ゴールデンウィーク。春の観光シーズンを迎えていた達者。いつもよりは観光客で賑わっているのであったが、ふと海岸に目をやると、天気に誘われ出てきた親子が浜辺で戯れていた。
思わず思い出したのが浜辺の歌。砂浜に乏しい尖閣湾一帯の中にあって、ここには小砂利の浜辺が広がっている。すぐ目の前を観光船が往来する達者の海岸である。
あした浜辺を さまよえば
昔のことぞ しのばるる
風の音 . . . 本文を読む
看板を読んで改めてわかった。達者という地名の由来。達者は「安寿と厨子王」の舞台。もの悲しい話も舞台が佐渡。特に外海府であるところがよい。
辺境の地とは誇張が過ぎるが、物語を語る舞台としては似合いすぎるくらいである。県道佐渡一周線から、看板の指示に従い地蔵尊まではすぐ。達者に行くことがあったら、海の方向だけでなく、山手の方にも目を向けていただきたいものである。下記は現地での説明による。
. . . 本文を読む