写真は2011/7/1-2 「室生寺・<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:曽爾村;" Address="曽爾村">曽爾村</st1:MSNCTYST>」<o:p></o:p>
写真:女人高野室生寺の本堂
前回お話したNHKプレミアム・テン「立花隆が探るサイボーグの衝撃」には、ゲストとしてユング心理学者の故河合隼雄先生が出演されていました。どうコメントされるのか興味津々でしたが、「こうした技術を使う側のモラルや使い方が重要になります」と困惑された表情に思えました。
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番組で紹介しているBMI(※体重チェックのことではないですよ~)については「脳神経科学と情報通信技術が結びついた新技術」と説明されている(このサイトのATR川人光男氏)」 をご覧ください。川人氏もゲストだったと記憶しています。もちろん医療に、家電製品に、ロボットに、と今後重要な技術になるのでしょう。
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写真:人々が思いと祈りを積み重ねています<o:p></o:p>
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あいよっこはかなり楽天的な性格と自覚していますし、科学技術の進歩には大変お世話になっています。だけど近年科学や文明の発展の裏側に、なにか危険なにおいを感じることがあり、時に憂鬱で心配な気分に襲われるのです。
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このBMI技術も、もし人間の脳に不正アクセスされてすべての思考内容を出力されたら?とか、反対に外部からの命令を受け入れてしまったら?とか、記憶が入れ替わったら?などの可能性がゼロではないことが気がかりなのです。結局のところ専門性や知識を持つ人、アクセスが可能な人などが、圧倒的に優位に立つことになるようで心配なのです。<o:p></o:p>
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<o:p>写真:大木が包み込む巨岩が2人の顔に見えたりします<o:p></o:p>
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「技術は人のために」は世界のホンダを創業した本田宗一郎さんの有名なことばです。日本の車はこうした理念を掲げて高性能・低燃費・大変便利で運転しやすくなりました。
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写真:室生寺の山号は「宀一山(べんいちさん)」、面白い!<o:p></o:p>
相当な車依存症のあいよっこは、年取ってもできるだけ長く運転したいと願っているのでこうした流れはありがたいことです。思い起こせばクーラーのない真夏の車内、手動で窓を開け、ビュービュー風を受けながら運転していた頃を思うと(何十年前?)今の車ってほんと天国です。
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いまや車には何千個ものセンサーやICチップが取り付けられ、運転の助けになっています。カーナビやETCにはGPS機能、スピード超過やシードベルトなしで運転すれば警告音・・・。
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でも反対に高齢者には優しくても青年には物足りなくなったり、さまざまなセンサーや道路のカメラ等の存在は、もはや「秘密の箱」ではありえなかったりという状況です。
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先日、警察組織のかなり上層部にいた人に聞きました。「ねずみ取りでいちいちレーダー計測しなくても、その気になればスピードもシートベルトの有無などもわかるのではないですか?」
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その人は「もう一度言ってみて」と驚いた風で確認した後、「でもそうだったら、いちいち逮捕状をとらないとダメだから、大変時間がかかるだろう」と言われました。
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それって、質問に対しては「YES」ということかな? こうした技術を警察が防犯・捜査に使うのは当然としても、ここでも問題は他の目的で使うとか、関係ない人が使う可能性があることです。
写真:奥の院に向う階段の途中にもお地蔵さん
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原子力発電はじめ、特にコンピューター技術やネット技術などの先端技術にはメリットとデメリットが含まれていることは当然といえば当然ですが、その見極めや判断をどうするか、どうバランスをとって便利に使うのか、それを決めるのが政府や行政の大事な役割だと思います。
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</o:p>企業や製造者は経済性や効率性を求めがちですが、便利や最先端の裏側にあるリスクに関してもきちんと説明して欲しいです。さらに専門家や研究者それにメディアなどは、その取り入れ方、使い方に対して公平に分析したり、意義を唱えたりという役割を担って欲しいものです。
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このたびの原発事故を顧みると、そうした判断やチェックがどこかで麻痺していたように思えてならないのです。
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写真:<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:曽爾村;" Address="曽爾村">曽爾村</st1:MSNCTYST>の屏風岩は、柱状節理の岩壁が高さ200m、幅2km続く
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フクシマ原発についてはここで一応終了します。読んでいただいてありがとう!!!<o:p></o:p>
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