喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『一九三〇年代モダニズム詩集』

2019-10-16 14:40:47 | 
こんな本が届きました。


『一九三〇年代モダニズム詩集』(季村敏夫編・みずのわ出版)。
まだパラパラと開いてみただけですが、わたしにとってうれしい足立巻一先生についての記述が随所にあります。

ページを開いたら、こんな風になりました。

パタリと開いたままです。
一瞬、背割れしているのかと思いました。
今の本のほとんどはこんな風にはなりません。
開いても、手を離したら、パタンと閉じてしまいます。
この本は開いたままテーブルに置けるんです。
昔はこんな本も多かったのですがね。
背表紙はこんな風になってます。


そして表紙。

見えますかねえ。
文字が凹んでます。
凝ってますねえ。

この本についてのことはこちらのブログに詳しく載ってます。↓
          https://sumus2013.exblog.jp/30726756/
この本の装丁者、林哲夫さんのブログです。さすがにお詳しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『水道が危ない』

2019-10-16 09:51:54 | 本・雑誌
『水道があぶない』(朝日新書)を読んでいる。



今度拙著を担当してくださる岩田一平さんが編集された本。
ページを開いて、いきなり耳慣れた地名が。
奈良県天川村からのリポート。
山岳修験道の大峰山があるところ。
その昔、毎年のようにお参りした所だ。
あの広い天川村の水道担当職員がたった一人だと。
そんな話から日本の水道事業の危機が語られてゆくのだが、
絶望ばかりでもなさそう。
「待ったなし」とはあるが、「もう手遅れ」とは書いていない。希望はあるのだ。
パラパラとめくったところにこんな言葉が。
《大陸と違って、日本は急峻な山地をきれいな水が流れてくる。山の水を「神水(こうずい)」と言って、感謝する地方もある。》
ああ、そうか!と思った。それで日本の水はおいしいというのか、と思った次第。
5章に分けて書かれているが、最終章は「「おいしい水」って」と表題がついている。なんとなく希望が持てる。
あとがきを見ると、こんなことも書いてある。
《この本の「背骨」は第2章である。》と。
第2章の表題は「水道の厳しい現状と持続に向けた方策」である。
こここそが著者の言いたかったことなのですね。
「待ったなし」ということ。
孫子(まごこ)の代のためにも意識しなければならないということなのでしょう。
心して読ませていただきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする