写真撮影はすべて2015/10/26
和田峠近くの「千代田湖」には水鳥がいっぱい
山梨県を代表する観光地「昇仙峡」の名前は、誰でも一度は聞いたことがあるでしょう。「1843年(江戸時代)、長田円右衛門が、この地域(昇仙峡)の人々の生活を向上させるため、道を切り開いたのが始まり」と言いますから、170年も前から注目されるほど、その巨岩・奇岩や渓谷美は際立っているのです。「全国観光地百選 渓谷の部第一位」など各分野で評価されています。
天神森バス停横から荒川沿いの道路を上流に向かいます。ここは一方通行なので注意が必要ですが、朝早い時間だったのでスイスイ進めました。途中に停車して写真撮影するにも、車や人々が少ない時が都合良いですね~。
なお観光協会HPトップページで、「昇仙峡の手前で強引に車を止めて、この先は渋滞で通れないとか、工事中で通行止めと言って代行運転を勧める者がいますが、通れないという事は絶対にありませんので、断って通過して下さい。」と書いてあるので、怪しい人たちに遭遇した場合は気をつけましょう!!!
川沿い道路の対岸には、「亀石・猿岩・大佛岩・古代人面石・・・」といった奇岩・面白岩が次々と登場し、「確かに古くから注目されたわけだなあ」と楽しめます。現在名前が付いているだけでも17個あり、協会では「もし面白い形の岩を見つけたら、名前を提案してください。皆さんが付けた名前が残るかもしれません」と呼びかけています。
昇仙峡を構成しているのは花崗岩ですが、それらは地下マグマが冷却する時「ひび割れ」を発生して、「柱状節理」「板状節理」が造られます。そして年月を経て、水・風などで浸食されてこの特別な景観ができたそうです。
花崗岩のなかの石英成分だけが結晶(※石英は結晶化が遅い)したのがご存じ「水晶」で、かつては水晶生産地でした。こうして早くから水晶の産出や加工技術が進んだことが、現在の宝石加工産業につながっているのでしょう。
*** 明日に続く ***
「昇仙峡」に向かう山道からも富士山が見える。嬉しくて停車してしまう
荒川の中にも面白い(でしょ?)岩石がごろごろ
上の写真の左半分、まるで石の顔を突き合わせているみたい
名前を提案する?
ロープウエイのふもと駅周辺には「植物園」も。