団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

カネは空から降ってくる

2008年01月17日 | 太陽光発電

  第3029回で取り上げた1400万個の太陽光発電設置の話はやはりガセネタだったのでしょうか。あれからそんな話題はどこからも聞こえてきません。
  やはり日本政府に期待したのが甘かったのでしょうか。その正反対と思われるドイツの現状についての情報は日本では殆ど見ることができませんが、やっと面白い記事を見つけました。

  イザ!より

  旧東独“太陽地帯”の成功物語 「カネは空から降ってくる」

  一面の平原に管制塔や兵舎が無残な姿をさらしていた。ドイツ東部ブランディスの旧ソ連空軍基地。その跡地で今、世界最大級のソーラーシステム(太陽光発電)の建設が進んでいる。

 ソ連軍が撤退した1992年、広大な荒れ地となった跡地には、公園や住宅棟を建設することも検討された。それが頓挫して、手を挙げたのが、太陽光発電会社ユビ・ソーラーだった…中略

  これらの新興企業の急成長で、両地域を中心に約5万人を雇用する太陽光発電産業が将来、ドイツの基幹工業の自動車産業(約75万人)をしのいで主力になるとの見方も出始めている。

 ソーラーバレーの優良企業、Qセル社の幹部は「ソーラー産業は(収益、倫理両面で)セクシー(魅力的)。私たちの星(地球)を救うためにも価値ある貢献をしたい」と意気込む。

 旧東独地域は統一後、旧西独地域のお荷物となり、“二級地域”とまでいわれた「屈辱の歴史」(旧東独住民)を持つ。それが今、「(旧東独地域の)ザクセン州、チューリンゲン州、ブランデンブルク州、ザクセン・アンハルト州が世界で最も有望なソーラー関連産業の密集地」=カーステン・ケーニヒBSW会長(37)=へと変貌(へんぼう)している。

 太陽のようにドイツの将来を照らし始めたソーラー産業は、冷戦後に辛酸をなめてきた旧東独地域の「成功物語」でもあるのだ。(ベルリン 黒沢潤)

  やっぱり太陽光発電に沸いているんですね。このドイツの状況は本来なら日本であるべき姿だったと言っても良いのじゃないでしょうか。
  予算の傾斜配分で太陽光発電を日本の基幹産業として育てることもできたはずです。そうなれば、何度も言うように日本は世界のエネルギー大国になれたはずです。当然、雇用も増え今の二極化やワーキングプアの問題も解決できていたはずです。

  こんな千載一遇のチャンスをみすみす逃した今の日本政府の怠慢はどんなに非難されても仕方ないでしょう。

悔しいですね!