写真撮影日:2013/10/27<o:p></o:p>
写真上:幾品川(いくしながわ)の紅葉
昨年末と年始にかけて身内に不幸が続きました。TVの報道でも有名人の訃報が多いようで、この厳しい寒さや寒暖差などが、ことに抵抗力が落ちた方の体調には良くないのでしょう。
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お葬式ではプロの納棺師による「湯灌(ゆかん)・納棺の儀式」というものを初めて実体験しました。アカデミー賞を受賞した映画「送り人」でも取上げられた「納棺師」の仕事ですが、その後一般に知られるようになり、納棺儀式も広まったようです。
写真上&右:小雨の知床五湖の「四湖」
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まるでそのまま起き上がるような遺体を丁寧にシャンプーや髭剃りをしたり、マッサージをしてクリームを塗り込んだり、自然なお化粧をほどこしてもらい本当に「生きているときより美しい」ほどになりました。
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死後硬直などを防ぐ技術、ラストメイクの技術や旅立ちの服装はもとより、その丁寧な作法や扱い方を見ていると、改めて死者のなきがらに対するこの国の文化や考え方を感じます。他国ではおそらく見られない文化・伝統なのでは? 遺族にとってもお別れを受け入れるためにとても大切な儀式になっていると思いました。
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お葬式の儀式はいろいろと面倒だしお金もかかるし、という感覚が一般に言われますし、自分にもありましたが、ひとつひとつのやり方や儀式や仏事などにもそれぞれの意味があるのだと改めて実感しました。
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写真;知床横断道路は風の強さハンパなかったよ。
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さてさて旅の続きがどうも間延びしてしまってごめんなさい。
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道東の旅3日目は、ウトロから知床五湖に行き、知床横断道路を通って羅臼方面に向かう予定です。でも外は風が強くてかなり寒~~い!そうだ、知床自然センターに寄って情報収集と着替えをしよう! もちろんこのくらいの風と寒さは当地ではフツウなのでしょうが・・・。
写真:羅臼港近くでまったりするカモメの群集!どうよ!<o:p></o:p>
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この日10月27日は知床観光の1番の目玉である「観光船オーロラ号」が25日で終了していて残念でした。民間クルーズ船は運航しているようですが、ひとり旅の場合は人数的にやや面倒なのです。
写真:群れの端ではカラスとのいさかいが<o:p></o:p>
また知床五湖では、クマの休眠期となる10/21からはガイドも講習(いすれも有料)も不必要なのですが、「五湖からのコース」に向かおうとすると、講習DVDの視聴を勧められました。
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五湖めぐりの最後は風も相当強くなってきました。知床横断道路に入るとまだ残っている紅葉と白い木の幹だけのシルエットの対照が面白いです。しかし風はますます強くなり、峠には雪も集まっています。
写真:羅臼港に台風を避けて停泊するカラフルなハデハデ船団。<o:p></o:p>
急に虹が出て嬉しい!<o:p></o:p>
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写真撮影のために軽四を停車して、ドアを開けると、うううわあああ~~~、反対側に押されてドアが千切れそうな勢いです!! かろうじて押さえました。そういえば以前、礼文島でレンタカーを借りたとき「ドアの開閉にはくれぐれも気をつけてください。隣の車に当たったり、飛ばされたりしますから」と注意されたのを思い出しました。
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羅臼側の出口ではパトカーと警察官数人がなにかしています。「えっ?どうしたの?」と嫌な予感で尋ねると、「強風のために封鎖します」「今すぐ引き返してもいいですか?」「ダメです。もうあちら側も封鎖しています。羅臼側から回ってください」とつれない返事。
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羅臼でのドライブもなぜか気が急く感じでゆっくりできず、予定変更して「標津サーモン科学館」に行きました。なぜって川を覗いても濁った水ばかりで魚の姿はまったく見えないので、泳ぐサケを見たかったのです。でも結果的に標津回りで知床斜里駅に向かう道は走りやすく、景色も美しくてなかなか良かったです。<o:p></o:p>
***続く***<o:p></o:p>
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<o:p>写真:斜里国道と呼ばれる道路沿いもきれいな紅葉が</o:p>