あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

青紫の美しい花―トリカブトの群落は幻想的

2011-10-13 15:18:18 | 北信州の旅

 

                       写真はすべて2011/9/4-7 北信州<o:p></o:p>

                       写真:トリカブトの美しい花が満開<o:p></o:p>

 

 「栂池自然園と八方尾根自然研究路はどちらがお勧めですか?」宿泊したホテルで聞きました。栂池はゴンドラとロープウェイを乗り継いで往復3300(入園料込)2950円、八方尾根はゴンドラとリフトを乗り継いで往復2600円が2340円になる割引チケットをホテルや道の駅などで入手できます。

 

  

写真:ゴンドラリフトは急勾配を登る<o:p></o:p>

 

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 フロントの女性は「お天気が良ければ絶景が楽しめる八方ですが、今日は次第に良くなるとはいえまだ曇っているので、高山植物が多い栂池かな?」というアドバイス。迷った末に栂池を選びました。

 

 

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  なぜ「栂池・つがいけ」かというと、多く見られるオオシラビソを地元ではツガの木、と呼んでいるからといわれます。園内には一周およそ5.5km3-4時間のコースがあり、ミズバショウをはじめ多種の高原植物が咲いています。

 

 

 

                                                  写真:高層湿原に咲く花。名前?

 

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 標高19002020mのこの地で、植物が自生しているのは「高層湿原」と呼ばれる湿地で、これは分解されず堆積した泥炭や枯れ草などが高くなり、雨水だけで維持されるようになったものです。わずか1m堆積するのに、なんと約1万年要するといわれます。

 

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 初めて見ることができて、ある種の感慨があったのが「ヤチトリカブト・谷地鳥兜」です。相当昔、トリカブト殺人という事件があり、いったいどんな花なのだろう?と思っていたのです。青紫の美しい花の群落は目立つし、幻想的ですらあります。 

 

 

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写真:美しいトリカブトの花にはご注意!<o:p></o:p>

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特に根に劇毒があると事件報道していましたが、これに似た食用花と間違えて食中毒になる事件もあるようです。見ていると花にはハチかアブみたいな昆虫がいますが、チョウや幼虫毛虫は全くいないです。

 

 

 

写真右:風穴の底に万年雪<o:p></o:p>

写真下:風穴の近く、9月でも残るミズバショウの苞<o:p></o:p>

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冬の積雪は6mにもなり、太古の火山活動の名残といわれる「風穴」からは、夏でも涼しい風が吹き出しています。ミズバショウの花が最後まで残るのもこの穴の周囲で、穴の底には万年雪が残っていました。ミズバショウは普通は初夏の花ですが、ときおり苞(ほう)がまだ残っているものもありました。

 

 

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台風の影響のためなのか?部分的に通行止めで、一番高い展望台に行くことができませんでしたが、たいへん歩きやすくすがすがしい空気が楽しめるコースでした。急な山肌を登っていくゴンドラリフトとロープウェイもスリル満点。

 

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ところで信州長野県と奈良県は同じように海がなく山ばかりで、地図を見ていて気がついたのは、県の形も良く似ています! ですが奈良県では、特に山がちな中南部では、これといった観光ポイントが少なく、利用客を意識した整備という点では大きく異なっていることを痛感します。観光資源がないわけではなく、工夫次第で魅力的になる要素はあるのです。

 

 

写真:オオシラビソはマツ科でまつぼっくりは紫色

 

 

奈良県では高齢化で自治体の運営もままならない地域も増えていますが、若年層の就業先は無く危機感が募っています。

 

 

 

 

 

表向きは振興策が叫ばれますが、観光対策は進まず、どうも本音はあまり来て欲しくないのかなあ??などと感じてしまうのですが・・・。

 

 

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いつの時代もどこにおいても、旧いものを守ることと、新しいものを受け入れること、創って行くことのジレンマはあるのでしょうね。

 

 

写真:白馬を降りたところでも絵になる光景が<o:p></o:p>

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