テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ はるばる未知の旅 ~

2013-06-20 21:59:14 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぱふゥ~、くたくたッ!」
「がるる!ぐっるるがる!」(←訳:虎です!ぐったりです!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日6月20日は朝からサッカー中継に全力で見入ってしまい疲労困憊……
 という御方も多いようですね。
 結果は強豪イタリアに惜敗、でしたが
 本日の読書タイムで御紹介いたしますのは、
 そのイタリアをテーマにしたガイドブックです。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
          ―― あなたの知らないイタリア ミステリアスガイド・アブルッツォ ――



 著者は石川康子さん、2013年6月に発行されました。
 『Abruzzo Misterioso』とイタリア語題名が付されています。

「あぶるッつォ~??」
「ぐ~る、がるるぐっる?」(←訳:え~と、どこですって??)

 サッカー、いえ、カルチョも強いけれど、
 観光に関しては世界最強!
 どこをとっても風光明媚な国、イタリア――

 ところが、
 著者・石川さんによれば
 『忘れさられた地』になってしまっているのが
 そのイタリアの、
 アブルッツォ州です。

 忘れ去られたなんて大げさな、と思いますか?
 でもですね、
 なんたって、あの『地球の歩き方』にも
 情報が載っていない、というんですから!

「えええェッ? そんなァ!!」
「がるぐぅるる!」(←訳:只事じゃない!)

 まあね、イタリアって見どころが多過ぎる国です。
 ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ピサ、ヴェネツィア、ヴェローナ、
 ナポリにカプリ、シチリア、シエナ、コモ湖……

 他都市に比べてパンチが足りず、
 アブルッツォってどこ?ってなっちゃうのも
 無理はないのでしょうか……。

「それはァ、さみしィッ!」
「ぐるるるがるるるぅ!」(←訳:なんとかしたいよぅ!)

 なんとかすべく、アブルッツォ州についてのデータを集め、
 現地を訪れた著者・石川さんの目に映ったのは、
 豊かな自然と歴史に彩られた美しい町々、街道、海岸線でした。
 また、アブルッツォ州と日本には
 以外にも深いつながりがあることも
 判明してきます。

 日本史好きな活字マニアさんなら必ず知ってるあの人物は
 アブルッツォ州の出身だった!

 映画好きさんならきっと観たことがあるあの作品、
 フェリーニさんの『道』をはじめ、
 『薔薇の名前』、
 『レディホーク』、
 『ラスト・ターゲット』(ジョージ・クルーニーさん主演)なども
 アブルッツォ州で撮影していた!

 イタリア料理好きさんなら知っていて当然のパスタメーカー
 『ディ・チェコ』さんの製品も
 アブルッツォ州のファラ・サン・マルティーノで作られている!

「ふァ~! ぱすたッ♪♪」
「がるぐるる!」(←訳:映画のロケ!)

 アブルッツォ州――
 長靴の形をしたイタリアの、
 ふくらはぎの部分にあたる、
 アドリア海に面したその土地では、
 2009年4月、
 大きな地震が発生しました。

 亡くなられた方は300人以上、
 1600人が負傷し、
 住居を失くした方々は6万人……
 そう知らされると、
 私たち日本人にとっては
 とても他人事とは思えません。

 遠く離れてはいるけれど、
 これからは、より確かな《縁》が結ばれますうように!

「いたりあァりょこうゥまにあさんはァ~」
「ぐるるっるぅるがる!」(←訳:アブルッツォにGO!)

 著者・石川さんが情感たっぷりに案内してくださるイタリアの新しい顔。
 旅好きさん&歴史好きさんに、おすすめです!



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年に一度の、ネジが来た!

2013-06-19 21:30:57 | 花雑記
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うむゥ! かいかせんげェ~んッ!」
「がるる!ぐるるがるがる!」(←訳:虎です!今年も咲いたね!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、開花宣言、出しちゃいましょう!
 じゃじゃじゃーん!

