あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

2015秋 山梨の富士山と沼津の深海魚たち ②

2016-01-17 22:05:21 | 2015秋 山梨の富士山と沼津の深海魚た

                写真撮影はすべて2015/10/26

                和田峠近くの「千代田湖」には水鳥がいっぱい

 

   山梨県を代表する観光地「昇仙峡」の名前は、誰でも一度は聞いたことがあるでしょう。「1843年(江戸時代)、長田円右衛門が、この地域(昇仙峡)の人々の生活を向上させるため、道を切り開いたのが始まり」と言いますから、170年も前から注目されるほど、その巨岩・奇岩や渓谷美は際立っているのです。「全国観光地百選 渓谷の部第一位」など各分野で評価されています。

 

  天神森バス停横から荒川沿いの道路を上流に向かいます。ここは一方通行なので注意が必要ですが、朝早い時間だったのでスイスイ進めました。途中に停車して写真撮影するにも、車や人々が少ない時が都合良いですね~。

 

  なお観光協会HPトップページで、「昇仙峡の手前で強引に車を止めて、この先は渋滞で通れないとか、工事中で通行止めと言って代行運転を勧める者がいますが、通れないという事は絶対にありませんので、断って通過して下さい。」と書いてあるので、怪しい人たちに遭遇した場合は気をつけましょう!!!

 

  川沿い道路の対岸には、「亀石・猿岩・大佛岩・古代人面石・・・」といった奇岩・面白岩が次々と登場し、「確かに古くから注目されたわけだなあ」と楽しめます。現在名前が付いているだけでも17個あり、協会では「もし面白い形の岩を見つけたら、名前を提案してください。皆さんが付けた名前が残るかもしれません」と呼びかけています。

 

   昇仙峡を構成しているのは花崗岩ですが、それらは地下マグマが冷却する時「ひび割れ」を発生して、「柱状節理」「板状節理」が造られます。そして年月を経て、水・風などで浸食されてこの特別な景観ができたそうです。

 

  花崗岩のなかの石英成分だけが結晶(※石英は結晶化が遅い)したのがご存じ「水晶」で、かつては水晶生産地でした。こうして早くから水晶の産出や加工技術が進んだことが、現在の宝石加工産業につながっているのでしょう。

                            ***  明日に続く  ***

 

          「昇仙峡」に向かう山道からも富士山が見える。嬉しくて停車してしまう

                     荒川の中にも面白い(でしょ?)岩石がごろごろ

      上の写真の左半分、まるで石の顔を突き合わせているみたい

      名前を提案する?

         ロープウエイのふもと駅周辺には「植物園」も。


2015秋 山梨の富士山と沼津の深海魚たち ①

2016-01-14 19:02:43 | 2015秋 山梨の富士山と沼津の深海魚た

 

     写真撮影はすべて2015/10/25 

     写真上:中央自動車道を走っていると突然「おおっ、信州だ~!」の景観。

 タイトルをこう書いて「あっ、偶然とはいえこの2つは関連しているよね?」と思い出しました。

 駿河湾は伊豆半島先端の石廊崎と、対岸の御前崎市御前崎を結ぶ線より北の海域ですが、陸地から近く狭い区域にもかかわらず水深は2500mに達し、日本の湾では最も深いという稀有な特徴があります。

 

 この地域は漁場として高い漁獲量を誇るのはもちろん、近年特に有名になっているのは「珍しい深海魚」の種類や数も多いということです。その要因として、大井川、安部川、富士川といった富士山水系の河川が豊かな清流であり、良質プランクトンを多く含むことが考えられています。ほんとうに山・里・樹木と河川・海はつながっているんだなあ。

 

 今回の旅では「じっくり見ていない山梨県からの富士山を見たい」「ワインがそろそろ新酒だよね~?」「TVでよく報道される深海魚水族館に行ってみたい」という目的でした。

 

 すると「大村智氏がノーベル賞を受賞」「故郷の山梨には美術館・温泉・そば屋などを造られている」という報道がありました。試しにネット検索すると、なあ~~んとちょうど旅ルート上にあるよ。これはチャンスと寄ってみました。(これはミーハーではないよね?)

 

 そして今回は写真を中心にして、写真説明の形で書くことにしました。なぜって記事を書いていると時間がかかってついアップが遅くなり、自分でも前の回を忘れたり、おっくうになってしまったり・・・なの。 

                           

*** 旅のスケジュール・4泊5日 ***

10/25…奈良~亀山~東名阪自動車道~中央自動車道~岡谷から南下~小渕沢ICを

    降りて、八ヶ岳・清里方面~「川俣渓谷・吐竜の滝(どりゅうのたき)」~

    「韮崎大村美術館」

     宿泊:甲府市

10/26…「昇仙峡」~「大滝」~「仙蛾滝(せんがたき)」~道の駅直売所 

     宿泊:甲府市

10/27…「笛吹川フルーツ公園」~「ほったらかし温泉」~河口湖方面へ~西湖

    こうもり穴~西湖野鳥の森公園

     宿泊:河口湖

10/28…「青木ヶ原樹海ネイチャーガイドツアー」に申し込むも定員不足で不催行

    (この時期だから当たり前?)精進湖~本栖湖~身延山~沼津

     宿泊:沼津

10/29…沼津港深海水族館~沼津魚市場~奈良へ

     川俣渓谷では樹々の根元が四角くポット状になって面白い

        

     「吐竜(どりゅう)の滝」:横にいろいろな滝が広がってダイナミックで

      個性的です。でも手前の山影でやや暗くなってしまうので、撮影は

      午前中がおすすめ。紅葉は終わりかけみたい。

      「韮崎大村美術館」は午後6時まで開館なのでセーフでした

       大村博士ってきっとロマンティスト!?

      温泉も周囲の環境を背景に素敵な雰囲気です。

      でも隣のそば屋さんは売り切れで早々と閉店で残念。