写真:2020/7/29~8/2 北海道 十勝地域
写真上:ばん馬:そりを引きながら力や速さを争う「ばんえい競馬」は
帯広市だけで行われる世界的にも唯一の形態の競馬
すでに1ヵ月前のことになりましたが、中国武漢を訪れていたWHO武漢調査チームは2/10、調査終了に際し記者会見を行いました。報道によると
⑴武漢研究所からウイルスが流出した可能性は極めて考えにくい
⑵中国が主張する「冷凍食品などを通じて海外から輸入された」には「どんな
条件でそうした状況が起きるのか具体的な調査が必要」と否定的
⑶「コウモリなどの宿主から他の生き物を介して、ヒトに感染するようになっ
た可能性が考えられる」としました。
続いて2/15、NHKは同調査チームメンバーのドミニク・ドワイヤー氏(豪シドニー大学教授・ウイルス学)に調査結果についてインタビューしました。
⑴「おととし12月に報告された初期の患者174人の詳細データを求めたが、中国側からは提供されなかった」とし、「当局から圧力があった可能性がある」と話しました。
インタビュー時間・内容が短かったのか?、NHKオンラインではその他の情報がなく、結局のところ残念ながらというか、予想どおりというか、特に目新しい情報はなかったもようです。
そしてこの結果から中国側がどう考えているのか、どういう結果にしたいのか、を推測すると、
⑴「研究所流出」は(なんとしても)避けたかった
⑵一時は自ら否定した「海鮮市場が発生源であり、動物を介してヒトに広がった」を認めた
「中国は発生源ではない」とあれほど強く言っていたし、それを証明するためにも詳細データの提出や状況説明を行うかな、と期待はしたけれどね~。見たところ、どうやら早々と「これで終了」としたかったみたい。またこの調査結果から改めてわかったのは、日本はもちろん、WHOや調査団メンバーなど世界でも「人工コロナウイルス(RNAウイルス)は(国々の上層部では?)公然の秘密」とされていることです。
一方で中国にとって別の大きな関心事が生じたのかな、と感じたのは2020/11/3に突然起きた経済の大事件です。詳細は「アリババ国有化」の前兆か…習近平政権がアント上場を阻止した理由…史上最大規模370億ドルの調達がパーに」著者:近藤 大介(「週刊現代」特別編集委員)を参照ください。
中国の巨大IT企業として名高いアリババは、創業者の馬雲(ジャック・マー)氏によって革命的に拡大し、ネット販売が「国内での爆買い状態」となったおかげでコロナ禍経済を救う一因となっています。しかし11/5に予定されていた、アリババグループ傘下の「アント・ファイナンシャル(電子決済のアリペイなど)」の香港と上海市場における同時IPO(新規株式公開)が、2日前に突然の中止!これにより史上空前の370億ドル(約3兆8300億円)の調達が吹っ飛んでしまいました。これまで当局も後押ししていたのに、なぜ急に?
トランプ元大統領との間で勃発した「5G(第5世代移動通信システム)を巡る米中戦争」では中国ファーウエイを強力に後押ししていたのにね~。あのお金大好き中国で、(まあ、誰でも好きだけど)、大金が転がり込むのをフイにするなんて、よっぽどのことだよ。どこかの時点でなにかが変わったみたい。
メディアでは「講演で当局を非難したから反感を買った」などと報道していますが、近藤氏は「…当局は中国の信用を失墜させる前代未聞の行動に出たわけだから、そこまでせざるを得なかった『もっと大きな理由』があるに違いない」と考えます。
*** 続く ***
写真上:「馬車BAR」では夜の帯広市内を「ばん馬馬車」がご案内
「ばん馬」は「どさんこ」より身体が大きくたくましい。一般に温厚で頭が良いとされるが、ヒトを載せるにはやはり選ばれた性格が必要
写真上:「うらかわ優駿ビレッジ」の北側にある「JRA日高育成総合施設」
世界的レベルの競走馬を調教する。呼ぶと近寄ってくれた!
写真下:襟裳岬への途中 コンブ漁真っ最中