  

 ♪♪ネジリバナちゃんが、咲きましたぁ~♪♪

「ちッこいィ!」
「ぐるぅ!」(←訳:地味ぃ!)

  

 声高に自己主張するタイプのお花とは
 ちょっと違うネジリバナちゃん。
 (ネジバナ、とも呼ばれます)
 写真に撮ってみても、他の草々に紛れてしまいがちですが、
 可愛らしさはピカイチです♪

「おみせではァ、うッてませんよゥ!」
「がるる!」(←訳:だよね!)

  

 ネジリバナちゃんを商業的に分類するなら、
 山野草、でしょうか。
 なので、普通の生花店さんでは扱われず、
 といって、山野草などを売る苗屋さんでも、あるかどうか……。
 園芸マニアさんには好まれるお花ですが、
 あまりマーケットに乗らないお花、でもありますね。
 系統としてはラン科のお花ですよ~♪

「よォ~くゥみるとォ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:可憐で華麗です!)

 ネジリバナちゃんと遭遇したときは、
 皆さま、虫メガネ等で拡大して眺めてみてください。
 けっこうな別嬪さんなんですから!

「あじさいィもォ、いいけどォ!」
「がるるがるぐる!」(←訳:ネジも最高です!)

 さて、お花見の後は、
 本日のプチおやつタ~イム!
 現在『無印良品週間』のMUJIさんで発見したのは……

  

 《桃とチーズのソフトクッキー》!

「ももゥ!」
「ぐるる~!」(←訳:桃好き~!)

  

 はい! 桃大好き!な食いしん坊さんに、おすすめです♪



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“読みテツ”さんのための。

2013-06-18 21:41:23 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 おべんとうゥはァ、いかがァでスかァ~♪」
「がるる!ぐるるぐるる~!」(←訳:虎です!お茶もいかが~!)

 こんにちは、ネーさです。
 甲州名物・信玄餅、銘菓・東京バナナもありますよ~♪
 なぁんて具合に、
 車内販売のマネをしたくなっちゃう御本はいかがでしょう?
 さあ、本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!

  



 
             ―― ソープ・ヘイズルの事件簿 ――



 
 著者はヴィクター・L・ホワイトチャーチさん、
 原著は1912年に、画像の日本語版は2013年4月に発行されました。
 英語原題は『Thrilling Stories of the Railway』、
 日本語で『ホームズのライヴァルたち』とシリーズ題名が付されています。

「むむゥ? ほーむずさんッ?」
「ぐるるぅるぅ?」(←訳:ライヴァルぅ?)

 かつてのミステリ黄金時代――
 コナン・ドイル卿によるシャーロック・ホームズさんの物語が
 大ヒットを飛ばした時代は、また、
 柳の下にもっとドジョウを探せ!とばかり、
 ぞろぞろと名探偵氏が製造された時代でもありました。

「まねッこォ、でスねッ!」
「がるるぐるるるぐるがる!」(←訳:それが雨後の筍みたいに!)

 けれど、偉大なるホームズ氏と肩を並べ得る名探偵さんは
 そうはおりません。
 時間という試練にさらされてなお、生き残ったのは
 真に優れた少数の探偵さんのみ。

 殆どの急ごしらえ探偵さんの名は
 埋もれてしまいましたが……

   メジャーになりきれなかった探偵ってのもいいじゃないか♪

 と、考えついたりする人も、
 中にはいるわけで。

「はッくつゥ、しようッ!」
「ぐるっるがるるぐる!」(←訳:スポットライト再び!)

 この御本に収録されているのは、
 15編の短編ミステリ。
 うち、9作品で探偵役を務めるのが、
 題名にもなっている
 ソープ・ヘイズルさん。

 この探偵さんがね、なんかもう、けっこうな……

「へんてこッ!」
「がる!」(←訳:変人!)

