっかり効いていて、
　でも喉ごしはまろやか……
　洋菓子、それに和風のお菓子のお供にしても良いかも～！

「ぷふァ～！　ネーさッ、おかわりィ！」

　はいはい、おかわり……む？
　これは……残り香、というのでしょうか、
　飲み干した後、ふと気付けば、
　部屋にはなんともすてきな香りが！

「くんかッ、くんくんッ？　わァ、ほんとでスゥ！
　なんだかァ、げんきィをもらえちゃうゥ、いいにおいィでス！」

　お味は美味しくて、
　香りも楽しめる《ホームカフェ　焦がしキャラメルマキアート》、
　おすすめです！
　他に、《カフェラッテ》、
　《カプチーノ》、
　《とろけるショコラッテ》の、
　計４種類の《ホームカフェ》が発売中だそうですよ。
　キャフェ好きさんは、必飲！ですね。

「しょこらッてもォ、のんでみたいィでスゥ～♪」

　本日も御来訪いただき、ありがとうございます！
　週明けからはまた寒くなる……との予報がでていますね。
　あったかドリンクで、風邪なんて撃退しましょ！

「ほかほかでェ、ぬくぬくッ♪」

晩秋の週末は……西の都へ♪

　東京の西の端、高尾山にも紅葉がちらほらと目立つようになってきました♪
　こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ～、テディちゃでスゥ～♪
　ぎんなんはァ、くちゃいッ！」

　銀杏のあの香りも、秋の風物のひとつ、なんですよ、テディちゃ。
　東のみやこ、東京の紅葉はこんな具合ですが、
　西のみやこ、京都の紅葉は……どうなのかしら？
　さあ、観光シーズン真っ只中の本日は、こちらを、どうぞ～！



　　　　　　　　――　京都ロマンチック案内　続・乙女の京都　――



　著者は甲斐みのりさん、’０９年１月に発行されました。
　『《お散歩気分》でめぐる、レストラン・喫茶店、
　　レトロ建物・宿・ホテル、雑貨とおしゃれを探す旅』と副題があります。

「わぽッ♪
　みのりィおねえさんのォ、とうじょうでス！」

　甲斐さんの御著『乙女の京都』は、
　京都大好き～！！を自認する京都マニアの、
　特に女性の心をうつ名ガイドブックでしたが、
　続巻のこの御本でも、
　甲斐さんの京都を愛し、慈しむ目線は、
　世の京都マニアたちの共感を誘います。
　こういう京都が見たかったのよ！と。

「……これェ、おいしそォ～♪」（←勝手に読み進んでいます）

　えへん、御本の内容は、
　『京都乙女ごはん』
　『京都乙女散歩』
　『京都乙女雑貨』
　『京都いろいろ』
　の４つのパートから成っています。
　
　敷居は高そうだけれど、実はとても気さくな、
　美味しいと評判のお蕎麦屋さん。
　おはぎの専門店さんに、
　古風なパン屋さん、タルトのブティックさん、と
　どちらのお店も、
　京都は２度目よ！３度目！４度目です！という
　リピーターさんに喜ばれること間違いなしの
　しぶい選出ですね。

「おみやげもォ、ついついィかいたくなッちゃうゥ、
　らいんなッぷゥ～♪」

　お土産にもなる可愛い雑貨は『乙女雑貨』で、
　そして『京都いろいろ』では、
　文学や映画に描かれた京都も紹介されています。
　……物欲が刺激されちゃいますねえ。

「にづくりィ、しましょうッ♪
　しんかんせんッ、よやくゥしちゃおうッ♪」

　運良くホテルの予約に成功した御方、
　日帰りだけど朝イチの新幹線で西へＧＯ！の御方も、
　甲斐さんおすすめの京都ガイドで
　どうぞ楽しいご旅行を～！

「みなさまッ、すてきィなァ、しゅうまつをォ♪」

夢見る肺魚のミステリは。

　酉の市では熊手の他に宝船も売っているらしい？と聞いて、
　次の二の酉では検証に行こう～！と考えているネーさです、こんにちは♪
　宝船……なんだか良い響きですね。

「こんにちわゥ～、テディちゃでス！
　たからぶねでェ、こううんをォ、げッとォ～♪」

　でも、素敵にラッキィな宝船も、まったく効果なし――という方々が、
　本日ご紹介するこちらのミステリに勢揃いしているのです。
　さあ、お守りをぎゅぎゅっと握りしめたら、こちらを、どうぞ～！



