あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

2017 岩手県の桜もいいねっ! ⑤

2017-06-09 18:51:18 | 2017 岩手県の桜

   写真撮影日:2017/4/25

   「北山崎断崖クルーズ」断崖絶壁が続きスケールでっかい!

   スリルも満点 

 

  「北山崎海岸」は、約8kmに渡り200m級の断崖や尖った山々が連なり、また「矢越埼の通り穴」など、波による浸食でできた洞窟「海食洞」も多く、変化に富んでいます。

  またこの地域の地層が特異なのは、白亜紀時代(7000万~1億3500万年前)の化石が多く含まれる古い地層が表出していることです。

 

 地質学者としても有名だった宮沢賢治は、そこに関心を持ち観察・研究を行いました。作品「楢ノ木大学士の野宿」では、この白亜紀地層に恐竜化石の存在を予言しているのですが、なんと予言通り1978年岩泉町茂師で日本初の恐竜化石が発見され「モシリュウ」と命名されたのです!

 

  ぜひ体験したかった「北山崎断崖クルーズ」に電話で問い合わせると、「3便(13時出発)は波風が強く中止の予定。だけど最終便15時発は未定なので、またTELしてください」とのことです。再びTELすると「出発します」。「わぁおラッキー!」です。

 

  だけどその後待っていたのは・・・? 陸地では素人目にたいしたことない波風だったのに、そこはビッグ太平洋、少し沖に出ると大変なことに!! 

                         

  最初は横波を受けて左右に揺れていたクルーズ船は、そのうちジェットコースターのように上がり降りして、縦波を乗り越えているよう。 時に波しぶきが舞い上がり、襲い掛かり、乗客のあいよっこと夫婦連れの3人はとってもスリル満点でした。太平洋を甘く見てはいけないよ!

 

  終わって若い船長さんに「これってふつーですか?」と聞くと「違いますよっ~、大変でした」とのことで、「やっぱそうだよね。大変なのに船を出してくれたのね」と納得したのです。

 

  しか~し写真撮影は揺れ動く船内、しかも昼下がりの太陽は逆光となり、素敵な断崖絶壁の写真はううむ、難しい、ダメかも・・・。お天気良くて海が穏やかな時は「ざっぱ船による青の洞窟探検ツアー」などもぜひ参加したいです。

 

    クルーズ船からは海蝕洞がまじかに見える

    にわかにガスが出てきて写真がぼんやりしてきた。

   展望台から先端に行き、さらに海岸線まで降りる道が整備されていますが、

   とても高いだけに下りるのは大変そう。

   「机浜番屋群」も再建されました。海岸の景観はどうなのでしょう?

   下:浄土ヶ浜周辺で見つけた「シロバナエンレイソウ」珍しいね~。


2017 岩手県の桜もいいねっ! ④

2017-06-09 18:23:04 | 2017 岩手県の桜

       写真撮影日:2017/4/25

   田野畑村  震災被害遺跡の防潮堤が残る「明戸海岸」

  おびただしいカモメたち

 

  盛岡市から東に向かうと鍾乳洞マニア垂涎の「龍泉洞」がありますが、「今回はとにかく三陸海岸へ」と泣く泣くパスします。「三陸海岸=日本有数のリアス式海岸」は、絶対いつか行きたいと思っていました。「海のアルプス」と呼ばれる「北山崎海岸」、宮古の「浄土ヶ浜」、いいな、行って見たいな~!

 

  ただ一方で美しいリアス海岸は、海岸線より陸地部分の奥が狭く浅くなっている入江なので、津波の波高が急激に高くなったり、繰り返し襲ったりするため津波被害を受けやすいのだそうです。「3・11東日本大震災」の爪痕はまだまだ各地に残っています。

 

  国は東日本大震災後2013/5に、久慈市から宮城県気仙沼市に至る沿岸一帯を「三陸復興国立公園」として創設しました。さらに2015/9には「三陸ジオパーク」と認定し、同地域全体で自然の保全と人間との共生をはかるとともに、震災復興に向けたプロジェクトなど、さまざまな活動を実施しています。多彩で魅力的な「潮風トレイル」や「体験プラン」ができるのは嬉しいです。

 

  三陸鉄道(愛称:さんてつ)は、震災被害から3年後の2014/4月に全線復活しました。久慈市~宮古市間を走る「北リアス線」は美しい海岸線はもちろん、「お座敷列車」「こたつ列車」などの楽しい列車も楽しめますよ~。

 

  再建された「たのはた駅」は宮沢賢治「銀河鉄道の夜」にちなんで愛称「カンパネルラ」とも呼ばれます。楽しい外観、駅内はレトロムードたっぷりです。撮影していると遠くから「ポオ~~っ♪」の汽笛がっ。おおキター!グッドタイミング。今後は乗ってみたいな。

 

 

   明戸海岸の防潮堤遺産:M9の地震後の第一波・波高約17mが襲い、

              引き波で破壊された

  再建された「カンパネルラたのはた駅」

   レトロな駅内

   トンネルを抜けてさんてつがキター

   乗客おひとり下車

   途中の湖ではコハクチョウが・・・ 

   ***続く***