 ホームズさんの向こうを張って、なのでしょうか、
 ソープ・ヘイズルさん、たいした変人さんです。

 お肉、NO!
 野菜、YES!な、つまりは菜食主義者。
 さらに、消化を促進するためと称して
 ところ構わず体操を始めたりするくせに、
 葉巻や煙草はスパスパと……

 ですが、
 その変人ヘンテコぶりを補って余りあるヘイズルさんの特技とは。

 鉄道マニア!

「ふァ~! ひゃくねんまえェにもォ!」
「ぐるるるがるぐるる!」(←訳:いたんだ鉄道好きが!)

 鉄道関連の難問奇問ならソープ・ヘイズル氏に任せろ!
 警察沙汰になるような事柄、
 いや公けにはしたくない他聞をはばかる事柄も、
 ヘイズルさんならなんとかしてくれる!

「ふァふァ~? もしやッ?」
「がるるる?」(←訳:裏表あり?)

 私立探偵でも警察官でもないヘイズルさんの《問題解決法》は
 ときとしてユニークすぎて法律すれすれ。
 なのに、何故か、いつも――

「せーふッ!」
「ぐるるっ!」(←訳:ズルいっ!)

 写真専門の《撮りテツ》さんがいて、
 嬉々として車両に乗り込む《乗りテツ》さんがいて、
 備品を収集するテツさん、
 時刻表に特化するテツさんもいるのならば、
 鉄道ミステリを読みまくる《読みテツ》さんがいてもいいですよね。

 ええ、《読みテツ》さん、今こそ出番です!
 鉄道マニアではない方々も
 著者・ホワイトチャーチさんの筆になるレトロでクラシックな英国鉄道ミステリを
 現代の日本で御堪能くださいな~♪

「いつのォ、よにもォ!」
「がるがるるぐるるる!」(←訳:テツさんは健在です!)



 
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おいしすぎて、食欲注意報♪

2013-06-17 21:47:42 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ……ぷはァ~ッ」
「がるる!……ぐる~るっ」(←訳:虎です!……むむ~んっ)

 こんにちは、ネーさです。
 前回記事にて、あまりの問題児、いえ、あまりの大物さんを御紹介したせいでしょうか、
 なんだか私たち、ヘトヘトです。
 なので!
 本日の読書タイムは、ちょっと息継ぎの意味もこめて、
 超級SF作品とはまったく別分野の一冊に登場していただきましょう♪
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
            ―― コウ ケンテツの 食パン食 ――



 著者はコウ ケンテツさん、2013年4月に発行されました。
 いいですね、食パン! 基本です!

「わはァ! ひょうしィはァ~♪」
「ぐるーるがるる!」(←訳:パズーのパンだ!)

 ええ、御本の表紙写真は、
 『天空の城ラピュタ』でパズーくんとシータちゃんが分けあって食べていたような、
 目玉焼きのせトーストを想わせるパンがどーんと!

 
 これはね、
 御本の本文、10ページに掲載されている、
 《目玉焼きマヨトースト》です。
 マヨネーズを使った分だけ、
 パズーくん版のトーストより贅沢で、コクもありそうでしょ。

「おいしそうゥッ♪」
「がるぐる!」(←訳:食欲増進!)

 実は私ネーさ、最近サンドイッチ作りに凝ってます。
 ごはん大好き!ですし、
 お蕎麦もうどんも大好き!なんですけれど、
 パンにはパンの良さがありますよね♪
 先日は、麦わら一味のSANJIさん著『サンジの満腹ごはん』を御紹介いたしましたが、
 SANNJIさんの御本にもサンドイッチのレシピが載っていて、
 ああ、新世界でもパンは愛されているのだな~と
 お腹がグーグー鳴り、
 いえ、しみじみいたしました。

 そして、コウ ケンテツさんもまた、
 《僕は食パンが好きです》と
 御本の『はじめに』で宣言しています。

 
 朝は食パン!とおっしゃる料理研究家さんが、
 とびっきりおいしい!と自賛するパン食メニューとは――

「ばたーとーすとォ??」
「がるっるぐっるぅ」(←訳:クロックムッシュ?)