　　　　　　　　　　　――　フォークの先、希望の後　――



　著者は汀こるもの さん、’０８年１０月に発行されました。
　先日ご紹介しました汀さんの御著『まごころを、君に』に次ぐ、
　ＴＨＡＮＡＴＯＳ（タナトス）シリーズの第三作です。

「ふむふむゥ、そォでしたッ！
　しにがみィさんでスッ！　こわいィのでス！」

　いえ、この御本での主人公は、
　『まごころを、君に』でお馴染みとなった若き探偵さん……
　ではありません。

　美術大学に通う大学生の、
　浅岡彼方（あさおか・かなた）さん。
　女性ながら身長１８０ｃｍの彼方さん、
　その長い手足を活かして？熱帯魚店でアルバイトをしています。
　彼女自身もオサカナマニア、いえ、アクアリストさんなのですが
　……問題が起きてしまいました。

　お父さんが、事故で怪我をして入院。
　重傷なんです。

「うわうゥ～、たいへんでスッ！
　どど、どうしよゥッ！」

　どうしたらいいんだろう？――彼方さんも悲しみ、困惑しています。
　一家の働き手、大黒柱のお父さんが入院しているのでは、
　経済状態は深刻、もう大学で絵を描く余裕など無くなりそうです。
　
　食べ盛りの弟が二人もいる我が家は、食費だけでも
　バカにできない高額になってしまうんですもの。
　その上、美大の学費なんて、とてもとても……。

　しかし、ここに、或る求人票があります。

　《アロワナ＆エイの世話係、急募。日給５万円》！

「ふァッ？？　ごまんえんッ！！！」

　日給５万円も貰えたら、学校を辞めなくて済むわ！
　お家の生活費にもなるし、
　弟たちの学費、お父さんの治療費にも充てられる！
　
　またとない給与条件ですが、彼方さんは躊躇します。
　アルバイト仲間も、やめた方がいい、と引き止めます。
　そう、日給５万円には、それなりの理由があるのでした。
　求人を出したのは、
　……不吉な噂の絶えぬ家。

「むむゥ！　くんしィ、あやうきにちかよらずゥでスよッ！」

　分かってはいるんです、彼方さんも。
　やめておいた方がいい、でも……日給５万円に、負けちゃいました。
　
　《不吉の家》の、扉を叩く彼方さん――

「……ふァ～、やッちゃッたァ……」（←溜め息してます…）

　案の定、と申しましょうか、
　破格のバイトを始めた彼方さんの身辺に
　奇怪な出来事が連続します。
　いったい、これは……？

　シリーズ前作とは、
　また、事件が起きて探偵が調査してトリックを暴いて、といった
　一般的なミステリのスタイルとは
　やや異なる気風のミステリ作品です。
　謎は、どこにあるのか？
　罪は、どこにあるのか？
　誰が、解決を示唆するのか――

「それはァ、まるでェ、てつがくゥッ？？」

　まだ読んでないわよ、この作品は！というミステリ好きさんは、
　ぜひとも！
　読み終えた後になってじわ～りとくる、
　ミステリらしくないミステリ、とは……
　この御本のための言葉、なのかもしれませんから。

「おさかなまにあァ、だいしゅうごゥのォ、みすてりッ！」

　テディちゃ、アクアリストさんのミステリ、ですよ。
　
　

お目々もパッチリ？お菓子！

　本日（11日12日）は、天皇陛下の即位20周年記念の日！ですね、テディちゃ。

「おめでとうございまスゥ～！」

　それに、一の酉の日でもありますわよね♪
　おっとと、御挨拶が遅れました、ネーさです。こんにちは～♪

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ！」

　神事が重なる、ということは、今日は神気の強い日なのでしょうか。
　では、こんな日には……お祝いの酒宴ならぬ菓子宴を！
　『カバヤ食品』さんの、
　《ギモーヴ　レモン味》で祝宴で～す♪

「もふふッ♪　いまはやりィのォ、ぎもォ～ぶゥ！」

　パッケージの記載文によれば、
　フランス生まれのかわいいお菓子を再現した、
　ふわっ、もちもちの新食感♪だそうよ。
　レモンのフリーズドライも入っているそうです。
　では、わっくわくしながら、
　いただきまーす！　

「むぽッ、いただきまスでスゥ～！　ぱくくッ！」

　ぱくん、と。……むッ？　むむむっ？　むむむむぅ！
　ひゃあぁ！

「もぐッ？　もぐぐゥ？？　もぐがッ！
　ひゃぱッ！
　すぱァーいッ！」

　酸っぱいぃぃぃぃぃぃー！
　いったいなにっ？　何なんですか、この酸っぱさは！
　食感を確かめる以前に、お口の中に酸っぱさが広がって、
　もぉ何が何だか……ううっ、ホントに酸っぱい……！

