写真:撮影した写真を見て発見! 「静かに考えているおじさん」がっ!
もしかして有名ポイントになるかな?
北緯24°27′00″、東経122°56′04″、ここ「西崎(いりざき)」が日本の最西端。なので小高い岬の灯台に沈む「日本の最終夕日」が見たかったのです。だけど1・2日目は曇りでアウト、やっと最後の日に太陽が顔を出しました。があ~ん、遅いよ~。
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でも太陽が出て実感したことが・・・。なにしろ陽射しの強さがハンパじゃなく、気温は一気に上昇し、車の中にいても(最終日にはレンタカーを借りました)暑くて喉が渇いてきます。たしかにお肌はもちろん、身体や体調のためにも、ここでのお天気は曇りくらいがベターなのかもしれません。
写真:微妙に西側に傾いている石碑。
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西崎では風がピュルリピュルリと強く舞っていました。とてもじゃないけど帽子を押さえるのに必死で、何枚か写真を撮って退散です。ううむ、「日本最西端の碑」が微妙に傾いているのは風のため?(まさか) なぜだかまっすくに組み立て直したい衝動にかられてしまいます。石碑および周囲の石は丸い穴が無数に含まれるような、ちょっとおどろおどろしい不思議な形状をしています。(次回登場を乞うご期待)
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ふもとにあるのがカジキマグロ漁で知られる久部良(くぶら)漁港とナーマ浜です。ここから1時間ほどでカジキの漁場に到着することからもわかるように、島は大海原の真ん中にあるのです。
写真左:砂浜に大小2つの岩石と「魚霊塔」の石碑
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ナーマ浜の白い砂浜に、なにやら石碑のようなものが見えます。そして砂浜に接して、錆びついた鉄製の鳥居と参道が続き、丘の先には小さな建物があるようです。一見トイレに見えてしまう(不敬!)のは、苛酷な環境に負けないためもあるのでしょう。
近づいてみると石碑には「魚霊塔」と書いてあります。建物のほうは、アルミ製のドアを開くと白い壁に素朴な形の祭壇が飾ってありました。
写真右:鳥居と参道の先に小さな神社。
砂浜奥には石碑。
ここは航海安全と豊漁祈願をする「金刀比羅祭神」ということです。四国琴平のこんぴらさんがこんなところにあるとは! 「♪こんぴら舟々 追風(おいて)に帆かけて シュラシュシュシュ~・・・♪」航海で訪れた人たちが伝えたのでしょうか? 漁業にかかわる人たちはもとより、たくさんの地域の人々に篤くお祀りされています。
久部良の町を歩いていると面白い形の樹が目につきました。(写真左)門扉には「久部良中学校」の表札、隣には小学校と幼稚園もあります。あたりはまだ明るいのですが、夕方なので学校はひっそりしています。
樹々は強い風のためか枝が同じ方向に寄っているのです。へえ~、最西端では風も西に吹くのかなあ?
自然環境の厳しさはいろいろなものに影響して、面白い形や形状を作るのですね。