 スタンダードであるだけにかえって盲点!な、
 焦がしバタートースト、
 チーズトースト、
 フレンチトースト……。

 調理パンと呼ぶべき、
 カツサンド、
 クラブハウスサンド、
 でかでかえびカツサンド、
 シカゴドッグ等のレシピに加え、
 御本の後半では、
 お家で作る食パンのページもあります。

「ふァ~! じぶんでェ、ぱんもォ、やいちゃうッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:生地から手作り!)

 お食事用のパンが余ったら、
 ラスク、かりんとう、トライフルも製作!
 シーザーサラダに入れるクルトンも、
 エスニックえびパンも、
 全部作っちゃう!

「たくましィ!」
「がるるる!」(←訳:頼もしい!)

 パンなんて!軟弱だー!と食わず嫌いする前に、
 ごはん派さんも麺類派さんも
 楽しい食パン食のバリエーションを
 ぜひ一度は実践&御試食を!

 たとえば、
 夏の昼下がりにおすすめの食パンレシピといったら――

「ふるーつゥさんどッ!」
「ぐるぐっるがるるる~」(←訳:ほんのり冷やして~)
「めしあがれッ♪」



 
 
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~ スワン ソング ~

2013-06-16 22:03:54 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでスゥ!
 おおッ! おおきなァ、ちょうちょゥ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!あれは揚羽蝶!)

 こんにちは、ネーさです。
 アゲハやクロアゲハを頻りと見かける季節になりましたね。
 えー、それから、蚊も……。

「うきゃァ! かゆいィ!」
「ぐるぐる!」(←訳:痒いよう!)

 薮蚊どもよ来るな~!と焚いた蚊取り線香の煙に咳き込みながら、
 今日も(ごほん、けふけふ)読書タ~イム!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  



 
               ―― 屍者の帝国 ――



 著者は伊藤計劃(いとう・けいかく)さん&円城塔(えんじょう・とう)さん、
 2012年8月に発行されました。
 『The Enpire of Corpes』と英語題名が付されたこの御本は、
 第31回日本SF大賞特別賞を受賞した作品であり、
 また、著者・伊藤さんの最後の長編となった作品です。

「むむゥ! だいめいィがァ~…!」
「あるるがるるぐるる!」(←訳:おどろおどろしいね!)

 屍者、って何のことかしら?
 首を傾げ、御本をひもとき、
 『プロローグ』を読んでみれば――

 さあ、あっ!!と驚く展開の連続です!
 
「なんでスかァ、これはッ??」
「ぐるぐるがるっ??」(←訳:どういうことっ??)

 そこは、私たちもよく知る、
 ヴィクトリア朝のロンドン、ベーカー街……?
 いえいえ、ベーカー街ではありません。

 物語の語り手たる『私』ことワトソン――
 ジョン・H・ワトソン氏がいるのは
 パイプの煙が目にしみるベーカー街の部屋ではなく、
 ロンドン大学医学部の、解剖室。

 ワトソンさんたち医学生が注視する中、
 今からそこで何が行われようとしているのか、というと、
 それは……

 死者の、復活?

「……まさかァ!」
「がるるぅ!」(←訳:嘘でしょ!)

 いっそ、嘘であったら、
 世界は平穏だったでしょうが。

 学生たちが息を詰め、見守る先の解剖台では、
 或る手順が粛々と進行し、
 やがて
 『死者の目蓋が唐突に開いた』
 のでした。

「なななッ????」
「ぐるがるるぅ!」(←訳:ありえないィ!)

 死者を蘇らせる。

 ワトソンさんは、その一部始終を目撃しました。
 いまや常識となってはいても、
 医学生の彼らでさえ初めて目にした死者の蘇り――

 いえ、蘇ったとはいえ、
 死体が再び命あるものになった、のではないんです。
 死者は、あくまで死者。
 これは、動く死体に過ぎない――
 つまり、《屍者》。
 生者たちに駆使される《労働力》でしかない存在。

「ええとッ、ええとッ? いきてェないィ??」
「がるるるぐるるー!」(←訳:労働力だなんてー!)

