写真は春に行った韓国旅行。「韓国桜紀行4日間・2013/4/6~9」<o:p></o:p>
写真上:釜山の海上に架かる「広安大橋」<o:p></o:p>
前回は、在日韓国人と朝鮮人が50~60万人在住しているという話でした。これまで特に意識していなかったあいよっこは、ガイドさんから聞いたとき、「そんなに大勢なのに、ほとんど個人的発言や目立った行動がなく、まるで目立たない感じだなあ」と思いました。
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それはある意味強力な組織力と統制力・リーダーシップがあるということかもしれません。実際に韓国メディアの報道を見ていると、「まるで日本に暮らし、日本語に精通している勢力が上層部にいるのではないか?」とも窺えるのです。
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先日の民団の会見では「東京に決まれば、喜ばしい。経済の起爆剤にもなる」と話していますが、確かに在日の人たちは日本のインフラや制度を共有する、いわば運命共同体です。日本の経済的発展が止まれば、すなわち自分たちにもかげりが生じるし、しいては韓国にも影響が出る可能性も高いです。経済的繁栄を願う気持ちは共通しているでしょう。
写真上と右:仏国寺の最も古い石造の橋と石壁
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そろそろ韓国が北や中を巻き込むようにして「反日・抗日活動」を行うことの、メリットとデメリットのバランスを考えることが、必要ではないかな? 韓国は今や必要不可欠となっている「在日組織」を、「日本と共有している」という複雑な関係を無視することはできないでしょう。
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ところでなぜ日本社会において「在日韓国人・朝鮮人」に対する差別があるのか、ということを考えると、「隠したり黙っていたりして、考え方や行動がわかりにくい」という側面もあるように思えます。よくわからない事に対して、たいていの人は不安だし、確かめたり試したりしたくなるものだから・・・。
写真;五体投地のお祈りはチベット式?
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「それは日本社会が差別するからそうなるんだ」と反論されそうですが、それこそ時代は変わり、人々の意識も変わっていきます。「どちらから変わっていくの?いつ頃から変わっていくの?(すでに陳腐?)」 その意味で冒頭のニュースは「変化の兆し」であって欲しいと思います。
写真右:慶州の宮殿跡近くの古墳。
奈良県高取町にある「韓国系渡来人古墳」に比べると、どうも公園の築山風?
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考えてみると日本在住の「在日60万人」は、大きな関心と興味と反日意識を持って日本社会に注目しているのでしょうが、それに比べると一般的に日本人はそれほど韓国に関心を持っていません。実は無視や無関心が今の状態を作ったかもしれません。
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戦争を知っている人たちは「日本がかつて統治した」という誇りと「悪いことをした」罪悪感のアンビバレンス(相反する感情)から避けたいかもしれません。反対に知らない人たちは「韓流シンガー、韓流ドラマ」などが大好きなのに、グループが解散したり、活動が中断したりで、がっかりです。国際活動や地道な交流活動を続けている人たちもたくさん知っていますが、かの国の反日行動や奇妙な理屈に戸惑っています。
写真上:釜山の繁華街市場。元気な魚屋さん。
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二つの国と在日の人たちにとって最も大事なことは、お互いに正しく理解し、認め合う、というシンプルなことにつきます。そして多くの日本人が韓国に関心を持ち、ウォッチングして、不思議なこと、非常識なこと、変なことなどを発信することこそ大事です。なにも知らなかったあいよっこでも、関心を持つと結構いろんなことがわかってきました。
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もちろんその時に重要なのは、「対等のパートナーという立場とフラットな視線で見ること、そして冷静で客観的な発信をすること」なのは言うまでもありません。<o:p></o:p>
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***続く***
写真:「海雲台(ヘウンデ)」近くの夕景