「ふァ～、すッぱさにィ、おどろきィもものきィ！
　おかしとはァ、おもえないィでス！」

　そうね、一瞬ですが、
　これって目覚まし効果の高いガムと同類さんなのかしら？
　と思っちゃいました。
　好みは分かれるかもしれませんが、
　甘くない、酸っぱさ第一、のギモーヴ風のこのお菓子は……
　そう、高速道路運転中の眠気覚ましにうってつけ！
　大甘なお菓子はパス！というアンチスイーツ派さんにも、
　おすすめできるお菓子ですよ。

「すぱッ！　もぐぐッ、
　すぱぱッ！　ぱくくッ」

　酸っぱい酸っぱいといいつつ……完食です。
　御馳走さまでした♪

「ごちそゥさまでしたでス！　すぱぱッ！」
　

水槽のミステリ！

　季節性インフルエンザ予防接種の注射痕が今になって痛み出したネーさです、
　こんにちは……う～む、あいたた～……。

「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ！
　ネーさはァ、はんのうがァ、にぶすぎるゥのでスよゥ！」

　そうかもね～、万事につけトロいんですから……では！
　久しぶりのミステリで頭脳を刺激しなくっちゃ、というわけで、
　さあ、本日は、こちらをどうぞ～！



　　　　　　　　　　　　　　――　まごころを、君に　――


　
　著者は汀こるもの さん、’０８年５月に発行されました。
　第３７回メフィスト賞受賞作『パラダイス・クローズド』は
　以前に御紹介したのですが……
　その続編ともいうべき作品が出ていたのですね！
　ひゃあ、読みそびれていて、ごめんなさーいっ！

「ネーさ、やぱりィ、にぶいィ……」

　認めます、鈍い、鈍すぎる……。
　でも、鈍いなりにチャレンジいたしましょう、
　摩訶不思議なる《謎》の世界に！

　ものがたりの主役さん、
　いえ、主役さんたちは前作『パラダイス・クローズド』で颯爽と登場、
　ミステリ好きの方々を、
　あ～らまあ、それはありなの？
　と唸らせた双子の兄弟、
　立花真樹（たちばな・まさき）くんと
　立花美樹（たちばな・よしき）くん。

　この兄弟さんときたら、
　お父さんは代議士さんで、
　お家は大金持ちで、
　容姿きわめて端麗で、
　ビールの飲み過ぎでお腹が出ていることもない花の高校生で、

「むむッ、おぼッちゃまッ？？」

　その上、弟の真樹くんは探偵で、
　兄の美樹くんは『タナトス（死神）』です。

「……し、しにがッ、あわわわッ」

　美樹くんの身辺では、どういった理屈なのか、
　昔から事件や事故が起こってばかり。
　ゆえに『タナトス』なる有難くない別名を頂戴してしまいました。
　
　美樹くんの身を護るため、
　いえ、美樹くんが間接的に巻き起こす事件や事故から
　一般市民を守るために、
　優秀な刑事さんが常時付き添っているほどです。

「あうゥッ、
　それがァ、ほんとォだとしたらァ、おそろしやッ」

　『死神』扱いされている美樹くんは学校なぞ、
　とうに通っておりませんが、
　弟の真樹くんは高校生活を送っています。
　
　ある日、真樹くんは名探偵だとの噂を耳にした生物部の部員さんが
　奇妙な依頼を寄せました。

　グッピー凍死事件の謎を解いてー！！

「……ぐッ？　ぐぴィ？？？
　えェ～とォ、それッてェ……なにものッ？？」

　グッピーはグッピー、
　淡水に棲む小型のオサカナさんです。
　ニホンメダカに似ていて、でもメダカよりはカラフルで、
　人気のあるオサカナさんですが、
　このグッピー凍死事件に係わったがために、
　立花兄弟はまたも巻き起こし、
　いえ、巻き込まれてしまうのでした。
　学校を揺るがす、大事件に――

「ものすごォ～くゥ、いやァなァ、よかんッ、するでス……！」

　《謎》とともに魅力的なのは、
　立花兄弟が全霊をあげて？語るウンチクのパート。
　久々の博識能弁タイプの探偵さん出現に
　古典系ミステリ好きさんはエールを送ることでしょう！
　ストーリー後半、
　突如展開されるシェイクスピア解釈論が
　詩のように美しいのもワンダフル！
　まだ読んでいないわ～という御方は、
　まずはシリーズ第一作『パラダイス・クローズド』から
　順を追って、こちらの御本へ、ぜひ～！

「おさかなのォ、そこなしィせかいィはァ……おそろしッ！」