 死者の蘇りがシステム化され、
 屍者との共存にもすっかり慣れたその世界で、
 医学生ワトソンさんは密命を帯び、
 ロンドンを離れることになりました。

 軍医としてアフガニスタンへ。
 
 とは表向きの口実。

   大陸の深部の何処かに
   『屍者の帝国』が建設されつつあるらしい。

 という情報の正誤を確認するための、
 危険な探索行へと。

「きけんにもォ、ほどがァあるよゥ!」
「ぐるぐるがるるるー!」(←訳:どういう世界なのー!)

 SF、ミステリ、ファンタジー、お伽噺、神話、伝説。
 万巻の金糸銀糸を織り込みながら綴られるのは
 宮殿の玉座の間を飾る華麗なペルシャ絨毯を思わせる
 壮大なロードノベルであり、
 顕微鏡の奥に広がる小さくて巨大な宇宙のものがたり。

 あるいは、生命の神秘の夢。

 著者・伊藤さんの、《白鳥の歌》。

 共著者・円城さんにただただ拍手をおくりたい素晴らしく物騒なこの御本は、
 すべての活字マニアさんに劇おすすめです!
 ぜひぜひ、一読を~!

「こわいィものォみたさでェ~!」
「ぐるっるぅるるがるぐる!」(←訳:読むっきゃない傑作です!)



 
 
 
 
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みっつで、そろいぶみ!

2013-06-15 21:23:10 | 美味
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 じゃじゃじゃァ~んッ!」

  

「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!来ましたです!)

  

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、予告しました通り、週末のおやつタイムが、例の物件とともにやってきました。
 つま~り……

 『グリコ』さんの
 《.Shall we? チョコとマカダミアの おいしいクッキー》!

  

「みゃッほゥ! やたやたッ♪」
「ぐるぐる!」(←訳:来た来た!)

 同じ《.Shall we?》シリーズの
 《ぜいたくバターのショートブレッド》
 《茶葉が薫る濃厚抹茶クッキー》
 に続くこちらの《チョコとマカダミアのおいしいクッキー》にも、
 はい! あの!可愛いオマケがついておりますよ~♪

  

「むひゃひゃッ♪」
「がるるっ♪」

 上の画像の、派手め系ピンクのパッケージは、
 『カレル・チャペック』さんの
 《チョコに合うストロベリーティー》。
 さて、これで……

  

「みッつゥ、そろッたァ~♪♪」
「ぐるがる!」(←訳:コンプリ!)

 《バターに合うキャラメルミルクティー》
 《抹茶に合うセイロンティー》
 《チョコに合うストロベリーティー》
 と、3種類の紅茶が揃いました。
 なんとなく、達成感を覚えなくもないわね~…。

「うたえやァ、おどれやァ~♪」
「ぐるるる!」(←訳:喜びの舞!)

 美々しい紅茶コレクションはもとより、
 《.Shall we?》シリーズの各クッキー、
 とても美味しゅうございましたので――

「どれもォ、おすすめェ、でス!」
「がるっるぐっるる!」(←訳:パクっと行ってね!)

 では、食いしん坊諸氏も活字マニア諸氏も、
 穏やかな週末を~♪
 
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“ 恋 ”に歌えば?

2013-06-14 21:52:15 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 ううッ、むしあつゥ~いッ!」
「がるる!ぐるるがるがる!」(←訳:虎です!ヤバい暑さです!)

 こんにちは、ネーさです。
 あまりに蒸し蒸し暑いので、ついに本年度初のエアコン(除湿)稼働!
 少しずつお部屋が快適気温になってきたら、
 さあ、読書タイムですよ♪
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  



 
              ―― 箱入り息子の恋 ――



 著者は市井昌秀(いちい・まさひで)さん&今野早苗(こんの・さなえ)さん、
 2013年3月に発行されました。
 この御本は、つい先週、6月8日に公開された映画『箱入り息子の恋』の、
 ノベライズ作品です。

 
「はこいりィ~むすこォッ!」
「ぐるるがぅるる!」(←訳:娘さんじゃなく!)

 ええ、そうね、
 最初のツッコミどころは、まさにそこですね。
 題名を耳にした御方は、
 うわぁ~箱入り息子かぁ~と思い、
 でも内心では、
 アリかもなぁ~、と
 頷いておられるかもしれません。

「むふゥ! ありィ、でス!」
「がるるるぅ!」(←訳:アリですぅ!)

 物語の主人公、天雫健太郎(あまのしずく・けんたろう)くんは、
 はい、もう、箱入り息子さんなのです、
 筋金入りの。

 市役所という、おカタい職場にお勤めで、
 ズル休みをすることもなく、
 酒に溺れるでもなく、
 喫煙もせず、
 お昼には自宅に帰ってお母さん手作りのごはんをいただき、
 そして、恋人もなく……。

「……ほんとにィ、はこいりィ、でスねッ!」
「ぐるがるるるぐる!」(←訳:虫のつく隙がない!)

 極悪人であるよりは
 箱入り息子の方がいい!

 ……のですが、
 それで気持ちが治まらないのは
 健太郎くんのお父さん・お母さんです。

「むゥ? ちちうえェ、ははうえェ??」
「がるるる??」(←訳:御両親が??)

 箱入り息子の将来を何とかしたくて、
 おふたりは行動に出ました。
 
 どんな行動かと申しますと……

 わが子・健太郎に代わって、
 婚カツを!

「こここッ??」
「ぐるるぅ~??」(←訳:婚カツぅ~??)

 “代理見合い”なるモノに参加しちゃったのです、御両親は。
 もちろん、健太郎くんには内緒で。

「だいじょぶゥ~かなァ~??」
「がるるぐるる~…」(←訳:不安の黒雲が~…)

 主役の健太郎くんをも押しのける勢いで
 暴走する御両親。

 けれど、
 その御両親の予想を裏切る見事なチャブ台返しが
 お見合いの先に待っていようとは……!

「ぽふゥ?? なになにッ??」
「がるぐるるっ?」(←訳:何が起こるのっ?) 

 箱入り息子・健太郎くんの
 決まりきった日常を一変させる一大事を、
 さあ、活字マニアの皆さまも
 天雫家の親戚にでもなった心地で、
 はらはら、そわそわしながら
 見守ってやってくださいな♪

「ふァいッ!
 けんたろうくんのォ、みらいィにィ!」
「ぐるる!」(←訳:幸あれ!)

 天雫家の御両親をはじめとするサブキャラさんたちの言動が
 とにかく痛快です♪
 まじめな、
 それでいて楽しくてしょうがないエンタな物語を
 どうか、お読み逃しなく!




 
 
 
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ちょっとそこまで、の食べ歩き。

2013-06-13 21:55:37 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうもォ、みんなでァ、くいしんぼうゥッ!」
「がるる!ぐるぐるがるるるるっ!」(←訳:虎です!食欲なら負けませんっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 え? 今日もまたおやつタイムなのか、ですって?
 いえいえ、本日は、しっかり読書タイム!
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
             ―― 大人のための 下町食堂案内 ――



 2013年3月に発行されたこちらの御本は、
 東京カレンダーMOOK――雑誌『東京カレンダー』から生まれたMOOK本ですね。
 『浅草 上野 谷中 根津 千駄木 スカイツリー 大人を満足させる下町ガイド』と
 副題が付されています。

「たべあるきィ~だァ~いすきィなァ、おとなのためのッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:ガイド本です!)

 表紙を飾るのは、
 グルメ本によくある美味しそうなお料理の写真ではなく、
 俳優の遠藤憲一さん!
 
 そして、御本の巻頭には、
 『エンケン 浅草で肉を食う』なるインタビューが!

「おにくゥ?」
「がるる?」(←訳:お酒も?)

 40代で一人飲みを覚えた、という
 遠藤さんのお話に象徴されるように、
 この御本に掲載されている“食堂”の多くは、
 お酒と一緒にいただいたら美味しいだろうな~♪と
 読者さんの食欲をかきたてる、
 大人向けの飲食店さんです。

 ねぎま鍋が名物の居酒屋さん。
 老舗の風格ただよう懐石料理のお店。
 江戸時代から続く鰻料理屋さん。
 海鮮料理屋さんに、
 おでん屋さんに、
 豚料理のお店!

「おッ? これはァ??」
「ぐるるっ!」(←訳:旨そうっ!)

 そうよ、これこれ!
 とっても美味しそうなのは、むぎとろ丼のお写真!
 とろろ懐石料理のお店、
 『浅草むぎとろ 屋上ラウンジ《天空》』さんですって♪

「とろろォのォ!」
「がるる!」(←訳:専門店!)

 東京の東部地域には
 こんなステキなお店があるんだなぁ~と
 探検意欲が湧いてきます。
 
 それにまた、好感が持てちゃうのは、
 紹介されているお店の殆どが
 路面店であること。
 人が集まりやすい東京ソラマチのお店は
 おみやげ物のページで取り上げるに留めて、
 “町”で頑張っている一軒家さんたちがメインになってます!

「しぶいィねェッ!」
「ぐるがるるぐるぅ!」(←訳:粋な選択眼だねぇ!)

 お酒が似合うお店だけでなく、
 『大人が通う下町喫茶店案内』、
 『大人が通う下町老舗案内』の章も
 じっくり読み込んでくださいね。

 浅草や上野、根津方面へ、
 次に行くときはこのお店を訪ねるぞ!
 これを食べるぞ!
 と、脳ミソのシワに刻みつけながら……。

「テディちゃ、やッぱりィ、むぎとろッ!」
「がるぐるるっ!」(←訳:ボクお蕎麦っ!)

 梅雨空の下、ちょっと遠出はしにくい時も、
 関東圏にお住まいの方々には
 電車や地下鉄、バスで手軽にお出掛けできる
 東京の『下町食堂』さんへ、ぜひ~♪



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美味と、おまけの誘惑♪

2013-06-12 21:49:29 | 美味
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 やたッ♪ おかしィ~♪」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!おやつです!)

 こんにちは、ネーさです。
 さ~あ♪ 今日は読書をサボって、おやつタ~イム!
 御紹介いたしますお菓子は……

  

  『グリコ』さんの
  《 .Shall we? 茶葉が薫る 濃厚抹茶クッキー 》!

 先日は同じ《.Shall we? 》シリーズの
 《ぜいたくバターのショートブレッド》に舌鼓を打ちましたが、
 こちらは、茶葉の緑色も清々しい抹茶味のクッキーですよ♪

「むッふふゥ! もォちろォんッ、おまけもォ~♪」
「ぐるるる~!」(←訳:付いてる~!)

  

 はい! 今回もついてます!
 『カレル・チャペック』さんの紅茶が!

  

「ふァいッ! これでェ~スッ!」
「がるがる~!」(←訳:これだよ~!)

 上の画像の、手前がクッキーの袋、
 向かって右横が紅茶の袋です。

  

 《ぜいたくバターのショートブレッド》についていたのは
 『バターに合う ミルクキャラメルティー』でした。
 そして、
 《茶葉が薫る濃厚抹茶クッキー》には
 『抹茶に合う セイロンティー』がついていたんです♪
 
「ばじーちゃんがァ、いるよッ♪」
「ぐるる~!」(←訳:可愛い~!)

 《カレル・チャペック》ファンの皆さまはよく御存知の、
 山田詩子さん画、みつばちバジーちゃん!
 これで、2種類の紅茶が揃いました!
 ……ホントはね、
 《.Shall we?》シリーズにはもう一種類、
 別のお味の製品があるらしいんですけど……。

「わほゥッ♪ ならばッ、こうちゃもォ?」
「がるがるるぐるる??」(←訳:別のお味のものが??)

 その真実は……次回のおやつタイムで!


 
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花と嵐の開拓期!

2013-06-11 21:49:17 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふァ~♪ あめあめッ!」
「がるる!ぐっるる~!」(←訳:虎です!やっと雨~!)

 こんにちは、ネーさです。
 久しぶりに雨降りとなった今日の読書タイムは……
 ちょっとミステリアスなグレイの空にお似合いの、
 こちらの御本を、さあ、どうぞ~!

  



 
             ―― 日本SF短篇50 Ⅰ ――



 編者は日本SF作家クラブの皆さん、2013年2月に発行されました。
 『日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー from1963-to1972』と副題が付されています。

 
 副題からもお分かりのように、
 日本SF作家クラブさんは、結成50年を迎えました!

 
「ぱちぱちぱちィ! おめでとうッ、ごじゅうねんッ!」
「ぐるるぐるがる!」(←訳:記念の50周年!)

 それは、1963年、3月5日のこと。
 新宿の台湾料理店『山珍居』さんにて
 とある会合がありました。

 石川喬司さん、小松左京さん、川村哲郎さん、
 斎藤守弘さん、斎藤伯好さん、半村良さん、福島正実さん、
 星新一さん、森優さん、矢野徹さん、
 という11人のメンバーによって、この日、
 日本作家クラブが結成されたのです。

「あけぼのォ、でスねッ!」
「がるるるるるぐるぐる!」(←訳:日本SF界の日の出だ!)

 誕生50年を記念し、
 日本SF作家クラブさんでは
 『日本SF作家クラブ50周年記念プロジェクト(SFWJ50)』を推進中!
 そのプロジェクトの中心となるのが
 日本SF短篇のアンソロジー集、なのだそうですよ♪

 1963年から2012年までの50年を
 クラブに所属する50人の作家さんの50の短篇で振り返る、という企画本の、
 この御本は、一番手!
 1963年から1972年にかけて、
 日本SF黎明期の短編10作品が収録されています。

 でもね、黎明期、とはいいますけれど、
 この『Ⅰ』巻には、
 光瀬龍さん、豊田有恒さん、筒井康隆さん……と、
 巨匠さんの作品がずら~り!

「ゆうめいィなァ、さッかさんッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:影響力も大!)

 この方々がSFという、
 当時はまだ未知で未開で
 得体が知れず、理解も得られぬジャングル未踏の地を切り開いていったのだなぁと思うと
 感慨深いものがありますね。
 文学分野、
 そしてマンガやアニメの分野でのSFも
 パイオニアたる彼らがいたから、始まった……!

「もいちどォ、はくしゅゥ!」
「がるるるぐるるぐる!」(←訳:偉大なる開拓者さん!)

 私ネーさのおすすめは、
 野田昌宏さん著『OH! WHEN THE MARTIANS GO MARCHIN'IN』!
 シャレが解かる活字マニアさんは、
 この題名と、
 物語のオチに、ニヤリ!

「ぷふふッ♪」
「がるるっ♪」

 短編以上の密度と構築力は圧倒的!な
 半村良さん著『およね平吉時穴道行(ときあなのみちゆき)』は、
 歴史好きさんにおすすめの作品です。
 SFなんですけど、SFにとどまらない、世界観のパノラマ!

「えすえふはァ、なんでもォありィ!」
「ぐるるがーるっ!」(←訳:どんと来ーいっ!)

 SFマニアさんも
 初心者さんも、
 ぜひ、
 日本SF界の開拓期を覗いてみてくださいな!




 
 
 
  
コメント
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